2013年09月28日

行ってみました 高崎電気館

4年前、まだこのブログを始めて間もなく、「電気館通り」という記事を書きました。

今日その記事を見てみたら、使った地図サービスが終了していたらしく、昭和30年代の映画館マップが見られなくなっていましたが・・・。

その電気館が、2日間だけ復活するというので、行ってみました。

前橋の映画看板絵師・水上太三雄さんの手書き看板が掛かっています。

その前では、和服姿の若き女性がアコーデオンを弾きながら、懐かしのメロディーを歌っていました。





浪速の歌姫・山口ももえちゃんだそうです。
「柳川町の歌姫」になって欲しい、可愛らしい娘さんです。

電気館の周囲は、昭和のまま時が止まっています。







アコーデオンの音色と、ももえちゃんの歌声を聞きながら裏通りへ入り込むと、あの時代に迷い込んだような錯覚を覚えます。

1階の館内に入りましたが、懐かしさの前に「あれー、こうだったっけなぁー。」と、憶えていない自分に衝撃を受けます。

平成十三年(2001)に閉めたのに、館内はカビの匂いもせず、埃っぽくもありませんでした。
これは、スタッフやボランティアの人たちが1週間前に集まって、きれいに掃除してくれていたおかげです。
ありがとうございました。

この日は、午前から「ここに泉あり」「高崎での話」が上映されていましたが、私は群馬県太田市出身の名優・三國連太郎さん主演の「息子」を鑑賞しました。
劇中で三國連太郎さんが歌う「お富さん」は、電気館のそばに書店を開いていた山崎正(本名:松浦正典)氏の作詞ということで、このイベント主催者の思いが伝わってきます。

上映終了後、2階の映画ホールも見学させてもらえました。







1階よりも広く立派な劇場で、ますます閉めておくには勿体ない思いが募ります。

普段は入れない映写室も、見学させてもらいました。


思い出しました。
子どもの頃、誰か大人の人に連れられて来た電気館で、一度だけ上映中の映写室に入ったことがあったんです。
その時に聞いたシャカシャカシャカシャカっていう映写機の動く音が、今日も聞こえていました。
今はビデオテープでの映写になったので、そういう音はしないんだそうです。
そうかー、だから懐かしい思いがしたんだ。

昭和から平成への階段を、一段、一段・・・と踏み降りていくのです。

「本日はご来場ありがとうございました。次回もまたどうぞ。」の言葉が、キュンときます。

夜の柳川町に12年ぶりに灯ったネオンが、開館100周年の電気館を祝うように煌めいていました。

この高崎遺産を大切に残していてくれたオーナーの広瀬さんに、心より感謝申し上げます。

明日も電気館に入れますよ、皆さん!
テレビでもお馴染みの、大正琴を引きながら弁士をするという山崎バニラさん登場です。
チケットはまだあるかな?
13:30~と、17:00~の2回公演です。
ももえちゃんの懐メロショーも聞けますよ!
行ってみて下さい!





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この記事へのコメント
昔は映画館といえば「電気館」と呼ばれることが多かったようですね。
安中にも「デンキ館」の他にふたつの映画館があったそうですが、今は跡形もなく、さびしいものです。
以前、高崎祭りのとき街を徘徊していて、高崎電気館の前を通ったことがあります。
「へー、こんな建物が残っているんだ…」と思ったものですが、今回迷道院さんの記事で詳細を垣間見ることができて、嬉しいです。
高崎は、最先端のものと懐古的なものとが混在する魅力ある街です。
時代がかったものを保存、維持することは本当に大変だと思いますが、懐かしい雰囲気を長く残してほしいものです。
Posted by 風子風子  at 2013年09月29日 19:46
この時代、映写機の動く音が大好きでした。
それに、フィルムの繋ぐ個所がアナログ的で
良いですね。

それにしても、2日間とは、惜しい限り
常設は、無理でしょうが連休を利用して、
4,5日は開催してほしいですね。
手書き看板も、2日間ではもったいない!
Posted by wasada49  at 2013年09月30日 02:28
>風子さん

あー、安中にも「デンキ館」ってあったんですか。
昔の高崎には結構たくさん映画館があったんですよね。
私の知ってる範囲でも、7館ありました。

私も、、「古いものを残さなくちゃいかん!」なんて言ってながら、テレビで過去の映画を観て済ましちゃってます。
言うこととやることが違いますよね^^;
反省しなくちゃ。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2013年09月30日 11:30
>wasada49さん

2台の映写機で一本の映画を映してるので、途中、画面に出るマークを見て切り替えるらしいですね。
昔は、よく途中でフィルムが切れて、館内が真っ暗になったりしてましたね。

今回のイベントで、もっと電気館を使おうという人が出てくるような気がします。
映画でなくても、講演会や、ミニコンサート、ギャラリーなどとしても使えそうに思いました。

市民力で実現できるといいと思います。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2013年09月30日 11:37
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