2023年09月23日

関東大震災 高崎の虐殺事件

前回、関東大震災の混乱下に於ける流言飛語により起きた、倉賀野朝鮮人虐殺事件をご紹介しました。

その流言飛語の源は、震災翌日の九月二日に内務省が各県知事に発信した次のような電報だったことが分かっています。
東京附近ノ震災ヲ利用シ、鮮人ハ各地ニ放火シ、不逞ノ目的ヲ遂行セントシ、現ニ東京市内ニ於イテ爆弾ヲ所持シ、石油ヲ注ギテ放火スルモノアリ。
既ニ東京府下ニハ一部戒厳令ヲ施行シタルガ故ニ、各地ニ於テ充分周密ナル視察ヲ加エ、鮮人ノ行動ニ対シテハ厳密ナル取締ヲ加エラレタシ」

これにより県内各市町村に「鮮人警戒」の通知がされ、虐殺の実行部隊となる「自警団」が編成されることになります。
そのさ中、九月四日の上毛新聞は、「不逞鮮人侵入」の大見出しで人々の恐怖を煽ります。


高崎では、こんなことがあったと載っています。

それは本当に爆弾だったのか。
桐生では、爆弾だと思ったら握り飯だったなどという、笑い話のような事件も起きています。


ことほど左様に人々は恐怖にかられパニックになっており、各地で朝鮮人が、あるいは朝鮮人と間違われた日本人が虐殺されるという事件が多発します。

これに驚いた県は、一転火消しに走ります。


煽った新聞は、十月も下旬になってからようやく各地の虐殺事件の顛末を報じるようになります。



当時、ラジオ放送はまだ行われていませんでした。(ラジオ放送開始は大正十四年)
情報は行政通達、新聞、口伝えで得るしかない時代の話です。
その情報伝達手段が、すべて間違えていた訳ですから、この悲惨な事件を防ぐのは難しかったのかも知れません。

それでも、朝鮮の人を匿って助けた日本人も、少なからずいたのです。
猪上輝雄氏著「藤岡での朝鮮人虐殺事件」(藤岡事件)には、このような証言が載っています。
「わが家に朝鮮人をかくまった」
『名前は朴さんと言いました。
私の父は邑楽郡高島村の出身ですが、同じ郷里から来ていた藤岡警察署の警察官で、名は忘れましたが小宮という人がいたのです。
その小宮さんが私の家に来て、朴という朝鮮人をかくまってくれと頼んできたらしいのです。
朴さんは警察署の近くにあった木賃宿に泊まっていて、飴売りを商売にしていたようです。
私の母がいつも朴さんと呼んでいたのをよく覚えています。』

『私は義父から、関東大震災の時、朝鮮人をかくまった話をよく聞かされました。
新町方面から逃げてきた二、三人の朝鮮人を正面の門から屋敷の中に入れ、家の中にかくまい、群衆に気付かれないよう裏門から倉賀野方面に逃がしたとのことです。』


このような歴史から、我々現代人は何を学ぶべきか。
ひとつには、嘘はさも真実のような顔をしてやってくるということ。
もうひとつは、人間は、とかく多数の言うことを正しいと思い込んでしまうということ。

ならば、大勢がそうだそうだと言ってる時は、敢えて疑ってみること、集団から離れてみることが大切なのではないでしょうか。
そして、自分の目で見て、調べてみて、考えてみることでしょう。

いや、それもまた難しいか・・・。

そういうことを考えるよい題材となる映画が製作されました。

9月29日(金)からシネマテークたかさきで上映されます。


  


Posted by 迷道院高崎at 06:00
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2019年08月21日

号外! 江戸・明治・令和の高崎ジオラマ展

「長野堰を語りつぐ会」が、また面白い企画展をやってます!


