2014年02月02日

花の上州どこから明ける 「高崎音頭」を広めよう

近頃の前橋の街づくりへの取り組みは、敵(?)ながら天晴れなものがあります。

この日の上毛新聞では、「前橋市歌」をカラオケ配信するとあります。
しかも、「市長への手紙」から実現したというのには、「ムムッ、やるな。」という感じです。

カラオケにするほど、市民に歌われているのでしょうか。
とすれば、それも驚きです。
恥ずかしながら、高崎生まれの高崎育ちである迷道院は、「高崎市歌」歌ったことがありません。(もしかすると、聞いたことも・・・)

でも、昭和二十七年(1952)に作られた「高崎音頭」なら、ソラで歌えますよ。(一番だけですけど)
この歌は、「新日本高崎子ども博覧会」の開催を機に、市民から募集した歌詞をサトウハチロー氏が審査し、古賀政男氏が曲を付けたというものです。

なかなかノリのいい歌で、各町内の盆踊りでは必ずと言っていいほど踊られていました。
そんな訳で、おそらく迷道院と同年代の高崎市民にとっては「上毛かるた」みたいなもんで、みんな歌えると思います。
でも、いつの頃からか町内の盆踊りでも聞くことがなくなりましたので、若い人は知らないんでしょうね。

幸い音源が残っていたので、写真をつけて動画にしてみました。


初めて聞いた方もいらっしゃるでしょう。
いかがでしたか?
歌いやすいし、憶えやすいでしょう?

実は、動画では省略されている歌詞があります。

  越路 信濃路 伊香保にお江戸
  旅の高崎 おのぞみ次第
  胸に残るは 昼の月

  いつもはりきり 気持ちは若い
  主の高崎 わたしの街と
  呼べばこだまが 呼び返す


なかなか粋な歌詞ですよね。
勢多郡下川渕村(現在は前橋市)の、瀬尾良雄さんの作詞だそうです。

踊りの振り付けは、高崎生まれの花柳徳兵衛氏が行っています。

特徴的で面白いのは、輪の中心に向かってピョンッ!と跳ぶところです。(図の十四)
珍しい踊りじゃないですか?

さあ、どうでしょう、皆さん。
「高崎音頭」を、流行らせてみませんか。

商店街なぞは、時報がわりに流してもいいんじゃないでしょうか。
公民館では、健康体操がわりに踊るとか。
からおけクラブでは、発声練習がわりに歌って。
老人施設では、リハビリに効果があるんじゃないですか?

さあさあ、「高崎音頭」を広めましょう!


  


Posted by 迷道院高崎at 09:22
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2013年11月17日

かみつけの 前髪おくれ毛 有卦に無卦

たしか、取っておいたはずだと思って、探し出しました。

同じ方が、ひと月後にまた投稿されています。

私がなぜこの方の投稿を切り抜いておいたかというと、箕輪城という史跡を通じて、井伊直政公とつながる彦根浜松と、実に価値のある交流をされていることに、とても感銘を受けたからです。

さらに、10月3日の投稿の中で、高崎市長の公用車のナンバーが、直政公が箕輪から高崎に移ってきた年と同じ「1598」であると紹介されていたことにも、驚きを感じました。
つねづね、高崎は歴史を大切にしない町だという印象を持っていたからです。

このことを思い出させたのは、最近のこの新聞記事でした。

前橋市は、来年の大河ドラマ「軍師官兵衛」で盛り上がる姫路市を表敬訪問し、双方の歴史に由来する樹木の苗木を交換して、歴史交流を図ったということです。
さらに、「8月に発足した歴史遺産活用委員会は、歴史文化を活かしたブランド力創出の柱に都市間連携を掲げている。」とあります。

よく、「天使の前髪をつかめ」という言葉を聞きます。
「天使に後ろ髪はないから、チャンスを逃すな。」ということだそうですが、前橋市は、まさに前髪をつかもうとしていると言えましょう。

