2014年06月18日

始まりました!歴民企画展「夏蚕」

高崎市歴史民俗資料館の、新しい企画展が始まりました。
今回のテーマは、昨年9月に行なった「蚕の懐古展」パートⅡとして、「夏蚕(なつご)」を取り上げます。

「夏蚕って?」と思った方は、ぜひ歴史民俗資料館へ行ってみて下さい。
また、「夏蚕なんて、懐かしい!」と思った方も、どうぞお出かけください。

今回の企画展の顔となっているのが、この「養蚕用旋風機」
支柱には、「群馬県富岡町 原富岡製絲所」の文字があります。

明治五年(1872)に操業開始した官営の「富岡製糸場」は、明治二十六年(1893)三井に払い下げられて民間製糸所となりますが、明治三十五年(1902)に横浜の絹貿易商・原富太郎に売却されます。

これが、「原富岡製絲所」です。
そして昭和14年(1939)になって、片倉工業に合併されるのです。

いつも民俗資料館の展示については、そのセンスの良さに驚かされるのですが、今回もでした。

そのアイデアもそうなのですが、よくまぁ、こんなに手間ひまをかけて・・・。

職員の方々の努力と遊び心、訪れる人へのおもてなしの心が、とてもよく分かる展示になっています。

展示物の中に、さりげなくこんな手ぬぐいが飾ってありました。

「わたしゃ富岡の 玉きぬ生絹
     すゑはいづくで 染るやら」


七・七・七・五の都々逸じゃありませんか!

作者は、「韮塚」とあります。

以前、「手ぬぐい展」の時に学芸員の大工原さんに教えてもらったのですが、富岡製糸場の初代所長・尾高惇忠とともに製糸場の建設に携わった「韮塚(にらづか)直次郎」という人物だそうです。

3月6日の上毛新聞に、その韮塚直次郎が経営していた製糸工場の建物が現存していたという記事が掲載されてました。



すごいことですね。
残すということが、どれほど価値のあることかということを、富岡製糸場の世界遺産登録が証明してくれました。
わが高崎では多くの歴史遺産が失われてしまいましたが、歴史民俗資料館にはまだその遺産を辿る糸口が保存されています。
ぜひ、みなさんに足を運んで頂きたいと思います。

◇企画展 蚕の懐古展2 「夏蚕 なつご」
   期 間:6月14日(土)~8月31日(日)
   時 間:午前9時~午後4時
   休館日:月曜日・祝日の翌日
   入場料:無料
   場 所:高崎市上滝町1058 ☎027-352-1261

【高崎市歴史民俗資料館】






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この記事へのコメント
お早うございます林ちゃんです。昨日朝此のブログで、高崎市歴史民族資料館の事を知り、午後懐かしさを覚えて飛んで行きました。
其れが前から願って居た迷道院高崎さんにお会い出来るとは、思いもしなかった結果に成り、夢の様でした。態々歴史民俗資料館に来て戴き誠に有難う御座いました。今後どうぞお導きの程お願い申し上げます。
迷道院高崎様  後閑林司郎
Posted by 林ちゃん林ちゃん  at 2014年06月20日 05:08
>林ちゃん

こちらこそ、お会いできて光栄です!
想像していた通りの、パワフルな林ちゃんでした。
いろいろなお話しができて、とても嬉しかったです。
これからも、よろしくお付き合いください。
「林ちゃんの隠居部屋」、益々のご活躍お祈り申し上げます。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2014年06月20日 07:46
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