2020年10月14日

隠居の控帳 ニーメラー牧師の後悔

マルティン・ニーメラー
ドイツの福音主義神学者、古プロイセン合同福音主義教会、ヘッセン=ナッサウ福音主義教会(ルター派)の牧師、反ナチ運動家。
ナチスの弾圧とそれに対する抵抗運動を描いた詩『彼らが最初共産主義者を攻撃したとき』の作者。
(Wikipedia)

「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」
ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった。
私は共産主義者ではなかったから。
社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった。
私は社会民主主義者ではなかったから。
彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった。
私は労働組合員ではなかったから。
そして、彼らが私を攻撃したとき 私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。」

ミルトン・マイヤー著「彼らは自由だと思っていた」では。
ニーメラー牧師は何千人もの人々の前で、彼自身のことを(あまりにも謙虚に)こう語った。

ナチ党が共産主義者を攻撃した時に、私は多少不安だったが、共産主義者でなかったから何もしなかった。
ついでナチ党は社会主義者を攻撃した。
私は前よりも不安だったが、社会主義者でなかったから何もしなかった。
それから学校が、新聞が、ユダヤ人などが攻撃された。
私はずっと不安だったが、まだ何もしなかった。
ナチ党はついに教会を攻撃した。
私は牧師だったから行動した。
しかし、それは遅すぎた。」

戦前、日本でも学者たちが弾圧を受けた歴史を持つ。
「学問の自由とは何か?」より(Choose Life Project)

ニーメラーは1937年ナチスに逮捕され、1945年まで強制収容所に収容される。
解放後の1946年にゲッチンゲンで説教した時の言葉。
私には罪がある。
なぜなら私は1933年になっても、ヒトラーに投票したし、また正式な裁判なしに多くの共産党員が逮捕され投獄された時にも、沈黙を守っていました。
私は強制収容所においても罪を犯しました。
なぜなら、多くの人が火葬場にひきずられて行った時、私は抗議の声をあげませんでした。

「彼ら」に投票し、「彼ら」に沈黙する、「日本のニーメラー」にだけはなりたくない。




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この記事へのコメント
切実ですね。
Posted by まんじろう  at 2020年10月14日 17:05
>まんじろうさん

はい、切実な問題だと思わなくてはいけないと思っています。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2020年10月14日 20:01
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