冒頭に挙げた投稿の内容は、民々交流としては実に素晴らしいものだと思います。
しかし、わが高崎市は、その前髪をつかむ気はなかったように見受けます。

大河ドラマ「江」にも、「八重の桜」にも、高崎がつかむ前髪はありました。
世界遺産を目指す「富岡製糸場」にも、前髪はあります。

来年の大河ドラマ「軍師官兵衛」にだって、高崎分の前髪がない訳じゃありません。
同時代に生きた軍師・山本勘助の子孫は、明治維新の時まで高崎藩に仕えていたのですから。

さて、これから有卦に入るのは、前髪をつかむ前橋市か、おくれ毛すら見送る高崎市か。
黒田官兵衛山本勘助、その鍵を握っているのは優れた軍師の存在かも知れませんね。



  


Posted by 迷道院高崎at 09:36
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2013年11月16日

お国訛りは、お国の土産

ある方から、富山の素敵なお土産を頂戴しました。

以前、「上州弁番付表」を差し上げた方なんですが、富山へ旅行に行って「あっ、これか!」って思って、買ってきて下さったんだそうです。

「富山方言 豆知識」っていうんですが、包装紙には富山の方言がびっしり書かれているだけで、何が入ってるのかは書かれていません。
こういうの、迷道院大好きなんですよ。

自然、箱をひっくり返しながら、書かれてる富山方言を読んじゃいますよ。
えー?おごってやるが「だいてやる」
おいおい「おちんちんかく」って・・・。

普通の包装紙だったら、ビリビリッて破っちゃうところですが、この包装紙だけはと思って、そっと糊付けを剥がしていて気が付きました。

ちゃんと剥がしやすいように、粘着力の弱い糊が使われているんです。
この包装紙を飾りたいと思う人のことを、意識してるんだろうなぁと思いました。
そして出てきたのは、豆菓子でした。
なるほど、「豆知識」ね!

実は、私が「上州弁番付表」を作ったのも、こんな風に使ってもらえたら面白いなと思ったからなんです。
そのことは、「上州弁手ぬぐい物語」にも書いたのですが。

誰か、上州弁を使って、こんな遊び心豊かなお土産つくってくれる人、現れないかなぁ。


  


Posted by 迷道院高崎at 07:55
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2013年06月12日

やっと・・・

おっ!と思う新聞記事がありました。

「おっきりこみ」を群馬の名物にしようというシンポジウムが、開催されるというのです。

おー、やっとここまで来たか、という感じです。

というのも、不肖・迷道院は、このブログで2009年からずっと、このことを訴え続けてきたものですから。
   ◇「たてっけえし」のすすめ


県のイメージアップ推進室が「おっきりこみプロジェクトチーム」の初会合を開いたのは、今年の4月12日だそうです。

これを見てかどうかは分かりませんが、上毛新聞「ひろば」欄にも「おっきりこみ」についての投稿が相次ぎました。








「おきりこみ」は夫々の家庭で作られていて、専門店というのがなかったことが、忘れられた郷土料理になった要因だと思います。

「おきりこみ」という名で「おきりこみ風うどん」を出す店はあっても、本物の「おきりこみ」を食べさせてくれるお店は少ないのが現状です。

そんなことで、この度の県の取り組みにはとても期待しているところなんですが、できれば、もうひとヒネリ、もうひと押しして欲しい気がします。
どうでしょう、「じりやき」「つみっこ」「たてっけえし」は。
お店にはぜひ、「上州弁手ぬぐい」の暖簾を。
BGMには、「八木節」を。

あ、そういえば、「群馬うんめえもんのうた」ってのもありましたね。

個人的には、「湯けむり美少女」が好きなんですが。

なんだかんだ言いますが、とにかく盛り上げましょう!
県民のアイデアも、大いに取り入れながら。


  


Posted by 迷道院高崎at 22:07
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2012年11月14日

