2022年04月30日

隠居の控帳 図書館騒動

やっぱり、図書館ってこういうことをやるんだな。


だから、隠居の思い過ぎじゃなかったんだと思う。

「図書館の自由に関する宣言」(抜粋)
図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することをもっとも重要な任務とする。
 1. 日本国憲法は主権が国民に存するとの原理にもとづいており、この国民主権の原理を維持し発展させるためには、国民ひとりひとりが思想・意見を自由に発表し交換すること、すなわち表現の自由の保障が不可欠である
知る自由は、表現の送り手に対して保障されるべき自由と表裏一体をなすものであり、知る自由の保障があってこそ表現の自由は成立する。
 2. すべての国民は、いつでもその必要とする資料を入手し利用する権利を有する。この権利を社会的に保障することは、すなわち知る自由を保障することである。図書館は、まさにこのことに責任を負う機関である。
 3. 図書館は、権力の介入または社会的圧力に左右されることなく、自らの責任にもとづき、図書館間の相互協力をふくむ図書館の総力をあげて、収集した資料と整備された施設を国民の利用に供するものである。
 4. わが国においては、図書館が国民の知る自由を保障するのではなく、国民に対する「思想善導」の機関として、国民の知る自由を妨げる役割さえ果たした歴史的事実があることを忘れてはならない。
 5. すべての国民は、図書館利用に公平な権利をもっており、人種、信条、性別、年齢やそのおかれている条件等によっていかなる差別もあってはならない。
 6. ここに掲げる「図書館の自由」に関する原則は、国民の知る自由を保障するためであって、すべての図書館に基本的に妥当するものである。
この任務を果たすため、図書館は次のことを確認し実践する。
 第1 図書館は資料収集の自由を有する
 第2 図書館は資料提供の自由を有する
国民の知る自由を保障するため、すべての図書館資料は、原則として国民の自由な利用に供されるべきである。
図書館は、正当な理由がないかぎり、ある種の資料を特別扱いしたり、資料の内容に手を加えたり、書架から撤去したり、廃棄したりはしない。
 第3 図書館は利用者の秘密を守る
 第4 図書館はすべての検閲に反対する
検閲と同様の結果をもたらすものとして、個人・組織・団体からの圧力や干渉がある。図書館は、これらの思想・言論の抑圧に対しても反対する。
それらの抑圧は、図書館における自己規制を生みやすい。しかし図書館は、そうした自己規制におちいることなく、国民の知る自由を守る。

「自由宣言」の成立と改訂に至る背景
  わが国で初めて「自由宣言」が採択されたのは、1954年(昭和29年)5月の第7回全国図書館大会においてである。(略)
「自由宣言」は、主として国家権力の不当な干渉に反対するものとして採択されている。
成立当初は、朝鮮戦争、レッド・パージ、破防法(破壊活動防止法)などの政治的・社会的状況の右傾化によって、再び戦前同様の言論・思想への弾圧が始まっていた。
「図書館雑誌」誌上では図書館の中立性をめぐり激しい討論が交わされ、「国家権力からの自由」が強く求められていた。
「自由宣言はそうした図書館員の危機感を背景にして生まれたものである。(略)
ところが1973年(昭和48年)8月、「自由宣言」は、山口県立図書館で起きた図書封印事件によって、約20年ぶりに脚光を浴びることとなる。(略)
日本図書館協会が、ALAの「知的自由委員会」に対応して「図書館の自由に関する調査委員会」の設置を決定したのは、その翌年である。
その調査委員会が第一に着手したのが、「自由宣言」の改訂作業である。
改定案は広範な討議の過程を経て、1979年5月30日、日本図書館協会定期総会において、満場一致で可決された。
すなわち、この改訂「自由宣言」こそ、今日の情報化社会における図書館の理念と決意を表明するものである。
(馬場利明氏著「自由宣言と図書館活動」より)



  


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2022年04月02日

隠居の控帳 想像してごらん

新聞に、若者の素晴らしい意見が載っていた。
社会の空気に流されず、自分の頭で考えている。



そんな若者がいることに、希望ある未来を想像する。




  


