2009年03月18日

倉賀野山

「郷蔵道」を北へ進むと、倉賀野城主・金井淡路守が城の鬼門除けに建てたという「養報寺」がある。

さすが城主建立というだけあって、山号は「倉賀野山」、そして、その山門は実に立派な造りである。

天正4年(1576)に造られ、昭和54年(1979)に修復された。

   山門の扉彫刻             山門の天井絵


その立派な山門を潜ると、右手に柵に囲まれた石碑がある。

これは、高崎輩出の俳人・村上鬼城の句碑第一号である。

倉賀野の俳句同好者たちは、鬼城をこの寺に招いては、句会を開いていたという。

刻まれている句は、
   「小鳥この頃 音もさせずに 来て居りぬ」
耳の病のため、音の聞こえなくなった鬼城の思いが伝わる一句である。

句碑の隣にあるは、二代目だそうだ。
一代目は、地面近く横に広く枝を張る大木で、まるで根が無いように見えたため「根なし松」と呼ばれたという。
二代目の襲名披露は、いつ頃になるのだろう。

鬼城句碑の反対側に、物置のような建物がある。

中を見ると、所々崩れた石仏が5体並んでいる。

鎌倉時代末期のもので、今は廃寺となった「長賀寺」を、明治初期「養報寺」に合併した時、移されたものらしい。
できれば、もう少し趣のある覆い屋に安置して差し上げたいものである。

本堂の左奥にも、面白いものがある。

ちょっと見には、最近造ったばかりの池とポンプ小屋に見えるが、小屋には篆刻文字で「弁財天」と書かれた看板がかかっている。

池には、大きな緋鯉と赤ちゃん鯉が、沢山泳いでいた。

さて、「養報寺」にはまだ面白い伝説があるのだが、そのお話は次回ということに。

【養報寺】


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Posted by 迷道院高崎 at 19:40
Comments(6)倉賀野
この記事へのコメント
とうとう、「養報寺」を出してしまいましたか・・・。
ちなみにここの住職と慈眼寺の住職は同じ吉井さん。
親戚です。
顔なじみの住職です。
Posted by 弥乃助弥乃助  at 2009年03月18日 22:04
>弥乃助さん

ハハハ、またお先に失礼だったでしょうか?
慈眼寺の吉井さんと親戚とは知りませんでした。
いい「観光資源」を沢山持ってるお寺さんですね。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2009年03月19日 07:56
高崎お寺マップ・・・・・

「テラマップ」

小冊子なんかどうでしょうか。

協賛広告とれないかな・・・・・

お寺が分かれば高崎が分かる・・・・

そんな感じのやつ。

墓所、墓石もご案内しま~~~~す。

みたいな。高齢化社会。20年後には確実にお世話になるんですから・・・・・
意外と知らないかも知れません。ネオ・エイジド族(笑)。
Posted by 昭和24歳昭和24歳  at 2009年03月20日 07:25
>昭和24歳さん

「テラマップ」!
「ものすごくでかい地図」みたいですね!

でも、以前、弥乃助さんも言ってましたけど、人心が荒んでいる現代こそ、お寺巡りが必要かも知れません。

少なくとも、犯罪を犯した人達には、出所後に義務付けてもいいのではないでしょうかね。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2009年03月20日 19:33
>「テラマップ」!
>「ものすごくでかい地図」みたいですね!

ラーメンの紹介誌みたいな“ムック”でいいんじゃあないんですか。
おしゃれな奴で・・・・・
広告には当然ベンツとか証券会社とか(笑)。
そうそう「葬儀屋さん」もカモかも知れません・・・・・
Posted by 昭和24歳昭和24歳  at 2009年03月20日 21:01
>昭和24歳さん

「石屋さん」もですかね?
弥乃助さんに言っとかなくちゃ。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2009年03月20日 21:16
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