2010年02月06日

号外!「音楽センター新設」


高崎市は、新しいコンサートホールを、音楽センターとは別の場所に建設する方針を決めたようです。
長い期間をかけて調査・検討し、市民の声も良く聞いていたという印象は持っていますので、悩んだ末の結論であろうと思っています。

気になるのは、「完成後も音楽センターの施設を保存・活用するかどうかは、新ホールと切り離して検討する。」という点です。

ぜひとも、いや、絶対に保存・活用すべきであると思っています。
高崎市の、数少ない誇るべき歴史遺産であります。
音楽センターを残さずして、どうして「音楽のある街」と言えましょう。

グンブロにも、こんな記事がエントリーされていました。
「高崎市の音楽センター、場所移し新施設 15年度完成」
(ようざん施設長さん)
「音楽の街!?」(てっしーさん)

実は、「隠居の思ひつ記」最初の投稿記事が、「音楽センター」でした。
そして翌日の投稿記事が、「音楽センター(2)」です。

平成十九年に高崎市産業活性化研究会が発行した、「集客力のある楽しいまちを創るために~高崎市中心市街地における都市観光~」という、提言書があります。
市商工部産業課が事務局となり、高崎経済大学地域政策学部戸所隆教授が委員長になり、14名の委員が1年間かけてまとめたものです。
私個人は、この提言書の内容を高く評価しております。

提言書の中で、「音楽のある街づくり」については、次のような分析と提案をしています。(若干、加筆・省略しています。)

1.「音楽のある街」を謳う自治体は高崎市だけではない。(浜松市、川崎市、岩倉市、宝塚市、明石市、羽村市、野洲市、西宮市)
それらの自治体に対して、卓越化を図ることが求められる。
しかし、高崎市の音楽活動は、対外的にも、対内的にも十分認知されているとは言い難い。
高崎市民において「音楽のある街」が日常化していないのである。

2.高崎市「音楽のある街」を標榜するのであれば、日常的に生の音楽が街にあふれている状況の構築を目指す必要がある。
中心市街地にコンセプトを持たせて、「疑似テーマパーク化」させることが必要である。

3.「音楽のある街」を可視化させるために、「音楽の街」たらしめている群響所属楽団員たちの練習風景を、気軽に見学できるような環境の創出をすべきである。
可能であれば、通りを歩く人の目に留まるようにするのが望ましい。

4.高崎駅の中央コンコースなどに、群響の写真と解説を大々的に掲げるべきである。
また、群響のオリジナルグッズを駅構内売店で販売するようにする。

などなど、高崎の観光振興全般に対する的を射たアイデアが、具体的に提示されています。
一読する価値ありです。
「集客力のある楽しいまちを創るために~高崎市中心市街地における都市観光~」

繰り返しますが、音楽センター「音楽の街記念館」としてでも、絶対に保存すべきです。
「ときの高崎市民、之を残す」と、後世に伝えて行きたいと考えます。




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この記事へのコメント
音楽センターの建築としての歴史的価値はゆるぎないものと思います。
音響がよくないというような意見もあるようですが、
外観ばかりが立派でも音響はイマイチというコンサートホールが多々あることも事実です。演奏家が一番ご存知なのでは・・・。
“コンサートホールそのものが楽器である”という記述を読んだことがありますが、緻密な計算の上に設計された音楽センターの音響はとても心地よいものと感じられました。保存されることを強く望みます。
Posted by 風子風子  at 2010年02月07日 09:47
>風子さん

もうこれ以上、歴史遺産を壊して欲しくないんですよね。

高崎市の世帯数は約150,000ですから、1ヶ月100円寄付してもらえば、年間1億8千万円になります。
維持費としては、充分過ぎると思うのですが・・・。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2010年02月07日 20:02
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