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2022年03月19日

隠居の控帳 仰げば尊し

卒業シーズン。
近頃では、「仰げば尊し」を歌わなくなったそうだ。

「仰げば尊し」は、明治十七年(1884)に小学唱歌として取り入れられた。
上野ー高崎間に鉄道が開通した年だ。

日本統治下にあった台湾でも、「仰望師尊」という曲名で歌われていた。
戦後になって「靑靑校樹」と曲名を変え、歌詞も変えて、今も卒業式で歌われてるという。

原曲が米国の「Song for the Close of School」だと分かったのは、つい最近の平成二十三年(2011)。
「東日本大震災」があった年だ。

伊賀山人氏のブログ「伊賀の徒然草」が素晴らしい。

  ◇「仰げば尊し」 (日本)

  ◇「靑靑校樹」 (台湾)

  ◇「Song for the Close of School」 (米国)



  


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2021年11月17日

隠居の控帳 群集心理


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2021年11月01日

隠居の控帳 戦いすんで…


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2021年10月24日

隠居の控帳 2021衆院選の争点

NHK世論調査


TKUテレビ熊本

隠居は、こう思う。
  「政権は憲法を守れ!」



最大の争点は、
「憲法を守る政府を選ぶか、
     守らない政府を選ぶか」だ!


選挙へ行こう!


  
タグ :2021衆院選


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2021年10月17日

隠居の控帳 投票で社会を変える




選挙に行って政治を変えよう。
変えてもダメだったら、また変えればいい。
それでもダメなら、さらに変えればいい。
そうする内に、政治は国民の方を向くようになる。
それが国民主権だ、民主主義だ。
諦めるな!




  
タグ :2021衆院選


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2021年10月11日

隠居の控帳 檻の中のライオン

隠居は、しばらくデスクワークです。







  
タグ :2021衆院選


Posted by 迷道院高崎at 18:56
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2021年09月16日

隠居の控帳 辞任党騒祭戦

(ChooseTV「こんな政権なら乗れる」から抜粋)


◇ お知らせ ◇
引き続き、お休みをいただきます。


  


Posted by 迷道院高崎at 13:00
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2021年08月18日

隠居の思い過ぎ?

ブログ休筆中なんですが、「あぁ、やっぱりなぁ。」と思うことがあって、ひと記事書いてみました。
そう思わせたのは、ネットの「路上のラジオ」という番組で、こんな話を聞いたからです。

実は、私も同じような体験をしていたので、「やっぱりな。」と思った訳です。

ある本を、高崎市立図書館にリクエストして購入してもらいました。
面白かったので友人に紹介したんですが、彼が「検索しても出てこない。」と言うんです。
そんな馬鹿な、と思って検索してみましたが、たしかに出てきません。
その時は、まだ入ったばかりなので蔵書登録されてないんだろうくらいに思っていました。

しばらくして、不思議なことに気付きました。
通常、新しい図書が入った時は、HPの「新着情報」というコーナーに掲載されるのですが、その本だけはいっこうに掲載されません。
その後も時々検索してみたのですが、相変わらずその本はヒットしません。

ところがある日、試しに出版社名で検索したら、なんと!出てくるではありませんか!
著者名で検索しても出てきました。


その検索結果を見て、さらに不思議なことに気付きました。
リクエストしたのは「中央図書館」なのに、なぜか所蔵館は「駅SC」になっているんです。
「駅SC」とは、高崎駅の3階にある小さな図書コーナーで、利用者はごく少数です。

この事実を知った時、「あ、この本はあまり人に閲覧されたくないんだな。」と直感しました。
だから、わざわざ人目に付きにくい「駅SC」に置き、書名検索にも引っ掛からないように何か細工をしたんだな、と。

どんな細工をしたのか、ある人に調べてもらって判明しました。
検索結果をもう一度見て下さい。


書名の「嘘」という文字が、「噓」という文字で登録されているんです。
普通、「うそ」を変換すれば「嘘」という字が出ます。
「噓」という字は環境依存文字ですから、敢えて選ばなければ出せません。
だから普通に書名を入力して検索したのでは、出てこないのです。

「路上のラジオ」で紹介されていたケースでは書庫に格納されていましたが、それでも検索すれば在ることは分かるので閲覧することは可能です。
しかし高崎市立図書館の場合は検索しても出てこないので、所蔵されてないと思い込まされてしまいます。
意図的にやったとすれば、実に巧妙な手口です。

これ、隠居の思い過ぎですか?


