
この襖絵は、平成十八年(2006)白衣大観音像建立70周年を記念して、仏画師・江本象岳氏が奉納されたものです。
毎年、春と秋に一般公開されていますが、恥ずかしながら私は初めて見させて頂きました。
大広間(龍の間)に入った瞬間、四方に巡らされている襖絵の色の鮮やかさに、びっくりしました。
「五色・・・」とあるのに、なぜか墨絵を思い描いていたので、よけいに衝撃的でした。
襖絵には、見る順序と、それぞれの絵に込められた象岳氏の強い思い、それと、ちょっとした茶目っ気もあるようです。
檀家の方がとても分かり易く説明して下さったので、実に興味深く拝見することができました。
もしその説明がなかったら、おそらく十分の一も価値が分からずに帰ってしまったことでしょう。


外は、紅葉真っ盛りでした。
今年は、色が今一つということでしたが、「五色龍王襖絵」に込められた思いを聞いた後だったせいか、とても美しく思えました。

観音様も、いつも通りの優しいお顔でみなさんをお待ちしております。
「五色龍王襖絵展」、
11月28日(日)までです!
入場無料です!
ぜひ、お出かけください!