金古小学校の南側の角に、石造物がいくつか建っています。
一番右に建っているのが、「道祖神」です。
天孫降臨型の双体道祖神は、鎌倉街道を辿っている時、和田多中町で出会ったことがあります。
◇鎌倉街道探訪記(12)
天孫降臨の神話に登場する「天鈿女命」(あめの・うずめのみこと)は、なかなかにセクシーです。
天孫「邇邇芸命」(ににぎのみこと)が天降る時、天の八衢(あめの・やちまた:道がいくつもに分かれている所)に立って一行を待ち受けていたのが、「猿田彦命」(さるたひこのみこと)。
身長七尺(2.1m)、鼻長七咫(ななあた:1m?)、目はホウズキのように赤く照り輝いていたと言うのですから、これは怖い。
そこでセクシーな天鈿女命を使わして、何者かを訊き出すことにした訳です。
きっと一行を追い返そうと待ち受けてたに違いない猿田彦はその色気にすっかり毒気を抜かれ、「天津神の御子が天降りすると聞き先導のため迎えに来た。」などと、調子いいことを言う始末。
おそらく道案内の道中、猿田彦が口説いたのでしょう、二人は夫婦になったらしいです。
ところがその後、猿田彦は比良夫貝(ひらふがい)に手を出して、挟まれて溺れ死んでしまったんだとか。
いやはや男というものは・・・。
ひとしきり写真を撮っていると、交通安全の腕章をした方がずっとこちらを見ているのに気が付きました。
道端に車を止めておいたので、てっきり叱られるのかなと思ったら・・・。
「これも珍しいと思うんだけど。」と、曲がり角の石を指さします。
「道しるべだよ。」
まったく気が付きませんでしたが、持っていた石筆でこすってみると、なるほど、文字が刻んであります。
珍しいことに、向かって前後左右の道案内が刻まれています。
左 足門-上郊-長野
右 箕輪縣道-前橋
前 箕輪縣道-相馬
後 三国縣道-東國分
時々こうやって、土地の人に教えられることがあります。
ありがとうございます。
一番右に建っているのが、「道祖神」です。
天孫降臨型の双体道祖神は、鎌倉街道を辿っている時、和田多中町で出会ったことがあります。
◇鎌倉街道探訪記(12)
天孫降臨の神話に登場する「天鈿女命」(あめの・うずめのみこと)は、なかなかにセクシーです。
天孫「邇邇芸命」(ににぎのみこと)が天降る時、天の八衢(あめの・やちまた:道がいくつもに分かれている所)に立って一行を待ち受けていたのが、「猿田彦命」(さるたひこのみこと)。
身長七尺(2.1m)、鼻長七咫(ななあた:1m?)、目はホウズキのように赤く照り輝いていたと言うのですから、これは怖い。
そこでセクシーな天鈿女命を使わして、何者かを訊き出すことにした訳です。
きっと一行を追い返そうと待ち受けてたに違いない猿田彦はその色気にすっかり毒気を抜かれ、「天津神の御子が天降りすると聞き先導のため迎えに来た。」などと、調子いいことを言う始末。
おそらく道案内の道中、猿田彦が口説いたのでしょう、二人は夫婦になったらしいです。
ところがその後、猿田彦は比良夫貝(ひらふがい)に手を出して、挟まれて溺れ死んでしまったんだとか。
いやはや男というものは・・・。
(注:多分に迷道院の憶測が含まれております。)
ひとしきり写真を撮っていると、交通安全の腕章をした方がずっとこちらを見ているのに気が付きました。
道端に車を止めておいたので、てっきり叱られるのかなと思ったら・・・。
「これも珍しいと思うんだけど。」と、曲がり角の石を指さします。
「道しるべだよ。」
まったく気が付きませんでしたが、持っていた石筆でこすってみると、なるほど、文字が刻んであります。
珍しいことに、向かって前後左右の道案内が刻まれています。
左 足門-上郊-長野
右 箕輪縣道-前橋
前 箕輪縣道-相馬
後 三国縣道-東國分
時々こうやって、土地の人に教えられることがあります。
ありがとうございます。
【金古中宿の道祖神】