とある団地に秋が来た

秋がここまで下りてきました。

とある団地の公園です。







アメリカフウケヤキの並木も、ようやく色づいてまいりました。
ただ、この紅葉が楽しめるのは時間の問題かも知れません。

   ◇2009年11月19日 「丸刈り並木」
   ◇2010年11月13日 「フウの木の想い」
   ◇2011年11月06日 「たかさき景観まちづくり、ですか・・・」

と、まあ、毎年この時期になると、嘆いておる次第でして。
いつまた、あのチェーンソー軍団が現れるのか、戦々兢々の心地です。

おや?もう丸刈りにされていたのか!
と、思いきや、そうではありません。
今年の春から葉を付けていないんです、この木たち。

専門家ではないので分かりませんが、早すぎる丸刈りのせいだと私は思っています。


枯死したアメリカフウの切り株です。→

こんな切り株が、この並木道にはいくつもあります。









←去年バッサリやられた山茶花は、こんな具合です。

嗚呼、この悲しみを如何にとやせん。

今年は、アメリカフウの落葉を最後まで見届けてあげたいものです。



  


Posted by 迷道院高崎at 08:58
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2012年05月27日

温故知新と遠故馳新

「温故知新(おんこちしん)」は、言うまでもない四字熟語。
「故(ふる)きを温(たず)ねて 新しきを知る」
読みは同じですが「遠故馳新」は私の造語。
「故きを遠ざけ 新しきに馳せる」と読んで欲しいのですが・・・。

双方を代表するような事例が、ほとんど同日に新聞に掲載されました。
まるで、「さあ、あなたはどちらを取りますか?」とでも言っているように。

そのひとつが、高崎市のこれです。

もうひとつは、桐生市のこれです。

「桐生は古い建物が残っているが、高崎には残ってないからなぁ。」という声が聞こえてきそうですが、いえいえ、高崎にもまだまだ残っているんです。
(例えば、過去記事「本町今昔物語」をご覧ください。)

桐生の歴史的建物の利活用プロジェクトに携わる赤池孝彦氏は、このように述べています。

要は、「ソフトが先、ハードは次」ということではないでしょうか。
そうそう、ソフトといえば、こんなのが人気急上昇中なんだそうですね。

高崎桐生の集客力UPプラン、どちらの仮説が正しいかは、やがて自ずと結果が出ることでしょう。
ただ、仮説が外れた時には、取り返しがつくようにしておいて欲しいものです。


  


Posted by 迷道院高崎at 18:47
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2011年11月06日

たかさき景観まちづくり、ですか・・・

「第16回たかさき景観まちづくり講演会」に行ってきました。

日本橋再生計画を手掛けている、三井不動産ソリューションサービス本部部長補佐の中川俊広さんが、「残しながら、蘇らせながら、創っていく」というテーマでお話ししてくださいました。

三井不動産日本橋再生計画については柳家紫文師匠も絶賛していましたので、今回、中川氏のお話しが聞けるのを楽しみにしていました。

ただ、ここで講演の内容をお話しするのはとても大変なので、三井不動産のHPをご覧頂くことにしましょう。 → ◇「日本橋再生計画」

講演に先立って、富岡賢治高崎市長のご挨拶がありました。
その中で、
「高崎市は緑が豊かだというイメージがあるが、こと市街地においては全国でも緑が少ない方に入る。駅前の並木の選定の仕方については、『なんという無残な切り方をするのか。』というお叱りも頂いた。これからは緑豊かな市街地にしていきたい。」
という趣旨のことを仰ってました。

また受付では、平成二十一年(2009)に一般公募した「高崎市の美しい景観写真展 作品集」を配布していました。

副題は、「とっておきの場所、教えます」となっています。



この中に、とある団地の並木通りの写真が載っていました。

撮影者のコメントでしょうか、こんな紹介文が書かれています。

「高圧(電気)線が通りぬけて、その真下を中央分離帯(左側)とする道路があり、その中央分離帯に細長く作られているのが広い場所(幅)とはいえないけれど、ケヤキ、サザンカ、サツキと歩道のアメリカフウなど四季折々の楽しみがあります。」

