この公衆トイレの壁に描いた粕壁宿船着き場の絵が、春日部市の「シャッターアート」の始まりだったそうです。
この後、たった1年間で、春日部の町に30ヶ所の「シャッターアート」が生まれていきます。
それでは、この日見ることができたいくつかの「シャッターアート」を、ご覧頂きましょう。
左の建物はテナントビルだそうですが、この辺は旅籠が多かったそうで、ここを通る松尾芭蕉が描かれています。
右の江戸助というお店は、創業118年の和菓子屋さんです。
川舟が利根川を帆走している絵は、利根川煎餅というお煎餅屋さん。
左側に写っているのは、とてもしっかり作られた木製のベンチで、「日光道中 粕壁宿」というプレートが付いています。
町のあちこちに置かれていました。
ここは「紅雲堂」という、本や文房具を売っているお店です。
江戸時代には、寺子屋に筆や墨などを納品していたことから、この絵柄にしたということです。
このお煎餅屋さんは、シャッターではなく壁に、春日部の名木「牛島の藤」を表現しています。
「一休みしませんか 店内にお飲み物もございます お気軽にお立ち寄りください」の立札が嬉しいです。
お祭り商品と作業服を扱うお店の前には、花壇と一体となった木のベンチが置かれています。
寝具店の小さなシャッターにも、子を守る母親の姿が描かれています。
昭和初期の粕壁駅前停車場通りの風景だそうです。
いやー、もう紹介し切れません。
「シャッター通り」というと、廃業した店のシャッターが下りっ放しの寂れた町並みをイメージしますが、春日部のそれは違います。
その辺のことを、前回に続き「カバ社長の日記」から抜粋引用させて頂きましょう。
ここで疑問が生じます。
せっかくのシャッターアートも、お店が開いてしまったら見られなくなります。
それじゃ観光客は店の閉まっている時にしか来ないじゃないか、という疑問です。
その答もやはり、「カバ社長の日記」に書いてあります。
◇「春日部市のシャッターアートはここが違う!」
高崎の町が取り組むべきヒントが、ここ春日部にあるような気がします。
次回は、シャッターアート以外の春日部をご紹介します。
この後、たった1年間で、春日部の町に30ヶ所の「シャッターアート」が生まれていきます。
それでは、この日見ることができたいくつかの「シャッターアート」を、ご覧頂きましょう。
左の建物はテナントビルだそうですが、この辺は旅籠が多かったそうで、ここを通る松尾芭蕉が描かれています。
右の江戸助というお店は、創業118年の和菓子屋さんです。
川舟が利根川を帆走している絵は、利根川煎餅というお煎餅屋さん。
左側に写っているのは、とてもしっかり作られた木製のベンチで、「日光道中 粕壁宿」というプレートが付いています。
町のあちこちに置かれていました。
ここは「紅雲堂」という、本や文房具を売っているお店です。
江戸時代には、寺子屋に筆や墨などを納品していたことから、この絵柄にしたということです。
このお煎餅屋さんは、シャッターではなく壁に、春日部の名木「牛島の藤」を表現しています。
「一休みしませんか 店内にお飲み物もございます お気軽にお立ち寄りください」の立札が嬉しいです。
お祭り商品と作業服を扱うお店の前には、花壇と一体となった木のベンチが置かれています。
寝具店の小さなシャッターにも、子を守る母親の姿が描かれています。
昭和初期の粕壁駅前停車場通りの風景だそうです。
いやー、もう紹介し切れません。
「シャッター通り」というと、廃業した店のシャッターが下りっ放しの寂れた町並みをイメージしますが、春日部のそれは違います。
その辺のことを、前回に続き「カバ社長の日記」から抜粋引用させて頂きましょう。
「 | 10年前に比べると、街の繁華街が東口から西口に移り、人通りが減ったのは事実ですが、シャッターアートを描いた店はほとんどが営業している店。 現在30ヶ所のシャッターアートがありますが、営業していない店はたった2軒です。 |
春日部のシャッターアートは、「粕壁宿景観再生プロジェクト」の一環の活動です。 | |
さびれた街をカモフラージュするのが目的ではなく、街に残っている魅力的な歴史的資源や自然の資源を市民に気付いてもらうための「見える化」運動がきっかけです。 | |
自己主張するアートではなく、粕壁地区の歴史的景観を補完したり、まちの由来や当時の時代風景を説明するための挿し絵としての役割を担っています。 | |
シャッターアートをきっかけに、この地区に住む人々が今まで気付かなかったこの街の魅力に気付き、様々な歴史遺産を大切に守り、街の魅力アップのために活用していく。 | |
市民たちは、自分の街の素晴らしさに気付き、誇りを持って自分の街を愛するようになる。その結果、市民が街中に集うようになる。 観光客も訪れるようになる。 | |
そんなシナリオを目指しています。」 |
ここで疑問が生じます。
せっかくのシャッターアートも、お店が開いてしまったら見られなくなります。
それじゃ観光客は店の閉まっている時にしか来ないじゃないか、という疑問です。
その答もやはり、「カバ社長の日記」に書いてあります。
◇「春日部市のシャッターアートはここが違う!」
高崎の町が取り組むべきヒントが、ここ春日部にあるような気がします。
次回は、シャッターアート以外の春日部をご紹介します。
※ | 「なっからやらいね」は、「かなりやるね」「結構やるじゃん」という意味の上州弁です。 |