2024年12月21日

米寿観音と群馬独立

去る11月27日、群馬音楽センターで「高崎白衣大観音 米寿記念シンポジウム」というのが開催されました。
米寿観音と群馬独立

12月に入ってから、新聞各紙にその様子が掲載されました。
米寿観音と群馬独立

私も聴講しに行ってたんですが、正直、ちょっと期待外れでした。
いや、丁野朗氏の基調講演は、なかなか素晴らしいものでしたよ。
ですが、その後のパネルディスカッションが物足らなかった。
地元パネラーの視野があまりにもスポット的だな、と感じました。

白衣大観音をどうにかしたいと思ったら、それを取り巻く参道商店街清水寺染料植物園など、観音山全体をどうにかしなければという視点が必要だと思います。
さらに、観音山全体をどうにかしたいと思ったら、高崎全体をどうにかしないといけないでしょう。
それも、歴史という時間軸を意識して。

丁野氏の指摘は、そのことを言っているのでしょう。
観光は地域の『物語』を消費すること。
地域固有の地形や地勢、歴史、文化など多様な資源を物語りでつなぎ伝える。
そのための仕組みや人材育成が必要。」

なーんて思っていた時、こんな本に出会いました。
米寿観音と群馬独立

題名が面白い。
「群馬が独立国になったってよ
中身はもっと面白い。
奇想天外、痛快無比!
深謀遠慮、気宇壮大!
ユーモラスな筆致で、現代日本の問題点とその処方箋が示唆されています。
たぶん著者は普段から、それらについて深く考えているのだろうな、と思わされます。

その処方箋は、白衣大観音についても、観音山についても、音楽センターについても、高崎の町についても有効なものだと考えます。

僭越ながら、ぜひとも、みなさんに読んで頂きたい一冊として、ご紹介申し上げました。





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Posted by 迷道院高崎 at 06:00
Comments(0)観音山◆隠居の控帳
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