高崎市役所でやってるんですが、会場に中2階ロビーをあてがわれちゃったんで、ちょっと残念。
通りすがりの人は、気が付かないでしょう。

1階ロビーか、21階の展望フロアを使わせてほしかったですね。

これが、新作のジオラマ「令和の高崎」

榛名町から新町までの全高崎市が俯瞰できる、素晴らしいジオラマです。

このジオラマをつくり始めた頃から、ずっと見させて頂いてました。
≪2019年2月8日≫


≪2019年2月19日≫


≪2019年4月11日≫


≪2019年7月9日≫


メンバーの技術はもちろん、思いを実現するための知識と情熱、そしてこだわりと工夫、ほんとうに頭が下がります。

新作ジオラマは、小さな子どもも興味津々。


江戸時代のジオラマは、歴史好きの方々が離れようとしません。


よくつくったなぁ、と感心するのが、地区ごとの写真入り年表。

各地区の支所に、ぜひ掲示してほしい逸品です。

ジオラマ展に行くともらえるお得なものが、「オール高崎知りたいマップ」

高崎市全域の文化施設、名所旧跡などが一枚にまとまっています。
胸ポケットにもスッと入るサイズになっていて、訪問した日を記入できるようになっています。
全箇所制覇を狙ってみてはいかがでしょう。

これも、いいです。

高崎の歴史的出来事を分野別にした年表、町名成立の年表、高崎の地図の変遷などが一枚にまとめられた「郷土史要約版」
これだけのデータを調べようと思ったら、いろんな本を何冊も読まなければなりません。

ということで、「江戸・明治・令和の高崎ジオラマ展」、ぜひ行ってみて下さい。
8月27日(火)までです!


  


Posted by 迷道院高崎at 12:14
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2019年08月11日

号外! 歴民企画展「さかずきに映った高崎」開催中!

また、高崎市歴史民俗資料館で面白い企画展やってます。


いつもながら、勉強になります。




「兵隊さかずき・・・」というタイトルではありますが、高崎のかつての有名料理店の盃や、芸者さんの盃、子ども茶碗など興味深いものもたくさん展示されています。



私が「おっ!」と思ったのはこれ。

「高崎館 寿美余志」は、高崎の浮世絵師・一椿斎芳輝の養子が開いた駅前の旅館・割烹。
そのまた子が開いたのが、「錦山荘」「宇喜代」です。
  ◇駅から遠足 観音山(35)

もうひとつ、「おっ!」と思ったもの。

「清香庵」の亭主は学問好きで、本を片手に読みながら鰻を焼いていたと言います。
  ◇駅から遠足 観音山(37)

まだあります。

「岡源」については、こんな話があります。
  ◇駅から遠足 観音山(3)

その話に関係している盃が、これなんじゃないかなって思うんですが・・・。

読めない文字もあるのですが、こう書いてあるみたいです。
子寶の 三番素ふ續きし 孫々の
       三夫婦揃ふ 家そ免てたき

「子宝の 三番叟(さんばそう)続きし 孫々の
 三夫婦揃う 家ぞめでたき」
かな?

高崎にこのように多種多様な盃が生まれたのは、歩兵第十五連隊があったことと関係があるのは間違いありません。
連雀町にある「さいち民芸店」のご主人から、田中友次郎著「大手前の子」「盃屋」の話が載ってたよ、と教えて頂きました。
坂東日報の向こう側(東側)に盃屋があった。
秋の頃、除隊を控えて、そこの店先の作業場では、日章旗の星章を組ませた沢山の盃に、真かきで細い文字を書き入れたりしていた。」
兵隊からの需要が少なくなる季節には、商家などからの注文を捌いていたのでしょう。


それにしても、よくこれだけの数の盃が歴史民俗資料館に残っていたものです。
また、それを掘り起こしてくれた、学芸員の大工原美智子さんには心から敬意を表します。

その大工原さん自身、見つけて驚いたというのが、これ。

古城塁研究家の山崎一氏の「軍用行李」です。
山崎一氏の素晴らしい歩測技術は、兵隊に行って身に付けられたものだとか。

ぜひ、歴史民俗資料館へお出かけくださいませ。
きっと、あなただけのお宝が発見できると思いますよ。
9月1日までです。


【高崎市歴史民俗資料館】



  


Posted by 迷道院高崎at 07:46
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2019年04月11日

号外!群テレで高崎五万石騒動!

ついに、群テレ「高崎五万石騒動」が取り上げられます。



再々放送までありますので、皆様、ぜひご覧ください!


  


Posted by 迷道院高崎at 10:58
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2019年03月28日

号外! 郷土玩具津々浦々展

またまた歴史民俗資料館で、面白い企画展やってますよ!




