2020年06月21日

史跡看板散歩-193 剣崎の宝積寺

県道406号線の剣崎バス停から南へ140mほど入った所に、「宝積寺」(ほうしゃくじ)があります。
史跡看板散歩-193 剣崎の宝積寺
西側の門扉は針金でガッチリ閉められています。

南側の表門へ回ってみると、
史跡看板散歩-193 剣崎の宝積寺
やはりチェーンと門扉で封鎖され、今流行りのロックダウン状態です。

立ち番をしているお地蔵さまと観音さまに聞いてみると、「史跡看板を読みなさい。」ということでした。
史跡看板散歩-193 剣崎の宝積寺
あー、板鼻「称名寺」のご住職が兼務していて、普段は無住のお寺なんですね。
「称名寺」については、グンブロ仲間の風子さんが記事にしてますので、そちらをご覧ください。
  ◇板鼻・七不思議伝説〈3〉♪

これ、山門ではなく鳥居と言うらしいんですが、銅板葺きの立派なものです。
史跡看板散歩-193 剣崎の宝積寺

右の柱には、「天台宗寶積寺」、左の柱には何やらいろいろと書かれています。
史跡看板散歩-193 剣崎の宝積寺

これがなかなか気になります。
上の方の「吾唯足知」は分かりますが、その上にくっついてるマークは何なんでしょう。
「卍」なのかなぁ。

その下に、文字がたくさん書いてあります。
「世間虚仮」「唯佛是真」聖徳太子の言葉で、「せけんこけ・ゆいぶつぜしん」と読むんだそうです。
意味は、「世間は虚しき仮のもの。唯一仏のみが真実である。」ということです。
いかにも、すべてお見通しの聖徳太子らしい言葉ですが、その実は、「仏教で善い世の中をつくろうと力を尽くしてきたのに、世間は相変わらず対立や戦を繰り返している。」と嘆いた言葉らしいです。

「忘己利他」(もうこ・りた)は、「己(おのれ)を忘(わす)れて他(た)を利(り)するは慈悲(じひ)の極(きわ)みなり。」という、天台宗開祖・伝教大師(最澄)の言葉だそうです。
「止悪行善」(しあく・ぎょうぜん)は、読んで字の如く「悪いことは止め、善い行いをする。」
「不思不足」は、「思わざれば足らず」ということなのでしょうか、その後に「創意工夫精進努力」と続きます。

ここまで読んでくると自分にはとても無理なことばかりで、相田みつをの言葉を借りれば、「それがなかなかできねぇんだよなぁ。」ってとこですが、その後に書かれている言葉に、少しホッとします。
「明日は明日の風が吹く
 その風を看(み)て
 其の場に最善の努力する」


最後に、「倫理実践」と結んであります。

「宝積寺」、境内には入れませんでしたが、門前の小僧よろしく勉強させて頂きました。


【宝積寺】





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