2014年03月16日

例幣使街道 寄道散歩(2)

のっけから寄り道というか、後戻りです。テヘッ(^^ゞ

例幣使街道 寄道散歩(2)でも今回のお散歩は、どうしてもここからスタートしたいんです。

例幣使街道の分岐点から250mほど高崎寄りに、こんな石碑が建っています。

「勘定奉行 小栗上野介忠順公と埋蔵金ゆかりの地」
裏面には、「平成二年八月 瀬野文男 藤川忠男 大橋教文 矢島博明」とあります。

例幣使街道 寄道散歩(2)徳川埋蔵金の隠し場所といえば赤城山が最も有名ですが、倉賀野こそ埋蔵金の隠し場所であると、真剣に研究している人たちがいたのです。

歌謡教室とスナック経営をしていた矢島さんの元へ、先輩の藤川さんが「町おこしのために資料館を造ろう。」と訪ねてきたのがきっかけで、食堂を開いていた大橋さんも加わって昭和六十二年(1987)に開設したのが、私設の歴史資料館「倉賀野資料館」です。

その活動の中で、小栗上野介の大砲や大量の荷が倉賀野河岸に届いていたという確証を得、埋蔵金は倉賀野にあると考えて研究と追跡を始めます。
矢島さんは、上野介と共に倉賀野を全国的にPRしたいという思いで、平成四年(1992)に調査結果を一冊の本にまとめ出版しています。
ご興味のある方は、矢島ひろ明氏著「小栗上野介忠順 その謎の人物の生と死」(群馬出版センター)をご覧ください。

「倉賀野資料館」は現在閉館されてしまっていますが、いつの日か再開されることを願っています。

この近くには、寄り道したくなる所がいくつもありますので、ご紹介しておきましょう。

例幣使街道 寄道散歩(2)「北向庚申」

北向であることも珍しいですが、庚申塔に覆い屋がかかっているのも珍しいでしょう。
これには、面白い逸話が残っているんです。

例幣使街道 寄道散歩(2)

薬師様のご尊顔を拝見する方法が、実にユニークなんですよ。

さて、寄り道が過ぎましたか。
次回から、例幣使街道を歩きはじめることに・・・なるかな?


【埋蔵金ゆかりの地石碑】


【北向庚申】


【めなおし薬師】





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Posted by 迷道院高崎 at 09:10
Comments(6)例幣使街道
この記事へのコメント
めなおし薬師でなくて

「脳みそ直」地蔵か、薬師はありませんか?

今からでは、遅いかもしれませんが!!
Posted by wasada49  at 2014年03月16日 11:22
>wasada49さん

「脳」だけに、「NO!」なんちゃって。
ま、こんなことを考えてるのが、脳には一番いいんじゃないでしょうか。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2014年03月16日 19:42
もともと、めなおし薬師様が祀られていたところ、誰かが聞き間違えて「う」めなおし薬師。転じて埋め直しから小栗上野介埋蔵金伝説に繋がってしまったと言う説はありますか?
Posted by ふれあい街歩き  at 2014年03月16日 20:15
>ふれあい街歩きさん

なるほど!
それは新説ですね!

もしかすると、薬師様の下には本当に埋蔵金があったりして・・・。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2014年03月16日 20:51
小栗上野介埋蔵金伝説は安中市でも二箇所ほどで聞いたことがあります。
徳川埋蔵金が赤城山にあるというのはフェイクで、榛名山か妙義山だという説もあるようですし、埋蔵金伝説は各地にあっておもしろいです^^。
Posted by 風子風子  at 2014年03月19日 10:07
>風子さん

ひとりの人物による、これほど多くの場所に残る埋蔵金伝説というのも、他にはないでしょうね。
あちこちに、埋蔵金饅頭とか埋蔵金最中とかいう名物があってもよさそうですけど。
何か、差し障りがあるんでしょうね。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2014年03月19日 20:51
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