「広報高崎」8月15日号に、みずむらやよいさんの藍染作品が展示されているということが載っていました。
3月頃から、「いま、市役所に展示する作品に取り組んでるんです。」とやよいさんに伺っていたので、楽しみにしていました。
つい先日、「6日から展示してます・・・。」とご連絡を頂いて、広報が配られる前に見に行ってきました。
まだあまり人が押し掛けてなかったので、ゆっくり鑑賞することが出来ました。
一つ一つじっくり見ている内に、まるでいい音楽を聞いた時みたいに、鳥肌が立つような感動を覚えました。
金子由香里の「小雨降る径」を聞いた時以来の感覚です。
正直なところ、私はどうも芸術オンチらしく、絵画や陶芸などを見ても心底「いいなぁ。」と思うことは少ないんです。
やよいさんの藍染作品を初めて見たのは、もう4年も前のことです。 ⇒ (号外!「みずむら やよいさん 藍染め展」)
この時も、「きれいだなー。」とは思いましたし、その後も何度か拝見してそうは思っていたのですが、まぁその程度で・・・。
今回の、この感動は何なんでしょう?
自分でも不思議だったんですが、もしかすると、やよいさんの工房を見学させてもらったせいかもしれません。
滅多に人を入れることがないという工房を、口説き落として見せてもらったことがあります。
その時、やよいさんが藍染を始めることになった経緯や、本物を追及するための苦労話、やよいさん独特の作品をつくる複雑な工程などをお聞きして、一つの作品ができるまでに気の遠くなるような時間と神経を費やすことを知りました。
今回展示された作品を見て「これは、どうやって染めたんだろう?」と思った時に、突然何かが私の中で吹き上がってきたような感じがしました。
史跡と同じように、芸術作品もまた、その人となりや物語を知ることでその価値が見えてくるんだなと思った瞬間でした。
やよいさんが昭和六十四年(1989)に出版した「藍日記」という本があります。
この素敵な装丁も、やよいさんの手によるものです。
「藍日記」は、高崎市民新聞に昭和六十二年(1987)六月から六十三年八月まで、51回にわたって連載されたものを、一冊の本にまとめたものです。
この「藍日記」をもとに、平成三年(1991)高崎市社会教育課が同名の映画※を作っています。
その中から、一部を抜粋してご紹介いたしましょう。
やよいさんが、いかに本物にこだわっているかがお分かり頂けると思います。
さて、ここまでお読み頂いた方は、きっと、やよいさんの作品を見たくなったことでしょう。
高崎市役所21階の展望ホールへ、ぜひお出掛け下さいませ。
3月頃から、「いま、市役所に展示する作品に取り組んでるんです。」とやよいさんに伺っていたので、楽しみにしていました。
つい先日、「6日から展示してます・・・。」とご連絡を頂いて、広報が配られる前に見に行ってきました。
まだあまり人が押し掛けてなかったので、ゆっくり鑑賞することが出来ました。
一つ一つじっくり見ている内に、まるでいい音楽を聞いた時みたいに、鳥肌が立つような感動を覚えました。
金子由香里の「小雨降る径」を聞いた時以来の感覚です。
正直なところ、私はどうも芸術オンチらしく、絵画や陶芸などを見ても心底「いいなぁ。」と思うことは少ないんです。
やよいさんの藍染作品を初めて見たのは、もう4年も前のことです。 ⇒ (号外!「みずむら やよいさん 藍染め展」)
この時も、「きれいだなー。」とは思いましたし、その後も何度か拝見してそうは思っていたのですが、まぁその程度で・・・。
今回の、この感動は何なんでしょう?
自分でも不思議だったんですが、もしかすると、やよいさんの工房を見学させてもらったせいかもしれません。
滅多に人を入れることがないという工房を、口説き落として見せてもらったことがあります。
その時、やよいさんが藍染を始めることになった経緯や、本物を追及するための苦労話、やよいさん独特の作品をつくる複雑な工程などをお聞きして、一つの作品ができるまでに気の遠くなるような時間と神経を費やすことを知りました。
今回展示された作品を見て「これは、どうやって染めたんだろう?」と思った時に、突然何かが私の中で吹き上がってきたような感じがしました。
史跡と同じように、芸術作品もまた、その人となりや物語を知ることでその価値が見えてくるんだなと思った瞬間でした。
やよいさんが昭和六十四年(1989)に出版した「藍日記」という本があります。
この素敵な装丁も、やよいさんの手によるものです。
「藍日記」は、高崎市民新聞に昭和六十二年(1987)六月から六十三年八月まで、51回にわたって連載されたものを、一冊の本にまとめたものです。
この「藍日記」をもとに、平成三年(1991)高崎市社会教育課が同名の映画※を作っています。
その中から、一部を抜粋してご紹介いたしましょう。
やよいさんが、いかに本物にこだわっているかがお分かり頂けると思います。
※ | 全編通してご覧になりたい方は、高崎市立図書館の窓口でお尋ねください。ビデオテープがあるはずです。 |
さて、ここまでお読み頂いた方は、きっと、やよいさんの作品を見たくなったことでしょう。
高崎市役所21階の展望ホールへ、ぜひお出掛け下さいませ。