2014年02月09日

「高崎茶話会」どうでしょう?

前橋気象台発表によると、平成十年(1998)以来16年ぶりに30cmを超える記録的な大雪だそうです。

そんな大雪が降りしきる夜の、九蔵町「JJ&BBカフェ」

昨夜の、懐かしの「復活ニュー東京バンド」ライブの大盛況が嘘のように、ひっそりと静まり返っています。

この日の大雪をものともせず集まった5人の男たち。

アルコールを前にして、何やら難しい顔をしています。

ま、たまたまそんな瞬間を撮ってしまっただけですが。

この日の話題は、もっぱら町づくりのありかたについて。
侃々諤々と言いたいところですが、途中、なぜか子づくりの話にまで及んで、和気藹々と。

他所から来て高崎の街歩きをしている人を、最近よく見かけるようになったねぇ。

本町のあるところを借りて、あることをする計画が、今進んでるんさね。

これから高崎の駅周辺は、嫌でも沢山の人が来るようになるよ。そのことを踏まえてどういう町にしていくかということを考えなくちゃね。

ホテルは滞在型ホテルが必要だし、滞在期間中に楽しめる施設や夜の繁華街を整備することも、今から考えておかなくちゃね。

観音山をもう一度、観光地として整備していくべきだという声が出てる。

まち歩きをしてる人から、「おきりこみはどこへ行けば食べられるか。」と聞かれることが多くなった。高崎の食文化をもっと検討すべきだよ。

昔の人がやっていた町づくりが、ある時ぷつんと途切れてしまったように思う。町づくりは町の人自身が主導していかなくちゃ。

若者の意見をもっと聞きたいよね。

昔の高崎の町づくりに関わった人や、いま関わっている人たちの話を聞いてから、みんなでいろんな意見を出し合うのもいいと思う。

coco.izumiやJJ&BBがそんな場になるといいね。


その他、いろんな話が出ましたが、とても書ききれません。
昭和24歳さんのブログと、いちじんさんのブログもご覧ください。

とてもいい集いになったと思います。

そういえば、ちょうどこの日の上毛新聞にこんな記事が載っていました。


松井田でも、同じような活動が始まっていたんですね。

高崎には、町づくりに関わっている人や団体、研究している学者や学生、関心を持っている市民・議員・行政マンも沢山いるはずです。
今は、その人達がてんでんばらばらに活動していて、一堂に会して話し合う場がないように思います。

明治後期の高崎では、青年実業家を中心に「同気茶話会」というのが結成され、高崎の経済活動を始め、教育、行政の面でも大きな提言力・行動力を発揮したそうです。
記録すべき大雪の夜に始まった「高崎茶話会」が、いろいろな人を巻き込みながら、高崎の町づくりを考える場になればいいなと思っています。


  


Posted by 迷道院高崎at 12:49
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2014年02月13日

「高崎どどいつ部」どうでしょう?

ここはどこだ、coco.izumi

上州テレビ「高崎わたしばなし」が面白い!でご紹介しましたね。

今宵12日は、「どどいつナイト」の第一回。

都々逸といったらこの人、お馴染み柳家紫文師匠が、三味線をマーカーペンに持ち替えて、まずは都々逸基礎講座。

都々逸の祖は、江戸末期に活躍した都々逸坊扇歌(どどいつぼう・せんか)という寄席芸人だそうです。

都々逸七・七・七・五で唄われるけど、このリズムは俗謡の基本形だから、都々逸だと思われてないものも七・七・七・五になってるのが多いということです。
 「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は 百合の花」
 「めでためでたの 若松さまよ 枝も栄えて 葉も繁る」
 「どこの誰だか 知らないけれど 誰でもみんな 知っている」
高崎では有名な
「お江戸見たけりゃ 高崎田町 紺の暖簾が ひらひらと」
も、七・七・七・五

じゃ、みなさんも都々逸をつくってみましょうよ、ということで、みんなでお題を出すことに。
「高崎」 「大雪」 「いわし」 「オリンピック(五輪)」 「連雀町」 「からっ風」 「かみなり」 「風邪」 「桃」 「お墓」
と、十のお題が出そろいました。

勢いでFacebookの「参加」ボタンを押してしまったという、10人の面々。
きっと頭の中は、七・七・七・五でフル回転。

紫文師匠は、手持ち無沙汰。

さ、発表ですよ!