歴史民俗資料館からの「ごあいさつ」より。
日本全国津々浦々の郷土玩具は、江戸から明治時代頃に、その土地で容易に得られる素材を活かした紙、土、木、藁などを使って作られるようになったといわれています。
その多くに無病息災や商売繁盛などの願いや祈りが込められていることから、その地方の風土や歴史を知ることが出来ます。
今回の企画展では、郷土玩具を通じて人々の暮らしに根付いた日本の伝統や歴史を知る機会となり、皆様に日本全国津々浦々を旅するように楽しんでいただければと思います。」

流石だなぁって思ったのは、玩具の種類別ではなく、都道府県別に展示されてるってことです。
北の国から南の国へ移るにつれて、徐々に素朴から陽気に変化していくようなのが感じ取れて、面白かったです。

個人的に面白いと思ったのをいくつかご紹介。
字を書こうとして穂先を下にすると、軸の頭から人形が飛び出すんだって。
付け爪に使ったら、ウケそう。
「めんこ」って、そういうことだったんだ。

他にも、珍しいもの、面白いもの、いっぱいありますけど、ぜひ行って自分で見つけてみて下さい。


【高崎市歴史民俗資料館】


  


Posted by 迷道院高崎at 08:11
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2018年11月22日

号外!歴民企画展「高崎人まつりの記録」

ここんところ、矢継ぎ早に号外の発行が続いております。
みなさんにお知らせしたいイベントが目白押しでして。

今日は、高崎市歴史民俗資料館の企画展のご案内です。


プロデュースは、私が尊敬してやまない大工原美智子さん。
いつもながら、そのセンスの良さと掘り下げの深さには、感嘆するばかりです。


無料で頂ける展示資料は、高崎の祭りの歴史や謂れ、高崎城下の年中行事などがわかり易くまとめられています。
本当なら何冊もの歴史書を読まなければならないところを、これ一冊で知ることが出来るという有難い冊子です。

7月の「長野堰用水展」でお披露目された「頼政神社例大祭」のジオラマは、実は今回の企画展のために制作されたものです。


「長野堰を語りつぐ会」さんとさんの力作です。
7月に見逃した方は、いま見ることが出来ます。

みなさん、ぜひ足をお運びください。
12月2日(日)までです。
見逃すと後悔しますよ!


【高崎市歴史民俗資料館】



  


Posted by 迷道院高崎at 11:55
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2018年11月20日

号外!連雀町の百年写真展開催中!

連雀町にある、安政三年(1856)創業の「樋口陶器本店」


今そこで、「連雀町の百年懐かしい写真展」を開催中です。



既存の写真集には載っていない、貴重な写真が展示されていますので、必見です。
また、今は手に入らない昔の陶器が格安で売り出されています。

展示期間は、今月30日(金)までの予定です。
お見逃しなきよう、ぜひ足をお運びください。


【樋口陶器本店】



  


Posted by 迷道院高崎at 15:26
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2018年10月30日

号外!お茶の水村園で秤の展示会開催!

本町の茶舗「水村園」で、秤(はかり)の展示会が開催されます。
その名も、
  「蔵の中に眠っていたハカリが歴史を語りはじめる」


記事の写真は「上皿竿秤」という種類ですが、展示会ではその他様々な種類の秤が展示されます。
何しろ、以前は売るほどあったんですから。


準備は着々と進んでいます。



中では、美女二人がディスプレイの真っ最中。


実は、歴史民俗資料館の大工原美智子さんが、展示のお手伝いをしてくれています。
素敵な大工原ワールドが、水村園の中に展開されることでしょう。
見逃すと勿体ないですよ。
ぜひ、お出かけください。

期  間: 11月1日(木)~30日(金)10時~15時
 (日曜・祝日・第2土曜・第4土曜は休み)
入場料: 無料
イベント: お茶の計量体験
14日(水)、21日(水)、28日(水)
10時~11時30分
体験者には、水村園オリジナルほうじ茶ティーバッグ(5g入り6袋)プレゼント

そうそう、11月1日が「計量記念日」で、11月が「計量強調月間」ということで、高崎市役所一階ロビーにも、歴史民俗資料館から出張してきた度量衡機器が展示されています。
ぜひ、市役所まで足を延ばしてみてください。


そして、どうせそこまで来たんなら、大信寺にある高崎秤座当主・守随彦三郎のお墓も見に行ってみましょうよ。


どうぞ、お楽しみを!