ホントにそうなんです。

春は新芽の緑が目に優しく、夏は木陰をつくり、ちょうど今頃はケヤキアメリカフウの葉が色づき、通りに入ってくると思わず「あー、いいねー!」という声が出てしまいます。
そして冬は、ぽっちゃりした樹形のサザンカが寒さの中に赤い花を咲かせて、心を温かくしてくれます。
そういう並木通りだったんです、・・・昔は。

その景観が、今やこんな姿に・・・。 →
何とまぁ、おいたわしい。

ムクドリの大群が押し寄せるからと、ケヤキの枝は夏の内からバッサバッサと切り落されます。
アメリカフウは、落ち葉の掃除が大変だから(だと思うのですが)、紅葉する前に丸刈りにされて。

今年はどういう訳かサザンカまで、よくぞここまでと思うくらいバッサリやられてしまいました。

考えてみたら、毎年この時期になると同じような記事を書いてるんですね。
     ◇2009年11月19日 「丸刈り並木」
     ◇2010年11月13日 「フウの木の想い」

「日本橋再生プロジェクト」、すごいですねー。
「残しながら、蘇らせながら、創っていく」、大賛成です。
いい講演会でした、素晴らしい話でした。

でも、その話と、この並木の姿とのギャップが、あまりにも大きすぎて。
なんだかなー・・・。


  


Posted by 迷道院高崎at 21:56
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2010年11月25日

「たてっけえし」のすすめ

今日の上毛新聞「三山春秋」に、こんなことが書かれてました。
《画像クリックで拡大》

文中の「2日目」というのが、不肖・迷道院高崎が盛んにおすすめしている、「たってけえし」です。

【過去記事】
  ◇2009年12月08日 号外! 「雷豚」
  ◇2010年02月19日 三国街道 帰り道(5)
  ◇2010年03月01日 号外!「紫文の視点」と「ひたじ飯」」

【パブリックコメント】
《画像クリックで拡大》

いやいや、上毛新聞社に同じ思いの方がいらっしゃったので、ついつい調子に乗ってしまいました。

でも、あえて予言しておきたいのです。
「たてっけえし」を一番最初にメニューに加えた店は、間違いなく全国的人気店になる。
信じるか信じないかは、あなた次第。

さて、どこのお店が始めるかな?
楽しみ、楽しみ。


  


Posted by 迷道院高崎at 20:47
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2010年11月13日

フウの木の想い

それは去年の秋でした

これから愛を告げようと

おめかし始めたフウの木は

野暮な人間のご都合で

「丸刈り並木」にされました

それにもめげずフウの木は

春には夢中で葉を付けて

今年の異常な夏も越え

遅れに遅れた秋がきて

やっとこ おめかし し始めました

11月13日 午前7:52 撮影


ところがその日の昼下がり

唸りを上げるチェーンソー

叫ぶも逃げるもままならず

諦めきったフウの木は

今年も丸刈りになりました

町は灰色になりました

11月13日 午後3:26 撮影


フウの木が 愛を告げたかったのは

道を隔てた公園にそびえる

大きな木だったかもしれません

ちょうど ウクライナ民謡の「小さなグミの木」のように



  


Posted by 迷道院高崎at 19:05
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2009年11月19日

丸刈り並木

今日は、ブログをUPする日ではなかったのですが・・・。
号外ということで。

たまたま通りかかった和田橋から音楽センターまでの道、イチョウ並木が真っ黄色になっていて、とてもきれいでした。
  

← 片やこちらは、とある団地イチョウ並木です。

もう黄葉が終わって落葉した訳ではありません。
落葉する前に、きれいサッパリ丸刈りにして頂いたのです。

これなら、毎朝、落ち葉を掃き集める手間も省けますよね。

この団地の中には、アメリカフウ(楓)の並木道もあります。 →

今、ちょうど紅葉が始まったところで、並木道を美しい秋の彩りに染めようとしています。

ところが、その並木道に今チェーンソーの音が響き渡り、アメリカフウマルガリータに変身中です。 ↓




園芸に詳しくないのでよく分かりませんが、アメリカフウの剪定は今やらないといけないものなのでしょうか。
落葉樹は、葉が落ちてから剪定するものだ、と聞いたような気もするのですが。

