
今、老朽化により残すか解体するかと議論されている群馬音楽センターが、築後49年であることを思えば、同じコンクリート建造物でありながら、大したものだと思います。
また、その間、高崎の観光名所としてトップの座を占め続けていることに、先人の先見性と偉大さを改めて認識させられます。
( | 白衣大観音の誕生秘話については、過去記事「観音様の足あと」をご参照ください。) |

慈眼院本堂脇には、その時に備えようという橋爪住職からの、「白衣大観音再建基金へのお願い」という看板が掲げられています。
観音様の建造費は、当時のお金で16万円だそうです。
今だったら、どのくらいのお金が必要なのでしょうか。
基金は一口が千円です。
1日10円として、3ヶ月とちょっとで用意できそうです。
1万人の人が基金を一口積むと、1000万円!
大きいなー!
偉大な先人の思いを引き継ぐためにも、ぜひとも皆様にご協力いただきたく、不肖、迷道院からもお願い申し上げる次第です。
今、高崎に残る歴史遺産も、それを所有する個人のご努力により辛うじて姿を留めているものが少なくありません。
しかし、今後もそのご努力に頼り続けるのには、限界があるでしょう。
そのような中で、歴史遺産維持・保全のための「基金」を創設するという考え方は、有効な方法かもしれません。
今から少しづつ、将来に備えておく必要がありますね。
そなえよつねに!