2022年01月29日

史跡看板散歩-234 マル杉

久しぶりの、ほんとに久しぶりの史跡看板散歩です。

今日は、倉渕町川浦地区にある「マル杉」です。
権田の信号を北軽井沢方面へ4.5kmほど行くと、道路右側に建っている史跡看板が見えます。



なるほど、樹形が丸いので「マル杉」ですか。

看板の写真と同じアングルで写真を撮ってみましたが、後ろの杉にかぶって丸さがよく分かりません。


こちらからの方がよく分かりますかね。


いろんなアングルで撮る内に、こんな面白いのが撮れました。

後ろの杉の梢が耳になって、私には「トトロ」に見えたんですがね。

「杉としては珍しい樹形」と書かれているので、ネットでググって見ると、岐阜県明智町「団子スギ」ってのがあって、県の天然記念物に指定されているようです。

もうひとつ、新潟県魚沼市にも「てんまる杉」ってのがあって、これも市の指定文化財になっています。

川浦「マル杉」も、高崎市の文化財指定が欲しいですね。

【マル杉】



  


Posted by 迷道院高崎at 07:00
Comments(2)高崎市名所旧跡案内板

2022年01月15日

トラ柄のノラ

近所に野良猫が出没します。
たいてい、陽の当たる所を探しては、
気持ちよさそうに寝てます。
この先どうなるんだろうかなんて不安は、
微塵も感じてなさそうです。


養老孟司著
「猫も老人も、役立たずでけっこう」より

時間感覚も
人間と動物では
違うと思いますね。
おそらく、動物には
「現在」しかない。

だから、
「今その時」を生きている動物は、
日々危険な目に遭わないように
という意識の方が強い。

食べることと寝ること以外、
何も考えていない

もっと成長を、
もっと効率を。
そんなものを
必死に追い求めた結果、
世の中は
わけのわからないものに
なってしまいました。
しかも、誰もがそれを
進歩だと信じ込んでいる。

ヒトの欲はキリがない。
かたや、猫に限らず動物は、
足ることを知っています。

どちらが馬鹿で、
どちらが幸せなんでしょうね。


  


Posted by 迷道院高崎at 18:00
Comments(0)◆私事雑感

2022年01月01日

どんな年に・・・

2022年が始まりました。
今年も、
今年は、
今年こそ、



人それぞれの、
今年が始まりました。


「今年」 谷川俊太郎

涙があるだろう
今年も

涙ながらの歌があるだろう
固めたこぶしがあるだろう
大笑いがあるだろう
今年も

あくびをするだろう
今年も

短い旅に出るだろう
そして帰ってくるだろう
農夫は野に
数学者は書斎に

眠れぬ夜があるだろう
だが愛するだろう
今年も

自分より小さなものを
自分を超えて大きなものを

くだらぬことに喜ぶだろう
今年も
ささやかな幸せがあり
それは大きな不幸を
忘れさせることはできぬだろう
けれど娘は背が伸びるだろう
そして樹も

御飯のおいしい日があるだろう
新しい靴を一足買うだろう
決心はにぶるだろう今年も
しかし去年とはちがうだろう ほんの少し
今年は

地平は遠く果てないだろう
宇宙へと大きなロケットはのぼり
子等(こら)は駆けてゆくだろう

今年も歓びがあるだろう
生きてゆくかぎり
いなむことのできぬ 希望が


  


Posted by 迷道院高崎at 06:00
Comments(8)◆私事雑感