今日は、久しぶりにブログネタ取材のために散歩に出た。
旧中山道から倉賀野神社の参道に入る角に、蔵があった。
遠目には漆喰壁に見えるのだが、近くに寄ると白色のトタン板で覆われていた。
敷地の広さとその趣きからして、昔はさぞかし名のある商家であったのだろうと思われる。
ちょうど近くのお宅で、ご年配のご夫婦が玄関のドアを直していたので、声を掛けてみた。
人間嫌いの迷道院としては、至極珍しい行動である。
「この蔵のあるお家は、昔何屋さんだったんですか?」と聞くと、
「あー、ここんちはね、酒屋だったんさー。造り酒屋だいねー。」と教えてくれた。
「そこんとこにさ、井戸があったんだい。きれぇな水が出ててなぁ。そいで、水がいいもんだからさ、酒ぇつくってたんさ。」
「前は、漆喰だったんだけどさ、はぁ痛んでボロボロ落ちるだんべ。んで、トタン張ったんだいなー。」
今はあまり聞くことができなくなった上州弁で、昔の倉賀野のことをいろいろ語り始めてくれた。
その内、奥様が「お茶でも飲んでってくださいよ。これも何かのご縁ですから。」と・・・。
恐縮してお断りしたのだが、ご主人の尽きぬ昔話を聞いている間に、お煎餅、生菓子、沢庵まで用意して頂いて、玄関先で頂戴することになってしまった。
すっかり長居をして、帰り際にふと表札を見ると「鳥井」さんという苗字だった。
神社のすぐそばに「とりい」さんとは、出来すぎでしょう!
お土産に、生菓子を包んで持たせてくれました。
「また近くに来たら寄ってくださいね。」とまで言ってくれた、素敵なご夫婦でした。
いつまでもお元気で!
昔の面影を残す参道を進むと、水車の回る素敵なお庭を発見した。
ご主人と思しき方がいたので、「こんにちは!」と声をかけた。
あれ?今日の迷道院、おかしいぞ。
先ほどのご夫婦の人懐こさが、うつってしまったのだろうか。
「はい?」とこちらに来たご主人に聞くと、水車はご主人の手作りだそうである。
そればかりか、四阿(あずまや)も手作りだという。
このご主人も、心安く「中に入んない。」と言って下さったが、流石に今日は、ご遠慮申し上げた。
人嫌いの迷道院が、ちょっぴり人好きになったのだろうか。
それとも、参道の懐かしい佇まいのせいだろうか。
もしかすると、倉賀野神社の「飯玉さま」のお引き合わせだろうか。
その「飯玉さま」については、また次回。
旧中山道から倉賀野神社の参道に入る角に、蔵があった。
遠目には漆喰壁に見えるのだが、近くに寄ると白色のトタン板で覆われていた。
敷地の広さとその趣きからして、昔はさぞかし名のある商家であったのだろうと思われる。
ちょうど近くのお宅で、ご年配のご夫婦が玄関のドアを直していたので、声を掛けてみた。
人間嫌いの迷道院としては、至極珍しい行動である。
「この蔵のあるお家は、昔何屋さんだったんですか?」と聞くと、
「あー、ここんちはね、酒屋だったんさー。造り酒屋だいねー。」と教えてくれた。
「そこんとこにさ、井戸があったんだい。きれぇな水が出ててなぁ。そいで、水がいいもんだからさ、酒ぇつくってたんさ。」
「前は、漆喰だったんだけどさ、はぁ痛んでボロボロ落ちるだんべ。んで、トタン張ったんだいなー。」
今はあまり聞くことができなくなった上州弁で、昔の倉賀野のことをいろいろ語り始めてくれた。
その内、奥様が「お茶でも飲んでってくださいよ。これも何かのご縁ですから。」と・・・。
恐縮してお断りしたのだが、ご主人の尽きぬ昔話を聞いている間に、お煎餅、生菓子、沢庵まで用意して頂いて、玄関先で頂戴することになってしまった。
すっかり長居をして、帰り際にふと表札を見ると「鳥井」さんという苗字だった。
神社のすぐそばに「とりい」さんとは、出来すぎでしょう!
お土産に、生菓子を包んで持たせてくれました。
「また近くに来たら寄ってくださいね。」とまで言ってくれた、素敵なご夫婦でした。
いつまでもお元気で!
昔の面影を残す参道を進むと、水車の回る素敵なお庭を発見した。
ご主人と思しき方がいたので、「こんにちは!」と声をかけた。
あれ?今日の迷道院、おかしいぞ。
先ほどのご夫婦の人懐こさが、うつってしまったのだろうか。
「はい?」とこちらに来たご主人に聞くと、水車はご主人の手作りだそうである。
そればかりか、四阿(あずまや)も手作りだという。
このご主人も、心安く「中に入んない。」と言って下さったが、流石に今日は、ご遠慮申し上げた。
人嫌いの迷道院が、ちょっぴり人好きになったのだろうか。
それとも、参道の懐かしい佇まいのせいだろうか。
もしかすると、倉賀野神社の「飯玉さま」のお引き合わせだろうか。
その「飯玉さま」については、また次回。