2011年07月14日

あがたの森へ行ってました

あがたの森へ行ってました「何の写真だ!」と突っ込まれそうですが、松本市役所です。

「それがどうした!」・・・まぁまぁ^^;

大きな柳に隠れてしまっていますが、「おひさまの舞台へようこそ」という大きな垂れ幕が下がり、玄関には幟旗も立っています。

市を挙げて、観光客の誘致に取り組んでいる姿に感銘を受けたのです。

あがたの森へ行ってました行ってみたかったのは、ここ →
あがたの森公園にある、旧・松本高等学校です。

「おひさま」では、陽子の初恋の人・川原功一春樹兄ちゃんが通っていた学校ですね。

大正九年(1920)の建物だそうです。

昭和二十五年(1950)松本高等学校閉校後は、信州大学人文学部の校舎となりましたが、昭和四十八年(1973)に人文学部が移設となり、閉鎖されます。

あがたの森へ行ってましたこの時から建物の保存運動が始まり、昭和五十二年(1977)松本市は建物および敷地の一部を約7億円で国から買い取って、文化財として保存・活用することを決めました。

そしてその2年後、「あがたの森文化会館」として開館、同時に図書館公民館も併設して、現在も市民の各種文化活動に利用されています。

建物には誰でも自由に入ることができ、復元された校長室教室も見学できます。

昭和五十六年(1981)には「長野県宝」に、平成十九年(2007)には「重要文化財」に指定されました。

あがたの森へ行ってました隣には、これまたお洒落な講堂の建物も残されています。

訪れた陽子・真知子・育子を、川原春樹が二階の窓から見ているシーンに使われました。

戦争中に供出で失ったシャンデリアも復元され、コンサートや展示会に利用されています。

あがたの森へ行ってましたあがたの森へ行ってました

ふたつの素敵な建物を見上げながら、松本市の文化度の高さに感服するとともに、わが高崎「春靄館」のことに思いを馳せていました。





同じカテゴリー(◆出・たかさき)の記事画像
高野山へ行ってきました(2)
高野山へ行ってきました(1)
山形へ行ってきました(鶴岡編)
山形へ行ってきました(山形市 町なか続編)
山形へ行ってきました(山形市 町なか編)
山形へ行ってきました(霞城公園 続編)
同じカテゴリー(◆出・たかさき)の記事
 高野山へ行ってきました(2) (2016-04-10 07:05)
 高野山へ行ってきました(1) (2016-04-03 07:10)
 山形へ行ってきました(鶴岡編) (2015-12-20 06:56)
 山形へ行ってきました(山形市 町なか続編) (2015-12-13 07:08)
 山形へ行ってきました(山形市 町なか編) (2015-12-06 07:05)
 山形へ行ってきました(霞城公園 続編) (2015-11-29 07:26)

Posted by 迷道院高崎 at 21:30
Comments(6)◆出・たかさき
この記事へのコメント
お久しぶりです。


保存し活用するという発想が羨ましいです。松本城天守閣や開智学校など、松本は実績やノウハウがありますね。

今日、高崎駅にて「たかさき あそび 歴史版1」というパンフレットを貰いました。副タイトルが「ぶらり高崎城址と下町めぐり」で表紙には高崎城三階櫓の写真が載っています。
本文の地図には高崎城の建物、堀割などが現代の地図に重ねて表示されています。

今までこう言った企画のパンフレットは無かっただけに、とても嬉しいです。
Posted by ふれあい街歩き  at 2011年07月15日 22:09
>ふれあい街歩きさん

いやー、ほんとお久しぶりです!

奇遇ですね。
私も今日、そのパンフレットを入手したばかりなんです。
第一作の「ぶらり中山道高崎宿」マップよりも、歴史紹介は充実してますね。

できれば、三国街道や鎌倉街道、例幣使街道も記載して、昔から交通の要所だったんだということをアピールして欲しかったところですが。

松本はすごいです。
「松本まるごと博物館構想」というのを、行政が市民を巻き込んで進めています。
町が生きてるな、って感じました。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2011年07月15日 23:19
松本文化度すごいでしょ~

松本だけではありません。
周辺皆そうです。

紫文が先月ライブをしたあずみ野コンサートホールも個人の持ち物です!80人くらいのホールなのに音響、楽器他全部に気を遣っています。
松本周辺は、そういう人達の横のつながりもすばらしく、昨週に、一度落語会に行っただけで「松本に来てもらえるなら言っていただければ、他にライブをできるところを紹介します。そういうときでないと田舎ですから聴けるチャンスはなかなかないですから嬉しいです」といわれて、結局4公演させてもらいました。

こちらも多くの人に聴いてもらいたい、見てもらいたいですからホントありがたいですよ。
Posted by 紫文  at 2011年07月16日 02:46
>紫文師匠

そうですかー!
いい話ですねー!

高崎も心意気のある人は沢山いるんですが、どうもベクトルの方向があちこちに向いちゃってて、トータルすると力が相殺されちゃってる気がします。

松本市のように、ベクトルの方向を絞ってやると大きな力になると思うんですけどね~。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2011年07月16日 08:46
行くといろんなことやってる人が集まってくるんです。
地元のFM局の人、下諏訪の蔵守る会(というような名前…)などなど、決して演芸が好きな人ばかりの集まっているわけじゃない、というところが決定的な違いですね。
で、次に行くとFMだしてくれたりします。
高崎では、市の仕事のときに一回録音(即時性がなさすぎですね…)したことがあるだけですね。
Posted by 紫文  at 2011年07月17日 01:07
>紫文師匠

うーん、なるほど・・・。

最近、GTVが少し変わってきたような気がします。
群馬を紹介する番組に目覚めたみたいで。
この手の番組をもっと増やせば、県内視聴率も上がるし、他局に売れる番組も誕生するかもしれません。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2011年07月17日 06:49
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
あがたの森へ行ってました
    コメント(6)