
8月初めに、敬西寺さんで上映された「土徳」という映画に感銘を受けて、同名の記事を書かせて頂いたのがご縁となりました。
その記事をご覧になった敬西寺の奥様からご招待を頂き、痛く恐縮しながらも、有り難くお言葉に甘えることに致しました。

森村恭一郎カルテットの皆さんの演奏は、もちろん素晴らしかったのですが、私は、森村さんのトークの方にびっくりしてしまいました。
(ソプラノサックスを吹いているのが、森村さんです。)
この森村さん、何と、あの白衣大観音の原型をデザインした、森村酉三氏のご子孫だというのです。
森村酉三氏については、「観音様の縁結び」という記事に書いたことがあるのですが、まさか、ここでご子孫にお会いするとは、夢にも思いませんでした。
びっくりしたのは、それだけではありません。

中央の女性は、一路堂で開かれた「井上房一郎忌記念展」に絵を出品されていた、東野和子さんです。
東野さんは、美術音痴の私に、絵のことを詳しく解説して下さいました。
その時、「私は、東野 英治郎(とうの えいじろう)の姪なんです。」と仰っていたので、記憶力ゼロの私でも憶えていたんです。

この方は、音楽センターの壁画を手掛けた画家・石澤久夫氏です。
「念願の一路堂」で、お名前だけですが、ご紹介していました。
こうなると、さすが引っ込み思案の私でも、ミーハー心が刺激されて、思わずJAZZライブのチラシの裏に、サインをお願いしてしまいました。

「今度、録音機を持って家においで。」とまで言って頂きました。
このチラシは、我が家の家宝になることでしょう。
映画「土徳」のご縁が結んだ今回のJAZZコンサートでしたが、意外にも「高崎白衣大観音」「一路堂」「群馬音楽センター」に深くかかわる方々との、ご縁に発展しました。
これまで、誰がこの不思議なご縁を結びつけているのか、それこそ不思議でしたが、やっと気が付きました。
結びつけていたのは、「高崎」という町だったんですね。