
山田徳蔵翁が遺してくれた「徳明園」の池の周りでは、辺りを包み始めた夕闇と虫の音を楽しみながら、大勢のお客様が開演を待っています。

「信乃輔倶楽舞」(しんのすけくらぶ)の小見勝栄会長は、開演の挨拶で「天は我に味方した。」と仰っていました。
「一念、天に通ず。」とも言えるでしょう。
回を重ねるごとに、内容が洗練され且つ広がりを見せている「悠久の魂」ですが、今年はまたさらにユニークなコラボレーションが実現しました。
洞窟観音内では、「いけばな四人展」が共催され、徳明園の池のほとりでも実演が行われました。

頼政太鼓メンバーによる篠笛と鉦を効果音にした関口さんの朗読は、まるで力強い打楽器のように心に響いてきます。

三味線や銅鑼も加わって、もはや伝統芸能の枠を超えた音楽になっています。

今年の伴奏は、山徳記念館の屋上に据え付けた三尺の大太鼓。
勇壮な音とリズム、それに競い合うような信乃輔さんの舞は、水中舞台の床が抜けるのではないかと心配になるほどの迫力でした。
舞い終わって、一瞬虫の音だけの静寂が戻った園内に、我に返った観客の大きな拍手がいつまでも続いていました。
さて来年はどんな舞が見られるか、今から楽しみです。
今年見逃した方は、ぜひぜひ来年の「悠久の魂」には逃さずお出かけくださいますよう。
予告編として、過去の動画をどうぞ。