ちょっと間が空いてしまいましたが、東北ぶらり旅の最終回です。
今回は、遠野の町なかを見ていきましょう。
町角にある薬屋さんですが、みごとな蔵造りです。
ただ、海鼠(なまこ)壁をよく見ると、模様が繋がっていません。
これは想像ですが、隣の家が撤去されて壁面が露わになってしまったので、あとから海鼠壁風にしたのではないかと思うのです。
でも、充分遠野らしい風景になっていて、違和感は全く感じません。
空き店舗だったのでしょうか、その軒先にモニュメントが置かれています。
「天人児」(てんにんこう)という、遠野の羽衣伝説の民話を表現しているようです。
遠野駅前から市立博物館までの通りに、このような民話の主人公のモニュメントが10基ほど置かれていますが、全国のシャッター通り対策としても、一考の価値があるのではないでしょうか。
ここも角地のちょっとした空き地ですが、民話のモニュメントが置かれています。
モニュメントの題は「We are waiting 桃太郎」となっています。
これから生まれてくる桃太郎を、猿、雉、犬が待っているということなのでしょう。
町の角々に、町名とその由来を書いた標杭が建っています。
同じ城下町であったわが高崎にも、ぜひ欲しいなぁと思うものでした。
そうそう、標杭といえば、こんなのもありました。
現在地が分かる地図が埋め込んであります。
これを見て、「あえりあ遠野」のポプラの説明板と結びつけた、ひとつのアイデアが湧きました。
わが高崎の町なかから消えてしまった昔の風景、その写真をタイルに焼き付けて標杭に埋め込み、それを町の角々に建てたらどんなもんかな、と思ったのです。
できたら、QRコードでも埋め込んで、観光客に昔の風景をお持ち帰りしてもらったり。
遠野町は、観光客を町なかに呼び戻すために、
「最大限の既存資源活用を図り、中心市街地に残る町屋、名所・旧跡、さらには神社・仏閣などの観光資源をルート化し、観光客が町なかを回遊する仕組みを構築する。」
という基本構想に基づいて、市街地整備を行ったそうです。
その整備のひとつが、「蔵の道」です。
蔵の道エリアには、こんな素敵なものもあります。
町全体が、テーマパークでした。
こんなところにまで、景観に配慮しています。
足元にだって、遠野があります。
遠野の町がこれほど調和がとれているのは、やはり「遠野物語」というひとつのコンセプトにこだわっているからでしょう。
振り返って、わが高崎の町なかを見た時に、こだわりをひとつに絞るとしたら何でしょう。
商業でしょうか、音楽でしょうか、映画でしょうか、パスタでしょうか、観音様でしょうか、達磨でしょうか・・・。
どれかに絞れば、誰かが怒りだしそうな気がします。
かといって、絞らなければ調和のとれない散漫な街になります。
全てを包含し、なおかつひとつのコンセプトに絞る。
そして、国内外の観光客に魅力あるもの・・・。
うーん・・・。
「城下町高崎」...これかな?
今回は、遠野の町なかを見ていきましょう。
町角にある薬屋さんですが、みごとな蔵造りです。
ただ、海鼠(なまこ)壁をよく見ると、模様が繋がっていません。
これは想像ですが、隣の家が撤去されて壁面が露わになってしまったので、あとから海鼠壁風にしたのではないかと思うのです。
でも、充分遠野らしい風景になっていて、違和感は全く感じません。
空き店舗だったのでしょうか、その軒先にモニュメントが置かれています。
「天人児」(てんにんこう)という、遠野の羽衣伝説の民話を表現しているようです。
遠野駅前から市立博物館までの通りに、このような民話の主人公のモニュメントが10基ほど置かれていますが、全国のシャッター通り対策としても、一考の価値があるのではないでしょうか。
ここも角地のちょっとした空き地ですが、民話のモニュメントが置かれています。
モニュメントの題は「We are waiting 桃太郎」となっています。
これから生まれてくる桃太郎を、猿、雉、犬が待っているということなのでしょう。
町の角々に、町名とその由来を書いた標杭が建っています。
同じ城下町であったわが高崎にも、ぜひ欲しいなぁと思うものでした。
そうそう、標杭といえば、こんなのもありました。
現在地が分かる地図が埋め込んであります。
これを見て、「あえりあ遠野」のポプラの説明板と結びつけた、ひとつのアイデアが湧きました。
わが高崎の町なかから消えてしまった昔の風景、その写真をタイルに焼き付けて標杭に埋め込み、それを町の角々に建てたらどんなもんかな、と思ったのです。
できたら、QRコードでも埋め込んで、観光客に昔の風景をお持ち帰りしてもらったり。
遠野町は、観光客を町なかに呼び戻すために、
「最大限の既存資源活用を図り、中心市街地に残る町屋、名所・旧跡、さらには神社・仏閣などの観光資源をルート化し、観光客が町なかを回遊する仕組みを構築する。」
という基本構想に基づいて、市街地整備を行ったそうです。
その整備のひとつが、「蔵の道」です。
素敵な蔵造りのカフェ&レストラン→
「ズモナハウスTANTO TANTO」
「ズモナハウスTANTO TANTO」
蔵の道エリアには、こんな素敵なものもあります。
素敵な風景の 「蔵の道ひろば」 | 勿体ないほどの 「公衆トイレ」 | 昔懐かしい おもちゃ図書館 「蔵の道ギャラリー」 |
町全体が、テーマパークでした。
現役の薬局店 隣は司法書士事務所 | 和風三階建ての お座敷料亭 | 和風モダンな 建築設計事務所 |
こんなところにまで、景観に配慮しています。
コンクリートビルも 土塀でお化粧 | 空き地だって 板塀でお化粧 | べんがら塗り風な 護美収集箱 |
足元にだって、遠野があります。
遠野の町がこれほど調和がとれているのは、やはり「遠野物語」というひとつのコンセプトにこだわっているからでしょう。
振り返って、わが高崎の町なかを見た時に、こだわりをひとつに絞るとしたら何でしょう。
商業でしょうか、音楽でしょうか、映画でしょうか、パスタでしょうか、観音様でしょうか、達磨でしょうか・・・。
どれかに絞れば、誰かが怒りだしそうな気がします。
かといって、絞らなければ調和のとれない散漫な街になります。
全てを包含し、なおかつひとつのコンセプトに絞る。
そして、国内外の観光客に魅力あるもの・・・。
うーん・・・。
「城下町高崎」...これかな?