【水村園】

【守随彦三郎のお墓】


  


Posted by 迷道院高崎at 07:32
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2018年07月23日

号外! 長野堰用水から見た高崎展

とにかく素晴らしいので、ぜひ行ってみてください!


企画展を開くたびに、新しい視点と深い洞察、それを分かりやすい展示で示してくれる「長野堰を語りつぐ会」のみなさんですが、今回もまたやってくれました。

目玉のひとつは、「昔の測量方法」の解説模型です。


なんでも、毎回展示会をするたびに、「昔、長野堰を造れるほどの測量技術があったのか。」という質問を受けるので、文献を調べ、模型を作って、自分自身が確信できるまでに至ったということです。

もうひとつの目玉は、「頼政神社例大祭絵巻」のジオラマです。


新編高崎市史の小さな口絵写真をもとに、立体的なジオラマを作ったこともすごいことですが、その作業の中で高崎の殿様と庶民の関係、高崎の大火との関係、現在の「高崎まつり」の意義にまで及ぶ、深い洞察力にも驚かされます。

その他、高崎の歴史を多様な視点でまとめた写真年表など、見どころ満載の企画展です。
ぜひ、高崎シティギャラリーへ行ってみてください。
行かないと、損しますよ。

明日、7月24日(火)午後5時までです。  


Posted by 迷道院高崎at 15:24
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2017年11月15日

号外! 歴民企画展「製麵機」

いま、「高崎市歴史民俗資料館」で面白い企画展やってます!



行ってきました。


展示室には、いろいろな形をした「家庭用製麵機」が展示されています。
そこは学芸員・大工原美智子さん企画ですから、ただ単に「製麵機」が並べられてるだけではありません。
「製麵機」のルーツ・歴史から、現代の意外なものへの応用まで、いつもの大工原ワールドが展開されています。
詳しくは、ぜひ現地でお楽しみください。

11月5日は、フリーライター・玉置標本さんの講演「群馬県民が愛した家庭用製麵機の世界」がありました。


プロフィールにもあるように、友人が「家庭用製麵機」で作ってくれたラーメンを食べて感動し、即ネットオークションで「製麵機」を購入したのをとっかかりに、以後どっぷり嵌まり込んで、今では「趣味の製麵」という雑誌を発行するまでになったという方です。

今回の企画展も、玉置さんが歴史民俗資料館に保存されている「製麵機」を見に来たことから、大工原さんと意気投合して実現したようです。

今回展示されている「家庭用製麵機」の内、13台は玉置さんのコレクションをお借りしたそうです。
それぞれの説明板を読んで、じっくり見ると「製麵機」の奥深さに驚かされます。

企画展は、11月26日(日)までです。
ぜひ、足をお運びくださいますように。

そうそう、玉置さんは11月17日(金)の「タモリ俱楽部」に出演されるそうです。
こちらも、どうぞお見逃しなきよう。


【高崎市歴史民俗資料館】



  


Posted by 迷道院高崎at 08:50
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2017年10月22日

不幸だった道標 「國道九號線」

先日、「幸福の道標 左道通行」の記事を書きましたが、実はその真逆の「不幸な道標」があります。

飯塚町の一貫堀に架かる「清水橋」の親柱、そしてそれは、高崎の歴史を語る「國道九號線」の道標でもありました。

8年前の記事をご覧ください。
   ◇高崎に国道9号線?

