2011年02月17日

紫文ライブ会場 「敬西寺」さんのこと

「柳家紫文 新春ライブ」でお世話になる、敬西寺(きょうさいじ)さん。
今日は、その敬西寺さんのことについて、少しご紹介いたします。

敬西寺の歴史は古く、寛永十年(1633)に敬西という人が開基したと言われています。

場所は、嘉多町覚法寺地内にあり、本堂は間口二間半(4.5m)・奥行四間半(8.2m)という小さな堂宇だったようです。

現在の江木町に移ったのは昭和十五年(1940)、そして現在の本堂・庫裡は平成五年(1993)に建てられたものです。

今回、ライブ会場となるのは、平成十八年(2006)「親鸞聖人750回遠忌記念事業」として、本堂下の駐車場を増改築したホールです。

「お寺は本来、大勢の人が集う場所。住職の仕事は、大勢の人にお寺に来ていただくこと。」と仰る松岡晃一住職は、このホールを活用して、展覧会、コンサート、講演会などを積極的に開催しておられます。

ホールの入り口を入ると、大きなガラスに囲まれた、まるでホテルのロビーのような雰囲気です。

駐車場のコンクリート柱や、配管の露出した天井を木でくるんで、見事なホールに変身させたのは、今回の企画・チラシ制作をして頂いた、「野尻稔建築設計事務所」さんです。

ホールに入ったすぐ右の壁に、おおらかなタッチの蓮の絵が掛かっています。

絵の作者は内野磁(しげる)さん、皆さんご存知の「ぐるりんバス」の車体に描かれている絵が、内野さんの作品です。
ちょうど、今月15日号広報高崎の特集が、「ぐるりんバス」でしたね。

敬西寺さんでは、平成二十一年(2009)に「内野磁作品展示会」を、このホールで開催しています。

ホール外庭の、蓮の花をイメージしたモニュメントには、
「生も死も 任せて 後生楽の春」
の句が刻まれています。

句の作者・手塚雅風さんは、鎌倉街道探訪記(13)に出てくる、俳句会「麻苧(あさを)」の所属です。

手塚さんは、田町手塚歯科医院の先代院長さん。
このご縁もまた不思議なご縁なのですが、長くなりますのでまたの機会ということに。

ここがライブの舞台となります。→

浄土真宗本願寺派の敬西寺の宗祖は親鸞聖人、その書がホールの突き当りに納められています。↓





当日はご開帳されませんので、この場で拝んでおいてください。

本堂もご覧いただけないと思いますので、写真でご覧ください。
極彩色の欄間と天井画の素晴らしさには、目を奪われます。

欄間には、阿弥陀経に詠われている、極楽浄土に住むという6種類の鳥が彫刻されています。

その中に、一つの胴体に頭が二つある「共命之鳥」(ぐみょうしちょう)という鳥がいます。→

身体は一つですが、二つの頭の人格(鳥格?)は別々です。
餌を食べる時、片方の頭はこう考えました。
「あいつさえいなければ、俺はもっと沢山食えるのに」と。

またある時は、こうも考えました。
「羽毛は比類なく美しく、声も世界一美しい。
 あいつさえ亡きものにすれば、この俺が世界一になれるのに」
と。

ある日、片方の頭は毒の入った餌をもう一つの頭に食べさせました。
「これで、全て俺のものになる!俺が世界一だ!」
そう思ったとたん、毒は全身に回って両方とも死んでしまいました。
当たり前ですよね。
愚かな鳥です。

その後、「共命之鳥」は、阿弥陀様によって極楽浄土に救われて行きました。
そして、毎日毎日美しい声でこう鳴き続けているそうです。
   「他を滅ぼす道は己を滅ぼす道。
      他を生かす道こそ己の生かされる道」


考えてみると、人間も・・・。
あぁ、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。

【覚法寺】


【敬西寺】





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Posted by 迷道院高崎 at 22:47
Comments(4)柳家紫文
この記事へのコメント
2月になつて、手塚さんに夫婦でお世話になつています。そうですか・・・。 
そういえば待合室に俳句がありました。

26日は夫婦で出席予定です。
Posted by 捨蚕捨蚕  at 2011年02月18日 02:54
句碑を宣伝してくださって、ありがとうございます。

うちの宣伝までしていただいて、重ねてお礼申し上げます。
Posted by ねね  at 2011年02月18日 08:21
>捨蚕さん

おっ!
治療中でしたか。

26日、お待ちしております。
手塚雅風さんご夫妻もお見えになる予定です。
俳句談義ができるといいですね。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2011年02月18日 22:06
>ねねさん

あの句碑は、本当にびっくりしました!
こんなことがあるんだなぁって思って。

26日は、また人の輪が一回り大きくなりそうです。
また、びっくりするような繋がりがあるのではないかと、楽しみにしています。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2011年02月18日 22:11
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    コメント(4)