◇ お知らせ ◇
また、しばらくお休みをいただきます。


  


Posted by 迷道院高崎at 17:46
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2021年07月18日

隠居の控帳 汚裏夢悲苦(オリムピック)






◇ お知らせ ◇
「隠居の思ひつ記」は、しばらくお休みをいただきます。


  


Posted by 迷道院高崎at 06:00
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2020年10月14日

隠居の控帳 ニーメラー牧師の後悔

マルティン・ニーメラー
ドイツの福音主義神学者、古プロイセン合同福音主義教会、ヘッセン=ナッサウ福音主義教会(ルター派)の牧師、反ナチ運動家。
ナチスの弾圧とそれに対する抵抗運動を描いた詩『彼らが最初共産主義者を攻撃したとき』の作者。
(Wikipedia)

「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」
ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった。
私は共産主義者ではなかったから。
社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった。
私は社会民主主義者ではなかったから。
彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった。
私は労働組合員ではなかったから。
そして、彼らが私を攻撃したとき 私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。」

ミルトン・マイヤー著「彼らは自由だと思っていた」では。
ニーメラー牧師は何千人もの人々の前で、彼自身のことを(あまりにも謙虚に)こう語った。

ナチ党が共産主義者を攻撃した時に、私は多少不安だったが、共産主義者でなかったから何もしなかった。
ついでナチ党は社会主義者を攻撃した。
私は前よりも不安だったが、社会主義者でなかったから何もしなかった。
それから学校が、新聞が、ユダヤ人などが攻撃された。
私はずっと不安だったが、まだ何もしなかった。
ナチ党はついに教会を攻撃した。
私は牧師だったから行動した。
しかし、それは遅すぎた。」

戦前、日本でも学者たちが弾圧を受けた歴史を持つ。
「学問の自由とは何か?」より(Choose Life Project)

ニーメラーは1937年ナチスに逮捕され、1945年まで強制収容所に収容される。
解放後の1946年にゲッチンゲンで説教した時の言葉。
私には罪がある。
なぜなら私は1933年になっても、ヒトラーに投票したし、また正式な裁判なしに多くの共産党員が逮捕され投獄された時にも、沈黙を守っていました。
私は強制収容所においても罪を犯しました。
なぜなら、多くの人が火葬場にひきずられて行った時、私は抗議の声をあげませんでした。

「彼ら」に投票し、「彼ら」に沈黙する、「日本のニーメラー」にだけはなりたくない。


  


Posted by 迷道院高崎at 16:07
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2020年05月13日

隠居の控帳 緊急事態の空気

3月19日の「隠居の控帳」に、こう書いた。
「国民を『緊急事態』という言葉に慣れさせておき、『緊急事態条項を憲法に入れても問題ないんだよ、むしろ入れておかないと今回のコロナのように大変なことになるよ。』という空気をつくろうとしているからだろう。」と。

専修大の山田健太教授も懸念している。


だがしかし、というか案の定、世間の「空気」は、心配していた方向に向かいつつあるようだ。


この、「空気」という奴、なかなかに手強い。

「100分deメディア論」より

歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリは、「今回のコロナは民主主義への挑戦だ。」と語っている。
「ETV特集 パンデミックが変える世界」より

メディアは、国民は、政府を監視できているか。
「臨在感的」本当は無いのに、あるように感じてしまうこと。)なものによる「空気」に支配されようとしていないか。


  


Posted by 迷道院高崎at 17:08
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2020年04月02日