できれば、美しい紅葉を眺め終わるまで、待っていて欲しいなぁと思いました。
もしかして、落ち葉に悩まされている団地の方々の要望だったのでしょうか。

丸刈りにされた幹に、しがみ付くように残っている葉の、美しい色が印象的でした。

確かに、紅葉は美しくても、その後の落ち葉は厄介者かも知れません。
どちらを重視するかは、難しいところです。

同じような問題で、土佐の地域住民はこんな結論を出したようです。
http://www.skr.mlit.go.jp/tosakoku/html/tosanomich-america.html

さて、高崎市高崎市民はどうでしょう。

  


Posted by 迷道院高崎at 17:49
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2009年02月05日

気になること

今日は、昭和55年に高崎観光協会が発行した「観音山観光診断に基づく提案レポート」について、ご紹介するつもりであったが、今朝の新聞を見て気が変った。

その新聞記事とは、
上毛新聞の「高崎市 『哲学堂』購入へ 3月議会に予算案」
というものである。

すでに伝えられているように「哲学堂」は、貴重な文化資産を競売によって失うことを防ぐために、高崎市が購入の意思を示している。
このこと自体、大賛成である。

しかし、このことを検討している市議会総務常任委員会のメンバーから、「駅に近くて雰囲気も良いので、市の迎賓館として利用したらどうか。」という意見が出たということが、気になるのである。

いろいろな意見を言うことは、決して悪いことではない。
また、発言者個人を非難するつもりもない。
ただ、この意見の底流に流れている、市議会議員としての意識、発想力、哲学の乏しさが気になるのである。

まず、「市民の税金を使って購入するんだ」という意識が乏しい。
いわば、「購入するのは市民なのだ」という意識が乏しいのである。
それゆえに、市民の役に立つ施設にして還元する、という発想が湧かないのであろう。

次に、この「哲学堂」創始者の志は何であったか、ということに思いを馳せる哲学的思考力が乏しい。

「哲学堂」を、単なる役所の施設、観光施設、美術博物館にしてはならない。
現代人が置き忘れてきたと言われる、「心の豊かさ」をもう一度考え直す場として、「哲学堂」を活用してほしいと切に願う。  


Posted by 迷道院高崎at 08:59
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2009年01月29日

嬉しい話三題

このところ、上毛新聞に、嬉しくなるような新聞記事が続いた。

◇1月27日(火) 「ひろば」欄
   「湖東旅して知る 高崎と彦根の縁」




◇1月28日(水) 社会面
   「高崎哲学堂 市、土地建物購入へ」




◇1月28日(水) 「ひろば」欄
   「高崎城遺跡の櫓 復元し新名所に」





歴史遺産が、高崎の町を元気にしますよー!
   新しいものを作るお金で、
         古いものを復元しましょー!

  


Posted by 迷道院高崎at 07:39
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2009年01月06日

あり過ぎし町、高崎

「高崎新聞(TAKASAKI WEB )に、NPOぐんま代表理事 熊倉浩靖氏の「地域力を2009年の合言葉に」という一文が掲載されている。

この中で、熊倉氏は「数年前から気になっている二つのこと」として、次のように述べている。

「一つは、高崎は人口増が続く数少ない地方中核都市だが、宇都宮が常に高崎以上の人口増を続けていることである。
なぜなのか。
第二は、もっと奇妙なことである。前橋の商業力である。人口減少が続いているのに、商業統計ではずっと高崎より高い売上高を続けている。前橋の方が商都。嘘だろう。」


熊倉氏は、続けて、この謎解きと、市民への提案をされているが、私はその中で興味のある言葉を見つけた。
それは「高崎は何で食べているか分かり難いといわれる・・・」というものである。
これこそ、高崎の町が今一つ伸び切れない、重要なキーワードだと思うのである。

