
松本の「縄手(なわて)通り」にある、明治十年(1877)創業の老舗「弁天」本店です。
「おひさま」の陽子が嫁いだ「丸庵」のモデルだと言われています。
ただちょっと不思議なことが・・・。
先日放送された「鶴瓶の家族に乾杯」で、「おひさま」で春樹役をした田中圭さんと鶴瓶さんが、この「弁天」に寄り込んでましたが、「丸庵」のモデルだという話は一切出ませんでした。
「弁天」自身そのことを知らないのか、はたまた単なる噂なのか・・・。
お蕎麦を食べながら聞いてみようと思っていたのですが、入り口には、
「本日休業」の看板が!!

「弁天」のある「縄手通り」のシンボルは、「カエル」だそうです。

拠りどころとなったのは、やはり昔の町の思い出だったんですね。

カジカ蛙が沢山いたという「女鳥羽(めとば)川」には、名前の由来がちゃんと紹介されています。
このような由来を書いた看板は、薀蓄好きの旅人にとっては嬉しいですし、市民にとっても郷土愛を育む効果があるのではないでしょうか。

時計の下には松本城のシルエットが、その下にはこんな言葉が刻まれています。
「市民の英知と勇気をもって
ここに理想の都市を建設しよう」

平成十三年(2001)に全面改修されていますが、昔懐かしい風情の、統一感ある、しかし個性的な、様々な分野の小さなお店が立ち並んでいます。
シャッターの下りている店は一軒も見当たりません。
お腹が空いていなければ、もっとゆっくり歩いてみたい商店街でした。
いま活性化に頭を痛めている商店街の、お手本となる街だと思いました。
ただし、お手本にするのは目に見える形に止まることなく、その心意気をも学ぶことが大切なのでしょう。