2010年04月14日

続・日本一しょうゆ

前回に続き、「日本一しょうゆ」です。

いえいえ、前回の女将さん目当てじゃありません。
ここは、大間々です。

正式な社名は「(株)岡直三郎商店」、本社は東京都町田市大間々は群馬工場、高崎「岡醤油醸造」は関連会社ということになっています。

群馬工場は、天明七年(1787)に近江商人・岡忠兵衛が、「河内屋」の屋号で醤油醸造を始めた、同社発祥の地です。
高崎「岡醤油醸造」はその支店として、明治三十年(1897)、四代目・岡宗一郎氏が開きました。

大間々店内の趣も、高崎店と同じく昔ながらの造りで、いい雰囲気を醸し出しています。

柱の陰に、女性がちょこっと写っているでしょ?
本当は、正面から撮らせて頂きたかったのですが、横顔になってしまいました。
お醤油屋さんの女性が美しいのは、普段から発酵食品に触れているせいなのでしょうか。

美しいのは外見だけではありません。
接客の仕方も、実に優しくて気持ちいいんです。
突然伺って、工場を見せて頂けないかと不躾なお願いをしたにも拘らず、嫌な顔も困った顔もせずに承諾して下さいました。
それどころか、「ちょうど今、従業員の会議が始まってしまって、説明担当がご案内できなくて申し訳ありません。」と仰る姿に、こちらの方が恐縮してしまいました。

土蔵・大屋根・煉瓦煙突、ノスタルジー気分満喫です。

年季の入った大樽が、ずらーっと並んでいます。
中には、仕込まれたお醤油の原液が眠っています。
暖かくなると目を覚まして、ブツブツと話を始めるのだそうです。

板パレットの上に、何が載っているのか覗き込んでいると、「あ、搾り粕です。」と笑っていました。
鼻を近づけると、香ばしいお醤油のいい香りがしました。

動物の飼料になるのだそうです。
この餌を食べた動物は、みんな器量よしになることでしょう。


人間は、こちらを食べましょう。→
平成二十年に新発売の「醤油あいす」です。

帰り際、「充分なご説明ができず、申し訳ありませんでした。ぜひまたおいで下さい。お待ちしております。」
と、丁寧に見送って頂きました。

昔懐かしい建物だけでなく、昔懐かしい客あしらいの良さにも出逢えた、素敵なタイムトリップでした。
大間々町、いい町です!
そうそう、柳家紫文師匠お勧めの「ながめ余興場」もすぐ近くです。
いってんべー、いってんべー!


【「岡直三郎商店」群馬工場】





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この記事へのコメント
いいですね、いいですね。「溜まり」ませんねー(笑)大間々の煉瓦煙突は角型ですね!初めて見ました。
古き良き時代の香りが漂ってくるようです。なんて素敵なものが持続されているのでしょうか。うれしくなってしまいます。
どちらの女将さんもいい方で・・・。日本人のよさ、日本の文化のよさを永く伝えたいものですね^^。
あこがれの「ながめ余興場」の近く!ですか・・・う~ん、桜が咲いているうちに行きたかったのですが、またの機会のお楽しみになってしまいました^^。
Posted by 風子風子  at 2010年04月14日 14:26
>風子さん

はいはい、「溜まり」も「もろみ」もありましたよー!
帰る車の中は、ふくよかな香りがいつまでも残ってました。

「はねたき橋」も「ながめ余興場」も、桜満開でしたが、まだ蕾の枝垂れ桜もあったりして、今年の桜は長持ちしてますね。
秋の紅葉も素晴らしいところなので、ぜひ行ってご覧あそばせ!
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2010年04月14日 18:56
現役最後の5年間の
職場が桐生でした。
大間々のこの大釜は
この東国歴史街道を通るたびに
よく目にしていましたが
お店に寄ることはありませんでした。
こんな由緒あるお店とは
つゆ知らず惜しいことをしました。

すぐ南にある「赤城山」の近藤酒造には
行ったのですが・・・

それにしても
迷道院高崎さんのフットワークの
良さには感心しています。
Posted by いちじん  at 2010年04月15日 08:51
大間々、近江商人、そうでしたか。 
知りませんでした。 

十一屋さんも近江商人、確か、岡さんではなかつたかな?
Posted by 捨蚕捨蚕  at 2010年04月15日 10:40
>いちじんさん

コメントありがとうございます!

お勤めが桐生でしたか。
桐生も、今、町興しに力を入れてますよね。
織物に関する歴史遺産もたくさん残ってますから、何とも羨ましい限りです。

フットワークいいですかね?
興味のあることにはそうなんですが・・・(^^ゞ
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2010年04月15日 19:05
>捨蚕さん

あ、十一屋さんも岡さんですか。
捨蚕さんのエリアに近づいてきてますが、いろいろご教授ください。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2010年04月15日 19:39
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