2010年05月30日

号外!「はるなコケッコー」

榛名の梅エキスを含ませた餌で飼育された、「はるなうめそだち」というブランド鶏がいるんだそうです。
今、その鶏肉を活用して、榛名湖の名物料理を作ろうという取組みが行われているようです。


「はるなコケッコー」は、「榛名湖結構」の洒落なんでしょうね。
面白い!

実は昨年、「高崎市観光振興計画」のパブリックコメントで、「榛名湖の名物づくり」について提案させて頂きました。↓

※パブリックコメント結果の全容は、こちらをご覧ください。

提案にある、榛名湖の民話というのはこれです。

≪ひともっこ山≫ (※もっこ
昔々、駿河の鬼と榛名の鬼が、野っ原でばったり出会い、お互いに自分が日本一だと言ってゆずりません。
「そんなら一つ、力くらべだ。ひと晩のうちに、どっちが高い山をこしらえるか。それで日本一を決めべえ。」
「おう、よかろう。あしたの朝の一番鶏が鳴くまでだぞ。」

鬼はそれぞれの国へ帰り、土を盛って山をつくり始めました。

東の空が白み始め、榛名の鬼が、あと、ひともっこ積もうとした、その時。
榛名の鬼が、前のめりに崩れ落~ちる・・・あ、これは紫文師匠か。
コケコッコォー!と一番鶏が時を告げたのです。
榛名の鬼が駿河の方を眺めると、こちらより高い山が朝日を浴びてそびえ立っています。
「あー!あと、ひともっこ積めばこっちの勝ちだったんべにー!」と、地団太を踏み、オイオイ泣いて悔しがりました。

この時、駿河の鬼がつくったのが富士山で、榛名の鬼がつくったのが榛名富士です。
榛名富士の傍らには、榛名の鬼が積み残したもっこの土が、おんまけて(撒いて)あります。
これが、ひともっこ山です。
そして、地団太踏んだ鬼の足跡に涙が溜まって、榛名湖になりました。
だから榛名湖は、足の形をしてるんだとさ。


≪腰元がに≫
WEB版ちいきしんぶん 
   民話と伝説の舞台「木部姫伝説」でご覧ください。

さて、新聞には、
「名物料理の候補として親子丼、くし焼き、チキンカツ、スープかけご飯などのメニューを検討している。」
とありますが、せっかく「はるなコケッコー」という、面白いブランド名を付けたのですから、もう一押し!
インパクトのある料理とネーミングを、ぜひ!
期待してます!

  


Posted by 迷道院高崎at 07:35
Comments(8)◆高崎雑感