2013年11月24日

一日千秋 「櫻樹の塚」

この日の上毛新聞TAKATAIに、「へー!」と思いました。

いつも吉永哲郎氏の文と清水英寿氏の人形で、興味をそそられている「高崎人物図鑑」なんですが、この日は真塩紋弥が登場していたからです。

真塩紋弥という人物は、出身地の高崎でもあまり知られてないのではないでしょうか。

私も、4年程前に下小鳥町にある「首塚」を訪ねて、初めて知った人物なのですが。
真塩紋弥秣場騒動についてご興味のある方は、この過去記事をご覧ください。
  ◇三国街道 帰り道(6)
  ◇三国街道 帰り道(7)

実は、この真塩紋弥の記事に、とても嬉しいコメントがあったんです。
小説家のたなか踏基(とうき)さんからです。
迷道院高崎様初めまして!
埼玉県上尾市在住のもの書きの「たなか踏基」と申します。 この度真塩紋弥に関する歴史小説を執筆したく各地を目下取材中です。
たまたま貴兄ブログに興味を抱き書き込みました。
私は昔岩鼻の日本化薬高崎研究所勤務で群馬縁の者です。
下仁田町の中小坂鉄山題材の近著『鷺の笛 中小坂鉄山秘聞』(幻冬舎ルネ)があります。
ご興味でしたら各図書館にありますので御高覧賜れば幸いです。」

さらに、
目下取材中で構想を練っている段階です…
近々旧群馬町の某氏や群馬大学の某教授にお目に係りに参ります。諸兄の知見や助言をお寄せ下さい。
拙著『鷺の笛』図書館で見つけられた由 拙著で小栗上野介にも触れています。ぜひ読後感を賜れば幸いです。
更に加賀藩分藩で現富岡に存在した小藩の七日市藩を描いた『七日市藩和蘭薬記』にも目をとめて下さると幸いです。
検索で貴兄ブログにとても惹かれたものです。
日本化薬の社宅に十数年居住した経験で以下の箇所にも大変共感できましたよ(笑)
>岩鼻牢獄の下り
>同代官所跡」
と、なんともまぁ、面映ゆい限りです。

その後も、折々に執筆の進展をメールでお知らせ頂いておりましたが、つい最近、いよいよ12月上旬に全国配本されるというご連絡をいただきました!

書名は、「櫻樹の塚-文明開化に引き裂かれた真塩紋弥-」
出版社は、数少ない書評専門紙の、「図書新聞」社です。
カバー装丁は「新宿鮫」などの装丁で著名な宗利淳一氏、表紙の帯文は、我々世代には懐かしい美人女優・松山容子さんの寄稿だそうです。

たなか踏基さんは、著名な歴史上の人物よりも、歴史の闇に埋もれた市井の人物に光を当てて描くことを執筆方針としていると仰っています。
現在は埼玉県上尾市にお住まいですが、高崎市岩鼻町藤岡市小野に住まわれていたこともあって、群馬県を題材にした著作をいくつも書かれています。

「鷺の笛 中小坂鉄山秘聞」を読ませて頂きましたが、実に広範で細密な現地取材をされており、知らなかった地元の歴史遺産のことや、小栗上野介はじめ幕末における陰の重要人物達の織りなす世界が描き出されていて、実に面白い作品でした。

新作「櫻樹の塚-文明開化に引き裂かれた真塩紋弥-」も、きっと今まで知られていなかった真塩紋弥の人物像と、彼を取り巻く人間模様が描かれていることと思います。
ちらっとお聞きしたところでは、小栗上野介に関わる人物や、高崎五万石騒動のことも登場するようです。

「隠居の思ひつ記」読者の皆さんには、ぜひともお勧めしたい一冊です。
12月初旬を、一日千秋の思いで待っている迷道院からのご案内でした。





同じカテゴリー(◆高崎雑感)の記事画像
号外!歴民企画展「高崎人まつりの記録」
号外!連雀町の百年写真展開催中!
号外!お茶の水村園で秤の展示会開催!
号外! 長野堰用水から見た高崎展
号外! 歴民企画展「製麵機」
不幸だった道標 「國道九號線」
同じカテゴリー(◆高崎雑感)の記事
 号外!歴民企画展「高崎人まつりの記録」 (2018-11-22 11:55)
 号外!連雀町の百年写真展開催中! (2018-11-20 15:26)
 号外!お茶の水村園で秤の展示会開催! (2018-10-30 07:32)
 号外! 長野堰用水から見た高崎展 (2018-07-23 15:24)
 号外! 歴民企画展「製麵機」 (2017-11-15 08:50)
 不幸だった道標 「國道九號線」 (2017-10-22 07:31)

この記事へのコメント
瓢箪から独楽の表現では、適切では無いと、

そんだーけんどさーすげーねー
いっかった
俺も本買ってみんべー
12月が、そのうちくるだんべー
Posted by wasada49  at 2013年11月24日 17:56
>wasada49さん

ありがとうございます!
ぜひぜひ、お買い上げください。

皆さんのお言葉が、ほんとに励みになります。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2013年11月24日 21:17
「高崎人物図鑑」いいですねー。
内容は勿論ですが、お人形の表情や着物(高崎染めのちりめん)が素敵です。
真塩紋弥も興味深いのですが、最近、研修で下仁田町に出かけることがありましたので、中小坂鉄山に関して、もっと調べたいと思っていたところです。早速「鷺の笛・・・」を読んでみたいと思います。
Posted by 風子風子  at 2013年11月25日 10:55
>風子さん

そうそう、そうでしたね。
下仁田町の研修のブログ、拝見してました。
「鷺の笛」、ぜひ読んでみて下さい。
ますます、すごい歴史遺産だったことを感じられると思いますよ。

群馬県のそういう所を取り上げてくれる小説家は少ないので、たなか踏基さんは実に貴重な存在だと思います。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2013年11月25日 18:39
首塚の記録を後世に残した
真塩紋弥に興味がありました。
たなか踏基さんの「櫻樹の塚-文明開化に引き裂かれた真塩紋弥-」を
読んでみたいです。

首塚の悲劇が起きたのは
1616年元和2年正月、
その時の高崎藩主は誰であろうかと
調べていたところなので・・・
Posted by いちじん  at 2013年11月28日 09:01
>いちじんさん

首塚の悲劇が起きたのは元和二年ではなく、元和三年だったと思います。
元和二年には、酷い検地に怒った農民が、役人の帰途を待伏せして殺害した、という話が伝わっていて、その年が明けてすぐということですね。

たなか踏基さんの本、私も興味津々です。
よろしくお願い致します。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2013年11月28日 19:22
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
一日千秋 「櫻樹の塚」
    コメント(6)