2012年10月21日

♪泉に水汲みに来て♪

音楽センターを目的に来るのは、久しぶりのような気がします。

今日は、おもちゃの兵隊さんのようないでたちをした人が、たくさん集まっていました。
マーチングフェスティバルの日だったんですね。

私の目的は、こちら。
「ここに泉あり」の上映会です。

マーチングフェスティバルの盛大な盛り上がりを横目に、じみーな案内ビラが貼られていました。
収容人数二千人の観客席に、百人ほどの方が入ってました。

何度かこの映画を見たはずなのですが、初めて見るようなとても新鮮な感動を覚えました。
モノクロで所々傷が入り、音もブツブツと雑音が混じりますが、それすら子どもの頃に見た映画の懐かしさを、思い出させてくれます。

今はもう見られない高崎の町なかの風景、懐かしい高崎駅の駅舎、アパートのようになっていた連隊の中の風景、楽団が訪れる山村の風景、貧しさの風景、どれもこれもが記憶の中から蘇ってきます。

それにしても、岸恵子さんは美しい。
大滝秀治さんの映画デビューが、この「ここに泉あり」だったと、亡くなってから知りました。
ヴァイオリン弾きの役で出ていたんですね。

この映画を音楽センターで見ることに、意味があるように思います。
もっと頻繁に上映して、高崎市民はもちろん、高崎を訪れた人もひょいと見られるようにしたら、良いのではないでしょうか。
せめて「高崎音楽祭」期間中の、土日だけでも。

今日の次なる目的は、ここ。
「高崎まちなか寄席」です。

元ヤマハ音楽教室が使っていた、小泉ビル





この後も、こんなことを考えて
           いるようです。→

幟と暖簾は下がっていますが、なんか盛り上がりに欠けるなぁと思っていたら、スタッフの方もそれを感じたようです。

すぐに、寄席のお囃子のCDを用意して、流し始めました。
その、気の利き方と行動の速さがいいですねー、気に入りました!

3階に設けられた会場は、お年寄りにはちょっと階段がきつかったようで、もう少し低い階の方が良かったでしょうね。

高座も、その名のとおり高かったですねぇ―。
噺家さんがトンネルでも潜るように高座に上がって、首が金屏風の上に出ちゃってましたからね。
ま、おかげで客の方からは、よく見えてよかったんですが。

古今亭今輔さんの創作落語、よかったです!
演題も「群馬伝説」
そうそう、今輔さんのブログ「上州弁手ぬぐい」を紹介して頂いております。
今日、お礼を申し上げることができました。

師匠の古今亭寿輔さん、なんとも飄々としたいい味の噺家さんです。
私、こういう芸風、好きですねぇ。
噺の締めで、こんなことをおっしゃっていました。
古典落語ってのはね、素晴らしいんですよ。
だけどね、噺家の「噺」ってのは、「口偏に新しい」って書くんですよ。
古いものをただそのまんまやってたんじゃ、ダメなんですよ。若い人に分かってもらって、面白いと思ってもらわなきゃダメ。
そのためには、古いものに新しいものを入れていくんです。
新しいことをやるのは苦しいんです。苦しくってもやらなきゃダメなんです。
「高崎まちなか寄席」も、これからもっと沢山の噺家を呼んで、定席の寄席ができるようにしてって下さい。
それは、お客様の力、特に若い方の力ですよ。」

ここのところ、高崎の町なかが変わってきたように感じています。
というか、変えようという雰囲気、風を感じられるようになってきました。

「ここに泉あり」に終戦直後のバイタリティを感じ、「高崎扇亭」高崎の若いエネルギーを感じました。

今日は、泉に水を汲みに来てよかった。




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この記事へのコメント
去年「ここに泉あり」を音楽センターで上映した時は老朽化したフィルムが不具合で上映が止まるハプニングがあったとか見に行った母が言っていました。
典型的な今時の若者の私は暫く音楽センターに縁がありませんが、幼稚園の遊技会や合唱コンクールなどで何度もステージに上がった思い出があります。
その幼稚園も経営問題で近頃全国ニュースで取り上られています。私が卒業した高校は少子化で閉校し今は跡形もありませんが、幼稚園もそうなってしまうのかと思うと心穏やかではありません。
Posted by 大音竜太郎  at 2012年10月22日 00:37
昨日は秋晴れの良い天気の下、色々な催しで街なかも賑わって嬉しかったです。

恥ずかしながら「ここに泉あり」見たことないんです。
今度見てみます。
Posted by 元氣が一番!  at 2012年10月22日 08:19
>大音竜太郎さん

昭和30年のフィルムをそのまま使っているのかどうかわかりませんが、そろそろデジタル化しておかないといけないでしょうね。

群響も音楽センターも、私が子どもの頃はとても身近な存在でした。
「ここに泉あり」を見て、改めて市民との距離感を縮める努力が必要だと思いました。

自分の歴史に位置するものが消えていくというのは、寂しいものですよね。
違う形になってでも、残していきたいものです。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2012年10月22日 08:46
>元氣が一番!さん

昨日は、声を掛けて頂きありがとうございました。

凄い人出でしたね。
マーチングバンドの参加者が、子どもだというのがいいのかも知れません。
親と祖父母は必ず見に来ますからね(^_^)
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2012年10月22日 08:53
3年前かな、県は財政難の折から
文化予算を大幅に縮小しました。
その影響で群響の予算が
大幅に減らされました。
怒り心頭・・・と言って
何もしないのでは・・・
そこで賛助会員になりました。
お蔭でやみつきになり
昨年からは会員になって
定期演奏会を毎回聴きに行っています。

最近の定期演奏会は、音楽センターが
ほぼ満杯になります。
東京や千葉からも
聴きに来ている方がいます。
Posted by いちじん  at 2012年10月23日 11:45
>いちじんさん

そうでしたか。
いちじんさんのように、自分の方から近づいていかなければいけなかったですね。

これからは、自分に合った出し物を見つけて、行くことにします。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2012年10月23日 19:12
「ここに泉あり」は観たことがありませんが、ぜひ一度観たい映画です。
地元の方は何かとご意見がおありでしょうが、
人口5~6万人の小さな町に比べれば、素晴らしい施設やオーケストラに恵まれて、羨ましい限りです。
最近は近隣のことにばかり目を向けていましたが、なるべく高崎にも出かけようと思います^^。
Posted by 風子風子  at 2012年10月24日 10:50
>風子さん

高崎は昔から幾つもの街道が交わるところで、全国からいろいろなものが入ってきたという文化があるのでしょうね。

良くも悪くも、その文化・気質がいまだに高崎の特色になっているのかも知れません。
私も、高崎にああだこうだ言ってますが、ほんとは好きなんですよね、高崎(^_^)
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2012年10月24日 18:39
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