この親柱、つい最近まであって、ストリートビューにも残っているんですが・・・。


いつの間にか、なくなっちゃいました・・・。


どうも、昨年から今年にかけての橋改修工事で、撤去されてしまったようです。

高崎土木事務所へ電話して、親柱はどうなったのか問い合わせたところ、「区長さんからの要請もあって、塚沢公民館に保管されている。ただ、撤去時に破損したものは廃棄した。」ということでした。

早速、塚沢公民館へ行ってみました。
主事さんのご案内で保管してあるという場所へ行ってみると、外階段の下に置いてはあったのですが・・・。


肝心の「國道九號線」と刻まれた親柱は、廃棄されてしまったようです。

もしも土木事務所の担当者が、あるいは工事業者が、「これは何か大切なものじゃないか。」と思ってくれていたら、破損しないように注意しながら作業してくれたんじゃないでしょうか。
例え破損してしまったとしても、つぎはぎして復元してくれたんじゃないでしょうか。

そういう人のご縁を得た「左道通行」の道標に比べ、ご縁を得られなかった「國道九號線」の道標は誠に不幸でありました。

8月の上毛新聞「ひろば」欄に、こんな投稿がありました。


羨ましい話です。

ただでさえ少なくなってしまった高崎の歴史を、これ以上捨ててしまうことがないようにしたいものです。
高崎の行政に携わるあらゆる人達に、そしてこれからの高崎に生きていく子どもたちに、高崎の歴史を伝えていく必要性を、強く、強く思う日々であります。


【清水橋】



  


Posted by 迷道院高崎at 07:31
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2017年05月10日

号外!歴民企画展「長野堰用水」

5月9日、高崎シティギャラリーで、長野堰用水のDVD上映会が開催されました。



このDVDは、昨年11月8日「世界かんがい施設遺産」に登録されたのを機に、富岡賢治市長の勧めもあって制作されたものです。


なかなかよくできたDVDで、市内の各小学校に配布されて教材として活用されるということです。
子どもたちが高崎の歴史を知るよいきっかけになるのではないかと、喜ばしく思っています。

ホールには、「長野堰を語りつぐ会」の方々が魂を込めて作り上げたジオラマが展示され、大勢の人が時間も忘れて見入っていました。


これがまたすごいジオラマで、昨年つくった高崎城下町のジオラマに加え、今年は明治時代の高崎を実に細かいところまで表現したジオラマを新作していました。



ジオラマ展示はDVD上映会当日だけだったので、このブログを見て残念に思ってる方もいるんじゃないでしょうか。

そんな人に朗報です!
5月12日(金)から28日(日)までの期間限定で、高崎市歴史民俗資料館「長野堰用水」の特別企画展が開催されます。
もちろん、ジオラマも展示されます!


今日行ったら、美人学芸員の大工原美智子さんが、おおわらわ(?)で準備していました。


どんな大工原ワールドが出来上がるのか、今から楽しみです。
みなさんも今度は見逃さないよう、ぜひ歴史民俗資料館へお出かけくださいますように。


【高崎市歴史民俗資料館】



  


Posted by 迷道院高崎at 17:42
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2017年02月09日

なっからおもしろい上州弁

2月5日付上毛新聞社発行の「週刊子ども新聞 風っ子」で、上州弁の特集が組まれました。



その中で、迷道院高崎オリジナル「上州弁手ぬぐい」を取り上げて頂きました。
ありがとうございます。


「若ぇ世代は、はぁ上州弁なんか知りゃしねぇよ。」という声もよく聞きますが、私はそうでもないんじゃないかと思っています。
若い人たちに「知らずに上州弁使ってるもんなんだいね。」というと、「そーなーん?」とけげんそうに言います。
そこですかさず「それ、りっぱな上州弁だよ。」というと、大笑いしてくれます。

いま、保渡田町の「土屋文明記念文学館」で、「方言の豊穣、文学の実感」という企画展が開かれています。
その土地に住む人々の苦しみや哀しみや、喜びや情愛、そして歴史を表現するには方言によるしかないということがよく分かる展示で、とても面白かったです。


明治以降、標準語の普及を進めるために「方言撲滅」「方言矯正」が行われ、地域の学校によっては方言を使うと「方言札」という木札を肩から掛けさせる罰則まであったそうです。
しかし今や、方言はりっぱなブランド、宝物です。
これを活かさない手はありませんよね。

高崎市在住の漫画家・井田ヒロトさんの「お前はまだグンマを知らない」が、3月6日(3月7日午前0時59分)から日本テレビで実写版ドラマ化され、さらに映画化までされるそうです。


群馬県民自身が、「まだグンマを知らない」と笑われないようにしないと、あんべーがわりーやいね。


  


Posted by 迷道院高崎at 12:32
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2017年02月01日

