市民討議会VOICE2012の2日目です。
この日は、グループ討議が4クール行われました。
◇1つ目のテーマは、「新しいスポット、イベントのアイデア」。
気に留まった意見だけ、ご紹介します。
各グループ発表の後、参加者全員による投票で、よいと思うアイデアに順位を付けました。
このテーマでは、「烏川の利用」と「毎週土日朝マルシェ」が高得点を取りました。
◇2つ目のテーマは、「回遊性向上のアイデア」です。
このテーマでは、「無料駐車場の整備」が高得点でした。
◇3つ目のテーマ「周辺地域との連携」。
これは、難しかったのでしょう。
取り立てて、これというアイデアは出ませんでした。
強いて言えば、「ローカルTV局を開設する。」というアイデアでしょうか。
最後のテーマは、「市民に出来ること」です。
高得点を得たのは、「町の中でお金を使う。」と「目安箱の設置」でした。
さあ、ここまで読んで頂いた方は、どのような感想をお持ちになったでしょうか。
私の感想は、こうです。
参加者の意見で多かったのは、「町なかで買い物をするにも、町歩きをするにも、とにかく駐車場料金が高すぎて、おちおちしていられない。」ということでした。
私も、全くその通りだと思います。
先日行った飛騨古川の市役所駐車場は、かつては有料だったものを、無料に変えています。
おかげさまで、私も安心して町歩きをすることができました。
「買い物をしたら何時間無料にします。」ではダメなんです、人間の心理というものは。
1時間や2時間無料にしたところで、人は目的が済めばさっさと町から離れてしまいます。
町なかを安心してブラブラできるからこそ、いろいろな所へ寄り込み、目にしたものを買ってみたくもなるのです。
商店街の人たちや行政の人たちが、本気で町なかの活性化をするつもりならば、ぜひともここに着目すべきだと思います。
次に気になったのは、「高崎の歴史を活かす」という意見が、高得点を得られなかったという点です。
得点を入れたのは、どちらかと言うと年配の方が多かったように思います。
若い方が、得点を入れなかったのは、当然のような気がします。
だって高崎の町なかには、高崎の歴史を知るための博物館・資料館というのがないんですから。
まずは、それらの施設を町なかに造る必要があります。
そのための箱モノを新たに造る必要はありません。
市庁舎21階ならば、城下町高崎が一望できます。
総合保健センターは、高崎城の天守閣にあたる三層櫓がすぐ近くにあった場所に建っています。
ともに、高崎の歴史資料を展示するには最もふさわしい場所ではないでしょうか。
市民に出来ることとして、「市民自身が高崎を知って、情報発信をする。」という意見が出ていましたが、そのためにも町なかの「高崎歴史資料館」は必須です。
そして最後に、この市民討議会への注文です。
本気で「高崎という町を何とかしなければ。」という危機感があるならば、今の市民討議会のやり方を改める必要があると思います。
まず、2日ぽっちでいったい何ができるのか、ということです。
小布施にしても、春日部にしても、飛騨古川にしても、年という単位で同じメンバーが取り組んでやっと町を変えることができたのです。
そして、メンバーについてです。
メンバーに市民が参加するのはよいのですが、その他に、実績ある町づくりコーディネーター、町づくりに関係するすべての行政部署の責任者、そして当事者たる商店街店主たちが、一堂に会すことが必要です。
ぜひ、「市民討議会」を、「町づくり実行委員会」にまで高めて欲しいと、切に思うのです。
勝手なことを長々と申し述べましたこと、お気に障った方がいらっしゃいましたら、お許しください。
少しでも、高崎の町が、観光という面で多くの人々に訪れて頂けるように、そしてそれが高崎市民の誇りとなって町が発展していくことを、高崎生まれ高崎育ちの隠居は願っておるのみです。
この日は、グループ討議が4クール行われました。
◇1つ目のテーマは、「新しいスポット、イベントのアイデア」。
気に留まった意見だけ、ご紹介します。
・ | 毎週土日は朝マルシェ(毎週やるのがミソ。産直やオープンカフェ。7:00~11:00は市の駐車場を無料開放する。) | |
・ | 路面電車の復活(高崎駅~観音山) | |
・ | 旧競馬場、烏川河川敷を無料駐車場にして、シャトルバスを運行する。 | |
・ | 緑と水路の整備。 | |
・ | 烏川に屋形船を。 | |
・ | 町なかに無料休憩所を。歩道に椅子を。 | |
・ | 町なかに、前橋のプラザ元気21のような、子どもの遊べる場所を。 | |