トップ引きは、
 「信号待ちで ミニスカ発見 
         吹けよ吹くんだ からっ風」

紫文師匠の絶賛に、「あぁ、これでいいのか。」と安心したメンバーが、俄然後に続きます。

 「降ったよ大雪 高崎真っ白 
         車動かず 腹減った」
 「雪をかきかき 汗をかきかき 
         目指す先には 朝ビール」
 「あんな大雪 一生一度 
         輪になり語る 保育園」
 「トリノ五輪が 4年前だと 
         思い込んでた さっきまで」
 「高崎連雀 中山通り 
         今宵幕開け どどいつ部」
 「ちょっと風邪気味 微熱があるの 
         ほんとは隣の 君のせい」
 「ボードのように 滑って廻る 
         姑怒って パーフェクト」
 「山の大雪 帰れぬ家路 
         泊った会社の 床で寝る」
 「風邪を引いたら 寝てればいいに 
         起きて働く 貧乏人」


みんな、大いに笑って打ち解けました。
次回のお題と日にちを決めて、大成功の内にお開きに。

このまま別れがたいメンバーは、そろって田町の屋台村「恋文横丁」へ繰出します。
頭の中では、まだ七・七・七・五が駆けずり回っているようでしたが、話題はいつか町づくりにも。
いろんな立場の、いろんな年代、いろんな地域の人と話ができました。

これって、言ってみれば「高崎茶話会どどいつ部」じゃない?
次回が楽しみになりました。
みなさんも、どうぞ気軽にご参加くださいな。

【次回予定】
 ・日時:3月12日(水) 19時~
 ・場所:coco.izumi
 ・参加費:1,500円
 ・次回のお題
  「卒業式」 「ひなまつり」 「耳」 「花粉症」 「消費税」
  「春」 「何だった」 「薄着」 「引越し」

  ◇Facebook「高崎どどいつ部」


【coco.izumi】




  


Posted by 迷道院高崎at 21:37
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2014年02月27日

「歌声喫茶」どうでしょう?

過日、JJ&BBカフェ「ニュー東京オールスターズ」のライブがあった時、迷道院の目の前に座っていたのが中野とし子さんでした。

ご自宅で「歌声サロン」というのを開いてらっしゃるというのは、以前から知ってはいたのですが、JJ&BBカフェでお会いしたのを機に、行ってみることにしました。

この日はそうですねー、40人以上は集まってらしたでしょうか。

広いリビングで、ピアノやドラムにアコーディオンという豪華な伴奏に、とし子さんのリードで歌います。

むかし、中央銀座の薬屋さんの2階に「風」という歌声喫茶があって、中学生だった頃には通い詰めたもんです。
ブログを始めて間もない頃、こんな記事を書いています。
  ◇歌声喫茶「風」

みんなで同じ歌を一緒に歌うというのは、いいもんです。
それも、日本の唱歌や流行歌、ロシア民謡に韓国民謡、中国の歌も歌えばアメリカのカントリーソングも歌う、カンツォーネだろうがラテンだろうがお構いなし、労働歌を歌い反戦歌を歌うかと思えば軍歌まで歌う・・・、とにかく、性別も年齢も職業もイデオロギーもみんな超越して、いろんなジャンルの歌を一緒に歌うんです。
それが、かつての「歌声喫茶」の世界でした。

そんなことを思い出しながら、この日リクエストしたのは「風」でおぼえたこの歌。
♪ しゃれこうべの歌 ♪



←5月までの「うたごえの集い」の予定です。

「サロンなかの」には、まだまだ新しい人が集まってきそうな雰囲気で、その内リビングからはみ出してしまうのではないでしょうか。

新(あら)町の赤羽楽器店でも月2回ほど「歌声喫茶」を開いているそうですが、「音楽のまち高崎」としては町なかにもっとあってもいいように思います。

「あすなろ」とか「JJ&BBカフェ」とか「coco.izumi」とか「福カフェ」とか、できそうな場所は結構あるような気がしますけど。
そして欲を言えば、懐かしの歌声喫茶「風」が復活できたなら、どんなにか素敵なことでしょう。


  


Posted by 迷道院高崎at 09:30
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