隠居の控帳 ドイツと日本のコロナ対応

自分の言葉で語りかけるドイツの首相。
(演説のテキスト文は、こちらからどうぞ。)

左右・正面のプロンプターの文字を読み上げる日本の首相。

ドイツのコロナ致死率が低く抑えられている理由。

我々一人一人ができること。
もう一度、メルケル首相の呼びかけを噛みしめてみよう。
さて、今日私にとって最も緊急性の高いものについて申し上げます。私たちがウイルスの速すぎる拡散を阻止する効果的な手段を投入しなければ、あらゆる国の施策が無駄になってしまうでしょう。
その手段とは私たち自身です。私たちの誰もが同じようにウイルスにかかる可能性があるように、今誰もが皆協力する必要があります。

まず第一の協力は、今日何が重要なのかについて真剣に考えることです。
パニックに陥らず、しかし、自分にはあまり関係がないなどと一瞬たりとも考えないことです。
不要な人など誰もいません。私たち全員の力が必要なのです。

私たちがどれだけ脆弱であるか、どれだけ他の人の思いやりのある行動に依存しているか、それをエピデミックは私たちに教えます。
また、それはつまり、どれだけ私たちが力を合わせて行動することで自分たち自身を守り、お互いに力づけることができるかということでもあります。

一人一人の行動が大切なのです。私たちは、ウイルスの拡散をただ受け入れるしかない運命であるわけではありません。
私たちには対抗策があります。つまり、思いやりでお互いに距離を取ることです。
ウィルス学者の助言は明確です。
握手はもうしない、頻繁によく手を洗う、最低でも1.5メートル人との距離を取る、特にお年寄りは感染の危険性が高いのでほとんど接触しないのがベスト、ということです。

こうした要求がどれだけ難しいことか私は承知しています。緊急事態の時こそお互いに近くにいたいと思うものです。
私たちは好意を身体的な近さやスキンシップとして理解しています。
けれども、残念ながら現在はその逆が正しいのです。
これはみんなが本当に理解しなければなりません。
今は、距離だけが思いやりの表現なのです。」



  


Posted by 迷道院高崎at 07:38
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2020年03月19日

隠居の控帳 緊急事態

「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の改訂で、「緊急事態宣言」が取り沙汰されている。

「緊急事態宣言」について、山本太郎が分かりやすく解説している。

そもそも、新型コロナウィルスに対応するために旧特措法を改訂する必要はなかった。
それを何故したのか。
国民を「緊急事態」という言葉に慣れさせておき、「緊急事態条項を憲法に入れても問題ないんだよ、むしろ入れておかないと今回のコロナのように大変なことになるよ。」という空気をつくろうとしているからだろう。

もし、憲法に「緊急事態条項」が入れられたらどうなるか。

憲法に書かれた「国家緊急権」を利用して、民主国家独裁国家に変えることに成功したのが、ヒトラーである。

いま日本国民は、濁った流れの淵際に立っている。
気付かずに転がり落ちて流れに巻き込まれるか、気付いて踏みとどまることができるか。
歴史に学び、目を見開き、耳を澄ませて、踏ん張るしかないだろう。


  


Posted by 迷道院高崎at 18:03
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2019年07月24日

隠居の控帳 チコちゃんに叱られる!

人はなぜ同じ過ちを繰り返すの?
映画監督 森達也氏

チコちゃんは知っている。
「それは、知らない人が多いから~。」
前文科省事務次官 前川喜平氏

知らせよう。
れいわ新選組 記者会見

知ろう、気付こう、考えよう。
ボーっとしてると大変なことになるから。

「主戦場」

上映中:シネマテークたかさき ~8月2日(金)

「新聞記者」

上映中:イオンシネマ高崎 ~終了日未定
  


Posted by 迷道院高崎at 11:52
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2019年07月14日

隠居の控帳 山本太郎現象

社会現象になっているらしい。

テレビではなぜか報道されない。

大丈夫か、日本の民主主義。

このままの政治でよいと思うなら、選挙に行くなってさ。

選挙に行こう!
  


Posted by 迷道院高崎at 19:51
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