号外!「明治四十三年 高崎案内」展

高崎市歴史民俗資料館で、またまた素晴らしい企画展が開催されています。



「高崎案内」は、上野日日新聞社の記者をしていた早川愿次郎(はやかわ・げんじろう)編著による、高崎の歴史・観光・商工業・官公庁などを網羅した、いわば「高崎総合案内ハンドブック」です。


この早川愿次郎という人、じつに興味深い人物でして。
「隠居の思ひつ記」でも、たびたび登場して頂いております。
小栗上野介研究の先駆者
           → ◇八重の桜と小栗の椿(9)
早川愿次郎の生涯
           → ◇例幣使街道 寄道散歩(4)
高崎本町の小栗上野介機密費
           → ◇例幣使街道 寄道散歩(5)
疑義「小栗上野介父子之墓」
           → ◇例幣使街道 寄道散歩(14)
早川与六家の小栗上野介機密費
           → ◇例幣使街道 寄道散歩(19)
疑義「高崎」という地名
           → ◇駅から遠足 観音山(7)

さて、企画展の話に戻りましょう。
今回の企画展が素晴らしいのは、単にその「高崎案内」の紹介にとどまっていないことです。

展示室のど真ん中に、まだ高崎「高崎宿」だった明治九年(1876)の宿内測量地図が広げてあります。
私も初めて見る地図なので、興味津々、とても一度では見切れません。

そして展示室にぐるりと置かれたガラスケースの中には、明治の45年間の出来事を一年ごとに表現したという、真多呂人形46体が展示されています。
嬉しいことに、企画展のパンフレットには、その全ての写真が印刷されています。

そしてさらに嬉しいお土産が頂けます。
それは、今は入手困難な「高崎案内」の復刻版です。
学芸員の大工原美智子さんが、原本の全文をWORDに入力し、写真や広告までコピーして、読みやすくA4版に編集してくれたものです。

この機会、逃したらそれこそ口惜しいことになりますよ。
ぜひ、お出掛け下さいませ。




【高崎市歴史民俗資料館】



  


Posted by 迷道院高崎at 07:41
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2017年01月19日

号外!「60年前の写真展」水村園 続報!

今朝UPしたばかりですが、続報が入りました。
展示されている写真の解説会が催されます。
解説者は、元高崎市民新聞の代表取締役をされていた新井重雄さんです。
(ちいきしんぶん 1月20日号)

また、「水村園」さんでは、これを機に店舗の一部をミニギャラリーとして使っていきたいということです。
実に嬉しいことです。

「水村園」さんだけでなく、高崎中のお店がみんな個性のある「町かど資料館」になってくれたら、もっともっと嬉しいです。
高崎の町並みからは、昔をしのぶ風景はほとんど消えてしまいましたが、どこのお店でも一歩中に入るとそこに昔の高崎がある。
そんな町になったらいいなぁと思いませんか。


  


Posted by 迷道院高崎at 20:13
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2017年01月19日

号外!「60年前の写真展」水村園

いつも懇意にして頂いてる高崎の老舗茶舗・「水村園」さんで、素晴らしい写真展が開かれています。


で、行ってきました。


けっして広いとは言えない店内ですが、やりくりをして展示スペースを設けた思いの深さが伝わってきます。



取材をさせて頂いている間にも、「新聞を見て来たんですが。」と言ってお見えになる方が、次々にいらっしゃいました。

高崎市民はもちろん、高崎以外の方も、きっとその時代のことを懐かしく思い出すに違いありません。
ぜひ、お出掛け下さいますようお勧め申し上げます。

また、この展示会をきっかけに、高崎の旧家や商店それぞれが、小さな「街かど資料館」となることを期待しております。

【水村園】



  


Posted by 迷道院高崎at 11:45
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2016年11月08日

号外!藍染め体験講座のご案内!

高崎の誇る藍染染色家・みずむらやよいさんの手ほどきで、本格的な藍染めが体験できる講座が、吉井公民館で開催されます。



今回の講座では、今話題の「上野三碑」から、「多胡碑」とその碑文から「給羊」の二文字を染め抜き、可愛らしい巾着に仕上げるというものです。

受講者以外、絶対に手に入らないという、貴重なお宝になります。

希望する方は、とにかく早く申し込んでください!



