
決してミーハーではないと思っていたのですが、NHKの朝ドラ「おひさま」のロケ地を訪ねてみたくなって、信州へ行ってしまいました。
まずは定番の、陽子が色を塗っていた道祖神と水車小屋がある、安曇野堀金地区へ。


平日でしたが、「おひさま」効果はすごいもので、多くの方が見学に来ていました。
路駐をする人もいて、土日ともなると地元の方にはご迷惑なことでしょう。

ソバ畑も、セットだったんですね。
(次に蒔くソバは、ちゃんとそば打ちイベントで使うとのことです。)


でも、訪れる人はみんなそれを承知しているようで、これはこれで観光地が備えるべき要素のヒントを示しているような気がします。
ただ地元の人たちは、一過性のブームにはあまり関心を示していないように思えます。
ここへ来るまでは、「おひさま」の幟旗があちこちにはためき、売店のテントが立ち並び、田畑をつぶした有料駐車場に呼び込んでいる、という光景をイメージしていました。
しかし、そんなことは全くなく、美しい風景の中、地元の方々はいつも通りの生活をしているように見えます。
その落ち着いた態度に敬意を感じるとともに、私たちも静かな生活の場を騒がすことのないよう気を付けなくては、とも感じました。

明和五年(1768)に、近郷の女性二十名の浄財によって建てられたものだそうです。


マツタケ?
まさかねぇ・・・。

三百数十年の歴史を持つという、山口家のお屋敷です。

近郷の大庄屋であった山口家には、わざわざ京都から庭師を招いて築造したという回遊式庭園があり、松本藩主が鷹狩をする際には必ず立ち寄って、疲れを癒したのだそうです。

大切な水源を守るように、森の中にひっそりと祀られている若宮大明神にお礼を言って、堀金の里を後にしました。