2016年09月18日

史跡看板散歩-17 ハープの泉

「将軍の孫」像のすぐ近くにある史跡看板、「ハープの泉」です。

史跡看板散歩-17 ハープの泉
史跡看板散歩-17 ハープの泉

「ハープの泉」は、平成十二年(2000)の建設省(現国土交通省)「てづくり郷土(ふるさと)賞」を受賞しています。
史跡看板散歩-17 ハープの泉

史跡看板の文言は、その選定文(申請文?)をほぼそのまま使っているようですが、いつ造られたものか、誰のデザインに依るものかなど、詳しいことは書かれていません。

調べてみると、デザインは東京の環境デザイン設計会社・前田環境美術株式会社によるもので、完成は平成十一年(1999)であるということが分かりました。

完成年を手掛かりに新聞記事を探したところ、ありました。
平成十一年八月七日の落成だったんですね。
史跡看板散歩-17 ハープの泉

記事によると、「午前九時から午後八時までの毎時に音楽が流れる」とあります。
でも、そのことは「ハープの泉」周辺に掲示されてませんから、高崎を訪れた人はきっと知らずに通り過ぎてしまっているでしょう。
いや、もしかすると、市民でも知らない人がいるかもしれません。

そこで、「ハープの泉」から流れる音を使って、スライドショーをつくってみました。


車の走行音に紛れてしまう程度の音量で、新聞記事にあるような「時報の役割も果たす」とは思えません。
さらに、「からくり時計」のような派手なアクションもありませんから、毎正時を楽しみに待つ人もいないでしょう。

ならば、聞きたい人がボタンを押した時に音楽が流れるようにした方が、良いのではないでしょうか。
その方がよっぽど市民に親しまれ、来高者へのおもてなしにもなると思うのですが。

それと、夏は木陰が欲しい!
関係者の方、ぜひご一考下さいますよう。


【ハープの泉】
史跡看板散歩-17 ハープの泉





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この記事へのコメント
市民ですが、ハープの曲が流れるなんて知りませんでした。今度、生を聴いてみたいと思います。
それにしても、スライドショーの最後の画像、素晴らしいです!
Posted by いちじん  at 2016年09月19日 18:43
>いちじんさん

モニュメントに、スピーカーらしい円形があるので、きっと音楽が流れるんだろうなとは思っていたのですが、実際に音を聞いたのは今回初めてです。
だもの、市民が知らなくて当然ですよね。
でも、勿体ない。

モニュメントの写真、いちじんさんならもっと素敵に撮れるんでしょうけどね。
お褒めにあずかり、光栄です。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2016年09月19日 19:46
残念ですね、せっかく造ったのに
音楽が、良く聞こえないのでは
関係者の方に、再考していただきたいですね。
費用も無駄になりますから
Posted by wasada49  at 2016年09月20日 06:21
>wasada49さん

こういうものは、とかく造ったらお終いになりがちですが、その後それをどう活かしていくかということを初めから考えておく必要があるんでしょうね。

そのためには、造る前から市民との話し合いを密にして、市民に育ててもらうという視点が欠かせないと思います。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2016年09月20日 09:42
モニュメントの存在は知っていましたが、
音楽が流れるとは知らなかったです。

せっかくなのだからもっと市民に知らせてほしいですよね。
綺麗な音色、癒されますね(^^)
Posted by ぼらぼらぼらぼら  at 2016年09月24日 22:23
>ぼらぼらさん

やっぱり音楽が流れるなんて、あまり知られてないんですね。
広報高崎で、もう一度PRした方がよさそうですね。
史跡看板だって、毎月の広報に載せた方がいいと思いますしね。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2016年09月25日 17:40
私も音楽が毎時流れるとは知りませんでした!!

知ってる人は少ないでしょうね…。

上記に迷道院さんが言われているように、作るときの市民とのかかわりは、必ず必要だと思います。
Posted by 蔵六  at 2016年09月26日 18:19
>蔵六さん

あ、蔵六さんもでしたか。
それはいよいよもって、何とかせねば。

市民が手の回らないところを代行するのが、行政の本来の役割のはずですが、その原点が忘れられてる感がありますね。
それは行政側にも、市民側にも言えることかも知れませんが。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2016年09月26日 18:47
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