龍廣寺の東門から観音通りまで、真っすぐ伸びる道があります。
明治四十三年(1910)に造られた道なので、鎌倉道ではありませんが、観音通りを渡った向こう側は鎌倉道「小万坂」の入口です。
「小万坂」へ入る前に、観音通りをちょっと歩いて見たのですが、面白いものを見つけちゃいました。
ちょっとノスタルジックな建物のガラス戸に書かれていた、
こんな文字です。↓
面白いと思ったのは、右の方に書かれている「全舞」という文字です。
前後の文脈から、バネの「ゼンマイ」だと分かるのですが、漢字でこう書くというのは初めて知りました。
本題からは外れますが、気になったので調べて見ました。
「ゼンマイ」って、何となく外来語だと思っていたのですが、れっきとした日本語でした。
「ゼンマイ」バネは、山菜の「ぜんまい」に形が似ているので、そう呼ばれたということで、山菜の方が先なんですね。
となると、今度は山菜の「ぜんまい」の由来が気になります。
いくつかある説の中で、一番気に入ったのが、
「銭舞(ぜにまい)」説です。
出たての芽の姿が、銭がくるくる回っているように見えるので、「銭舞い」→「ぜんまい」となったというのです。
バネの「ゼンマイ」に、なぜ「全舞」という字を充てたのかは定かでありませんが、私はこの字を見た瞬間、「うまいなー!」と膝を叩きました。
「ゼンマイ」の力によって、全ての部品が舞い(動き)始めるんですよね。
一方、「ぜんまい」の芽が出る春も、野山の全てが動き始めます。
だからでしょうか、「バネ」も「春」も、「spring」...(^^ゞ
ってなことを言いながら、鎌倉街道のキーポイント「小万坂」です。→
←「小万坂」の名の由来となったのが、「小万地蔵」です。
これについては、以前、記事にしたことがありました。
相変わらず、きれいに手入れがされていて、お参りをしている人の姿にホッとするものを感じます。
傍らの碑によると、現在の堂宇は昭和十一年(1936)に有志の方が再建したものだそうですが、奇しくも、高崎白衣大観音が完成したのと同じ年です。
当時の人々の信心深さを、思わずにはいられません。
祈る姿というのは、美しいものですね。
この方は、毎日散歩の途中でお参りするそうです。
そういう場所が、地域にあるというのも素敵なことです。
明治四十三年(1910)に造られた道なので、鎌倉道ではありませんが、観音通りを渡った向こう側は鎌倉道「小万坂」の入口です。
「小万坂」へ入る前に、観音通りをちょっと歩いて見たのですが、面白いものを見つけちゃいました。
ちょっとノスタルジックな建物のガラス戸に書かれていた、
こんな文字です。↓
面白いと思ったのは、右の方に書かれている「全舞」という文字です。
前後の文脈から、バネの「ゼンマイ」だと分かるのですが、漢字でこう書くというのは初めて知りました。
本題からは外れますが、気になったので調べて見ました。
「ゼンマイ」って、何となく外来語だと思っていたのですが、れっきとした日本語でした。
「ゼンマイ」バネは、山菜の「ぜんまい」に形が似ているので、そう呼ばれたということで、山菜の方が先なんですね。
となると、今度は山菜の「ぜんまい」の由来が気になります。
いくつかある説の中で、一番気に入ったのが、
「銭舞(ぜにまい)」説です。
出たての芽の姿が、銭がくるくる回っているように見えるので、「銭舞い」→「ぜんまい」となったというのです。
バネの「ゼンマイ」に、なぜ「全舞」という字を充てたのかは定かでありませんが、私はこの字を見た瞬間、「うまいなー!」と膝を叩きました。
「ゼンマイ」の力によって、全ての部品が舞い(動き)始めるんですよね。
一方、「ぜんまい」の芽が出る春も、野山の全てが動き始めます。
だからでしょうか、「バネ」も「春」も、「spring」...(^^ゞ
ってなことを言いながら、鎌倉街道のキーポイント「小万坂」です。→
←「小万坂」の名の由来となったのが、「小万地蔵」です。
これについては、以前、記事にしたことがありました。
相変わらず、きれいに手入れがされていて、お参りをしている人の姿にホッとするものを感じます。
傍らの碑によると、現在の堂宇は昭和十一年(1936)に有志の方が再建したものだそうですが、奇しくも、高崎白衣大観音が完成したのと同じ年です。
当時の人々の信心深さを、思わずにはいられません。
祈る姿というのは、美しいものですね。
この方は、毎日散歩の途中でお参りするそうです。
そういう場所が、地域にあるというのも素敵なことです。
さて、「小万坂」をそのまま下って、分去りを右へ行けば国道下、左へ行けば竜見町の中を抜けて、いずれも城南球場に至ります。 昔はお寺でもあったのか「大音寺河原」と呼ばれていたようで、この辺から烏川を渡る鎌倉道もあったようです。 | ||
今日は坂を下らずに、「小万地蔵堂」の上の細道を辿ることにしましたが、例によって長くなりましたので、この続きはまた次回。 |
【今日の散歩道】