2009年05月16日

みんなまとめて倉賀野神社

倉賀野神社には、沢山の神様が集まっています。
今日は、それらの神様をまとめてご紹介して、そろそろ倉賀野神社を後にしたいと思います。

まずは、「冠稲荷(かんむりいなり)」です。
このお稲荷さんは、以前「飯盛女の心意気」でご紹介しています。
ホームシックにかかり、昔住んでいたところに帰りたいと駄々をこねて、別荘を作ってもらったお稲荷さんです。

そういえば、「お稲荷さん」「飯玉さま」とつながりがあるのです。
飯玉神社のご祭神「保食神(うけもちのかみ)」「うけ」とは食物のことですが、「うか」とも言ったそうです。
そんなことから、同じ食物の神様に、古事記では「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」、日本書紀では「倉稲魂尊(うがのみたまのみこと)」と書く神様がいます。
この神様が、稲の神つまり「お稲荷さん」になったようです。

さらに、「うが」という音をとって「宇賀神(うがじん)」という民間信仰の神様が生まれ、仏教の「宇迦耶(うがや)」と音が似ていることから、これとも結びついてしまうようです。
梵語の「ウガヤ」というのは、白蛇のことだそうです。
そして、この白蛇弁財天の宝冠の中に住んでいるのだそうです。

ほらほら、「飯玉縁起」と結びついてきたでしょう?
「八郎大蛇」は蛇です。
琴を弾いて八郎を悔い改めさせる彫刻の姿は、弁天様そっくりです。

「冠稲荷」の隣に祀られている「甲子大黒天(きのえね・だいこくてん)」は、金運、台所の神様だそうです。

もともとは、ヒンズー教の神様で、夜や暗黒を支配する夜叉神だと言います。
だから、「大黒天」なんですね。

じゃ、何で金運、台所の神様なの?「甲子」って?という謎を解き始めると、また長くなりそうですので、次の機会にしましょう。

境内の隅には、「北向道祖神」という双体道祖神があります。

昔は別の場所にあって、しかも「南向き」だったのだそうです。
ただ、狭い農道の角にあって、農民が天秤棒を担いで通るのに邪魔だったので、向きを「北向き」に直したと言います。(「続・高崎漫歩」より)

やがて倉賀野神社に移された時、そのまま北向きに祀られてしまったということですが、きっと移した人も「北向き」に何か意味があると思ったんでしょうね。
意外と、実用的な理由でした。

さて、この後は、高崎に向かって中山道を歩いてみます。



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Posted by 迷道院高崎 at 08:17
Comments(4)倉賀野
この記事へのコメント
昨日はお目にかかれず、残念でした。
実は私、人見知りする方なんですが、半分の方が顔見知りでしたので、楽しく過ごせましたよ!
本当にいろんな神様がいらっしゃいますね。
地域の歴史を知らせて下さり、勉強になります。
Posted by ぼらぼら  at 2009年05月16日 10:12
>ぼらぼらさん

あー、オフ会ですね。
どうも、沢山の方とお会いするのが苦手で・・・。
みなさんを神様だと思えばいいんでしょうかね。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2009年05月16日 18:40
私高校に入って男性恐怖症になったんですが、その時のアドバイスは「みんなじゃがいもと思え」でした。
大好きなジャガイモ・・・ほんのすこ~し
気持ちが和らぎました(笑)
Posted by ぼらぼらぼらぼら  at 2009年05月16日 21:35
>ぼらぼらさん

え?ぼらぼらさんが男性恐怖症だったんですか?
私はいまだに、女房恐怖症ですが・・・。

グンブロの皆さんは、優しい方ばかりです。
ジャガイモの神様かなー?
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2009年05月17日 08:06
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