2020年03月22日

史跡看板散歩-180 塚の越の宝塔

「白川辻集会所」のフェンスに建っている、もう一つの案内板。
史跡看板散歩-180 塚の越の宝塔

集会所の西側道路の角に、またも道しるべがあります。
史跡看板散歩-180 塚の越の宝塔
「向 右經本郷至室田 左經楽間至前橋」となっています。

そこから南へ140mほど行った所を右に曲がると、赤い屋根のお堂がある斎藤家の墓地です。
史跡看板散歩-180 塚の越の宝塔

史跡看板は、その入り口に建っています。
史跡看板散歩-180 塚の越の宝塔

お堂の左手前にあるずんぐりむっくりしたのが、「塚の越の宝塔」です。
史跡看板散歩-180 塚の越の宝塔

看板に「甫秋津師が建立した」と書かれていますが、たぶん「律師(りっし)」だろうなと思って、念のため基礎(地輪)に刻まれた文字を確認してみると、やはり「律師」のようです。
戒律の師の意で,徳望の高い持律の僧に対する尊称。
史跡看板散歩-180 塚の越の宝塔

その時、おや?っと思ったんですが、律師の名前、ほんとに「甫秋」ですか?
そう見えないんですが・・・。
史跡看板散歩-180 塚の越の宝塔
はっきりしませんが、「靜哉」のように見えます。
どうなんでしょう・・・。

こんな、謎の「如意輪観音」もありました。
史跡看板散歩-180 塚の越の宝塔
普通は右手を右頬に当ててるように思うのですが、これは左手を左頬に当てています。
何か意味があるのでしょうか。

看板には、「『榛南文化』では箕郷七古塔の・・・」とあって、これも気になったのですが、「榛南文化」に辿り着けず、「箕郷七古塔」も分からずじまいです。

辻々に道しるべの建つ「白川辻」ですが、謎を解く道しるべも欲しくなった迷道院でした。


【塚の越の宝塔】





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この記事へのコメント
おはようございます。史跡看板散歩いつも楽しみにしています。町内の見過ごしてしまいそうな史跡をピックアップされて情報集し、わかりやすい解説つきの写真を見ていると、あたかも現地に行った気分になります。新型コロナウイルスの関係で高崎郷土史会の行事の取り組みに苦慮しています。自治会の総会は、中止にして、紙上総会に切り替え、会社の株主総会と同様に、上程議案の表決書の回収をしているところです。
Posted by 中村尚雄  at 2020年03月22日 07:24
>中村尚雄様

いつもご覧頂き、ありがとうございます。

コロナウィルスは、多方面へ悪さを感染させてますね。
早く治療薬を普及させて、安心させてほしいものです。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2020年03月22日 19:54
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