
日本橋再生計画を手掛けている、三井不動産ソリューションサービス本部部長補佐の中川俊広さんが、「残しながら、蘇らせながら、創っていく」というテーマでお話ししてくださいました。
三井不動産の日本橋再生計画については柳家紫文師匠も絶賛していましたので、今回、中川氏のお話しが聞けるのを楽しみにしていました。
ただ、ここで講演の内容をお話しするのはとても大変なので、三井不動産のHPをご覧頂くことにしましょう。 → ◇「日本橋再生計画」
講演に先立って、富岡賢治高崎市長のご挨拶がありました。
その中で、
「高崎市は緑が豊かだというイメージがあるが、こと市街地においては全国でも緑が少ない方に入る。駅前の並木の選定の仕方については、『なんという無残な切り方をするのか。』というお叱りも頂いた。これからは緑豊かな市街地にしていきたい。」
という趣旨のことを仰ってました。

副題は、「とっておきの場所、教えます」となっています。

撮影者のコメントでしょうか、こんな紹介文が書かれています。
「高圧(電気)線が通りぬけて、その真下を中央分離帯(左側)とする道路があり、その中央分離帯に細長く作られているのが広い場所(幅)とはいえないけれど、ケヤキ、サザンカ、サツキと歩道のアメリカフウなど四季折々の楽しみがあります。」
ホントにそうなんです。
春は新芽の緑が目に優しく、夏は木陰をつくり、ちょうど今頃はケヤキとアメリカフウの葉が色づき、通りに入ってくると思わず「あー、いいねー!」という声が出てしまいます。
そして冬は、ぽっちゃりした樹形のサザンカが寒さの中に赤い花を咲かせて、心を温かくしてくれます。
そういう並木通りだったんです、・・・昔は。

何とまぁ、おいたわしい。
ムクドリの大群が押し寄せるからと、ケヤキの枝は夏の内からバッサバッサと切り落されます。
アメリカフウは、落ち葉の掃除が大変だから(だと思うのですが)、紅葉する前に丸刈りにされて。
今年はどういう訳かサザンカまで、よくぞここまでと思うくらいバッサリやられてしまいました。
考えてみたら、毎年この時期になると同じような記事を書いてるんですね。
◇2009年11月19日 「丸刈り並木」
◇2010年11月13日 「フウの木の想い」
「日本橋再生プロジェクト」、すごいですねー。
「残しながら、蘇らせながら、創っていく」、大賛成です。
いい講演会でした、素晴らしい話でした。
でも、その話と、この並木の姿とのギャップが、あまりにも大きすぎて。
なんだかなー・・・。