高崎はあまりにも多くのものを有するが故に、「こだわり」を持たない中途半端な町になっていると、私は考える。
例えば、「埼玉県の川越」というと何を思い浮かべるだろうか。
多くの人が、「さつまいも」「小江戸」「蔵」「時の鐘」「菓子屋横丁」などを思い浮かべるのではないだろうか。
現に、川越では「古い街並み」「さつまいも」にこだわり抜いた町づくりで、多くの観光客(しかもリピーターが多い)を呼び寄せている。

翻って、高崎はどうか?
代名詞はたくさんある。「商都高崎」「音楽のある街」「パスタの町」「映画の町」・・・。
名所・名物もたくさんある。「白衣観音」「城址公園」「少林山」「高崎だるま」「鉢の木」「観音最中」・・・。
上毛かるたに「関東と信越つなぐ高崎市」とあるように、交通の要でもあり、都心まで1時間という地の利もある。
あれもあるし、これもある。
しかし悲しいかな、「こだわり」が無い。

例えは適切でないかも知れないが、身体のどこも不自由でない者が、際立ったものを持ち難いのに似ている。
ハンデを背負っている人の方が、むしろ際立ったものを持っているケースが多いのである。
ハンデを背負っている人が、残った機能をフルに活かそうとする、あの「こだわり」「努力」が、「あり過ぎる高崎」には、欠けているように思えてならない。

「広報高崎」1月1日号には、「中心市街地活性化基本計画」の概要が掲載されている。
その計画は、やはり「あれも、これも」で「こだわり」がない。
しかも、「新しい文化を創造」する方針らしく、古いものを活かそうという発想も薄い。

では、高崎は何にこだわれば良いのだろうか。
隠居の提案は、「町名」にこだわった「職人の町」づくりである。
実は、この隠居の案はもう6年前に高崎市に提案している。
「市街地活性化への提案」

その後、南銀座商店街が、それに似たコンセプトで街の風情を整備している。
昨年の「高崎ゑびす講」では、懐かしい本物のクラシックカーを通りに展示して、道行く人の目を引いていた。(中高年ばかりか、若者までも!)
同じ気持ちの人達が居たということが、嬉しくて堪らない。

「町おこしは、町残し」
大分県臼杵市後藤市長、大林宣彦映画監督の名言である。  


Posted by 迷道院高崎at 13:08
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2008年12月17日

もしも、お城があったなら

高崎のお城が写っている貴重な写真がある。
(写真クリックで拡大)
上毛新聞社出版局のご厚意で、「実録・たかさき」に掲載されていた写真を複写させて頂いた。

手前に写っているのは、旧陸軍第15連隊の兵舎である。
高崎市教育委員会がお堀端に立てた「高崎城址」の説明看板によると、写っているのは天守閣ではなく、三層の櫓(やぐら)らしい。
それにしても、今残っていれば良い観光資源になったろうにと、残念に思う。


1998年(平成10年)、高崎城跡には地上21階、地下2階、高さ102.5mの新・市庁舎がそびえ立った。
この庁舎が立つ時、半分冗談、半分本気で知人に話していたことがある。

「どうせ作るんだら、お城の形にすりゃぁ良かったんになー。
そいでさー、市長室は天守閣にしてさー、市長は殿様の格好してるんさ。
男子職員は裃(かみしも)つけて仕事するんさ。
女子職員は腰元だいな。
そうすりゃ、全国から人が来るぜー。
町にも金が落ちらいなー。
観光客は土日に来るから、役所だって土日開くがな。
そうすりゃ、市民だって便利だしよー。いいがんな!なー!
俺に相談すりゃ、教えてやったんにー。ハハハ!」


今、宮崎県庁には、知事見たさに観光客が押し掛けてるという話だから、まんざら馬鹿っ話とも言えないと思うのだが・・・。
今年の漢字と同じで、「変」ですか?わたし・・・。  


Posted by 迷道院高崎at 10:33
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