少し前の話になりますが、朝日新聞の「声」に、こんな投稿がありました。
この投稿を見て、二つのことに驚きを覚えました。
ひとつは、68歳の方が、東京・日本橋から京都まで、中山道を歩く旅を続けておられるということです。
いつでしたか、倉賀野神社で同じように中山道を歩いている若者に出逢ったこともあります。
ことほど左様に、旧街道というのは人を魅了するものがあるのでしょう。
もうひとつは、歴史的な建物を「無料休憩所」にするというアイデアです。
築300年の建物ということですが、それを壊すことなく残し、中山道松井田宿の遺産として活用したのです。
そういう、町の歴史を愛する気持ちが、自然と「おもてなしの心」として出てくるのだと思いました。
これは、ぜひとも行ってみたいという気持ちになります。
で、行ってきました。
実は、うっかり通り過ぎながら、「あっ、ここだ!」と気が付いてUターンして戻ってきました。
地味ではありますが、よく見るとなかなか味のある建物です。
「みなとや」と染め抜いた暖簾が掛かる引き戸を開けると、広い土間があり、黒光りのする床や天井が、歴史を感じさせます。
上がり端(はな)には、お洒落な照明に照らされた「おひなさま」が飾られていました。
「中山道松井田宿手ぬぐい」を縫い合わせた、素敵な暖簾が下がっています。
その暖簾の先は、地元の方の手作り作品でしょうか、お人形や手まりなどが並ぶ売店になっています。
1階のお休み処には、ポットや茶碗が用意され、セルフで自由に頂けます。
お腹の空いている方は、日替わり定食(500円)も用意されています。
←このパンフレットも、いいでしょー。
温かみを感じますよね。
このパンフレット、松井田商工会の「空き店舗対策事業委員会」で作成しています。
パンフレットによると、ここ「みなとや」は中山道が東山道であった頃から宿屋を営んでいたそうです。
ところが、明治四年(1871)の大火で焼失してしまったのだとか。
現在の建物は、当時の夫人の実家「原市の仁井家」から火事見舞いとして、築150年を越えた農家の建物を贈られ、移築したものだそうです。
ということで、300年も前の建物ということなのです。
もうひとつ、いきましょうか。
階段下のこの小部屋は何でしょう?→
「みなとや」さんへ行ったら、ぜひその脇道へ入って見て下さい。
素晴らしい蔵造りの家に、びっくりするはずです。
こちらが、「みなとや」さんの母屋なんですね。
松井田町では、今、商業活性化支援事業として「中山道松井田宿」を整備しています。
街道沿いにはまだまだ、趣きのある建物が残されています。
案内看板もお洒落です。
ネットで「中山道」と検索すると、沢山の方が実際に中山道を歩いていることが分かります。
その方達は、往時を偲ぶ風情が残っていることに魅力を感じているようです。
「高崎宿に入った途端に、何も残ってないね。」と、がっかりさせたくないのですが、さて、どうしたもんでしょう?
この投稿を見て、二つのことに驚きを覚えました。
ひとつは、68歳の方が、東京・日本橋から京都まで、中山道を歩く旅を続けておられるということです。
いつでしたか、倉賀野神社で同じように中山道を歩いている若者に出逢ったこともあります。
ことほど左様に、旧街道というのは人を魅了するものがあるのでしょう。
もうひとつは、歴史的な建物を「無料休憩所」にするというアイデアです。
築300年の建物ということですが、それを壊すことなく残し、中山道松井田宿の遺産として活用したのです。
そういう、町の歴史を愛する気持ちが、自然と「おもてなしの心」として出てくるのだと思いました。
これは、ぜひとも行ってみたいという気持ちになります。
で、行ってきました。
実は、うっかり通り過ぎながら、「あっ、ここだ!」と気が付いてUターンして戻ってきました。
地味ではありますが、よく見るとなかなか味のある建物です。
「みなとや」と染め抜いた暖簾が掛かる引き戸を開けると、広い土間があり、黒光りのする床や天井が、歴史を感じさせます。
上がり端(はな)には、お洒落な照明に照らされた「おひなさま」が飾られていました。
「中山道松井田宿手ぬぐい」を縫い合わせた、素敵な暖簾が下がっています。
その暖簾の先は、地元の方の手作り作品でしょうか、お人形や手まりなどが並ぶ売店になっています。
1階のお休み処には、ポットや茶碗が用意され、セルフで自由に頂けます。
お腹の空いている方は、日替わり定食(500円)も用意されています。
←このパンフレットも、いいでしょー。
温かみを感じますよね。
このパンフレット、松井田商工会の「空き店舗対策事業委員会」で作成しています。
パンフレットによると、ここ「みなとや」は中山道が東山道であった頃から宿屋を営んでいたそうです。
ところが、明治四年(1871)の大火で焼失してしまったのだとか。
現在の建物は、当時の夫人の実家「原市の仁井家」から火事見舞いとして、築150年を越えた農家の建物を贈られ、移築したものだそうです。
ということで、300年も前の建物ということなのです。
《ここでクイズです。》
←天井に付いている、この箱はいったい何でしょう?もうひとつ、いきましょうか。
階段下のこの小部屋は何でしょう?→
答えは、「みなとや」さんへ行って、直接お聞きくださいませ(^^)
「みなとや」さんへ行ったら、ぜひその脇道へ入って見て下さい。
素晴らしい蔵造りの家に、びっくりするはずです。
こちらが、「みなとや」さんの母屋なんですね。
松井田町では、今、商業活性化支援事業として「中山道松井田宿」を整備しています。
街道沿いにはまだまだ、趣きのある建物が残されています。
案内看板もお洒落です。
ネットで「中山道」と検索すると、沢山の方が実際に中山道を歩いていることが分かります。
その方達は、往時を偲ぶ風情が残っていることに魅力を感じているようです。
「高崎宿に入った途端に、何も残ってないね。」と、がっかりさせたくないのですが、さて、どうしたもんでしょう?
【松井田宿お休み処「みなとや」】