【吉井公民館】

  


Posted by 迷道院高崎at 21:27
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2016年06月23日

号外! 「長野堰用水と高崎の歴史展」明日から!

「長野堰用水と高崎の歴史展」が、明日から高崎シティギャラリーで開催されます!



今回の見ものは、何といっても「高崎城下町のジオラマ」でしょう。


とにかく、この「長野堰を語りつぐ会」の会長・中嶋宏さん、長野堰への思いの強さ、深さは並外れています。
また、その中嶋さんの思いを実現させるために、あらゆる応援を惜しまぬお仲間の皆さんの力も、並外れています。

昨年の長野堰展も実に素晴らしいものでしたが、今年は「世界かんがい施設遺産」候補に選出されたこともあって、なお一層力が入っているようです。

みなさん、ぜひ出かけてみて下さい!

 ・日時:平成28年6月24日(金)~6月28日(火)
      午前9:00~午後5:00
 ・場所:高崎シティギャラリー 第2展示室
 ・入場無料

【高崎シティギャラリー】



  
タグ :高崎長野堰


Posted by 迷道院高崎at 10:12
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2016年06月22日

号外! 高崎てぬぐい繫盛記展 開催中!

高崎市歴史民俗資料館の平成28年度企画展、開催中です!
今回は、「染め抜かれた高崎」というテーマです。


パンフレットの表紙は、山下清「高崎花火大会」です。
複写禁止ということなので、ぼかしてありますが、観音山と観音さまだけはそのままにさせて頂きました。
で、これ、手ぬぐいになってるんです。
ぜひ、資料館で実物をご覧ください。



沢山の手ぬぐいは、学芸員・大工原美智子さんの豊かなセンスと鋭い視点で、テーマごとに展示されています。
 ・高崎の祭り
 ・高崎の町並み
 ・高崎と鉄道
 ・高崎の近代化
 ・高崎の心

きっと、展示された手ぬぐいの枚数と、珍しい手ぬぐいの数々にびっくりされることでしょう。
それに、頂けるパンフレットと説明資料は、他では手に入れることのできない貴重な資料となるでしょう。

それから、今回は、更に見ごたえある手ぬぐいが特別展示されてます。
安藤広重「東海道五十三次」のカラフルな手ぬぐいが、ずらっと飾られてるんです。

ということで、「高崎てぬぐい繫盛記2 ~染め抜かれた高崎~」展のご紹介でした。
どうぞ、お出かけください。

 ・平成28年6月4日(土)~9月4日(日)
 ・開館時間:午前9時~午後4時
 ・休館日 :月曜日(ただし7月18日は開館)、
        7月19日(火)、8月12日(金)
 ・入館無料

【高崎市歴史民俗資料館】
高崎市上滝町1058 ☎027-352-1261



  


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2016年03月27日

祝!名所旧跡案内板設置完了

ひとまず、よかった、よかった!
高崎の名所旧跡に、新しい案内説明板が設置されました。



2年前に町内会に設置箇所の募集をしていて、192ヶ所の応募があった中から183ヶ所を選定したということです。
実は、募集が始まった時にもブログ記事にしたのですが、「嬉しいような・・・話」という、微妙なタイトルにしました。

案内板が設置されるのはもちろん嬉しい話なんですが、町内会に丸投げは如何なものか。
町内会によるばらつきが出て、設置すべきところに設置されないということが起こるのではないかと心配したのです。

はたしてその心配は、当たってしまったようです。
183ヶ所のリストを見ると、高崎城に関するものは一件もありません。観音山に関するものも、一件もありません。
一件もです。

対して、以前から地道に郷土史研究活動をしていた町内会からの応募数は多く、その設置個所も的を射ています。

市観光課は、これから看板設置場所のマップを作る予定とのことですが、その前に、今回漏れてしまった名所旧跡の穴を埋めていって欲しいと思います。
それには、郷土史家の先生方の指導を受け、観光課自らが主体となって、候補地を決めていくことが必要でしょう。

ま、とりあえず、新聞記事に取り上げられた名所旧跡の場所を、地図で示しておきましょうか。

【清水善造生誕地】


【旧県工芸所の塀】


【高崎電気館】


【高崎小学校(高崎学校)跡】