・ | 町全体に散策の流れをつくる。 |
各グループ発表の後、参加者全員による投票で、よいと思うアイデアに順位を付けました。
このテーマでは、「烏川の利用」と「毎週土日朝マルシェ」が高得点を取りました。
◇2つ目のテーマは、「回遊性向上のアイデア」です。
・ | 無料駐車場を整備して、3~4時間ゆっくり町歩きができるようにする。 | |
・ | 空き店舗を、土日だけでも埋めるような活用方法を。 | |
・ | 埋もれた史跡を掘り起こして、スタンプラリー的なものを。 | |
・ | 空き店舗を無料休憩所として利用する。 |
このテーマでは、「無料駐車場の整備」が高得点でした。
◇3つ目のテーマ「周辺地域との連携」。
これは、難しかったのでしょう。
取り立てて、これというアイデアは出ませんでした。
強いて言えば、「ローカルTV局を開設する。」というアイデアでしょうか。
最後のテーマは、「市民に出来ること」です。
・ | 町の中でお金を使う。 | |
・ | イベントに参加する。 | |
・ | 県外の人に高崎の情報を発信する。 | |
・ | 市民一人一人の美化活動。 | |
・ | 都市設計を懸賞金付きで募集する。 | |
・ | 高崎案内人のネットワークをつくり、情報発信をする。 | |
・ | 子どもへの地元教育。 | |
・ | 市民自身が高崎を知って、情報発信する。 | |
・ | 目安箱を置いて、市民のアイデアを募る。 |
高得点を得たのは、「町の中でお金を使う。」と「目安箱の設置」でした。
さあ、ここまで読んで頂いた方は、どのような感想をお持ちになったでしょうか。
私の感想は、こうです。
参加者の意見で多かったのは、「町なかで買い物をするにも、町歩きをするにも、とにかく駐車場料金が高すぎて、おちおちしていられない。」ということでした。
私も、全くその通りだと思います。
先日行った飛騨古川の市役所駐車場は、かつては有料だったものを、無料に変えています。
おかげさまで、私も安心して町歩きをすることができました。
「買い物をしたら何時間無料にします。」ではダメなんです、人間の心理というものは。
1時間や2時間無料にしたところで、人は目的が済めばさっさと町から離れてしまいます。
町なかを安心してブラブラできるからこそ、いろいろな所へ寄り込み、目にしたものを買ってみたくもなるのです。
商店街の人たちや行政の人たちが、本気で町なかの活性化をするつもりならば、ぜひともここに着目すべきだと思います。
次に気になったのは、「高崎の歴史を活かす」という意見が、高得点を得られなかったという点です。
得点を入れたのは、どちらかと言うと年配の方が多かったように思います。
若い方が、得点を入れなかったのは、当然のような気がします。
だって高崎の町なかには、高崎の歴史を知るための博物館・資料館というのがないんですから。
まずは、それらの施設を町なかに造る必要があります。
そのための箱モノを新たに造る必要はありません。
市庁舎21階ならば、城下町高崎が一望できます。
総合保健センターは、高崎城の天守閣にあたる三層櫓がすぐ近くにあった場所に建っています。
ともに、高崎の歴史資料を展示するには最もふさわしい場所ではないでしょうか。
市民に出来ることとして、「市民自身が高崎を知って、情報発信をする。」という意見が出ていましたが、そのためにも町なかの「高崎歴史資料館」は必須です。
そして最後に、この市民討議会への注文です。
本気で「高崎という町を何とかしなければ。」という危機感があるならば、今の市民討議会のやり方を改める必要があると思います。
まず、2日ぽっちでいったい何ができるのか、ということです。
小布施にしても、春日部にしても、飛騨古川にしても、年という単位で同じメンバーが取り組んでやっと町を変えることができたのです。
そして、メンバーについてです。
メンバーに市民が参加するのはよいのですが、その他に、実績ある町づくりコーディネーター、町づくりに関係するすべての行政部署の責任者、そして当事者たる商店街店主たちが、一堂に会すことが必要です。
ぜひ、「市民討議会」を、「町づくり実行委員会」にまで高めて欲しいと、切に思うのです。
勝手なことを長々と申し述べましたこと、お気に障った方がいらっしゃいましたら、お許しください。
少しでも、高崎の町が、観光という面で多くの人々に訪れて頂けるように、そしてそれが高崎市民の誇りとなって町が発展していくことを、高崎生まれ高崎育ちの隠居は願っておるのみです。