2012年05月31日

なっからやらいね!粕壁宿(1)

3月にNHK「こんにちはいっと6けん」で放映された、埼玉県春日部市の景観再生プロジェクトの活動を見てから、行きたい、行きたいとずっと思っていたのですが、やっと念願叶って行くことができました。

商店が休日にすることの多い水曜日を狙って、しかもまだお店のシャッターが開かない内に行きたいということで、朝早く家を出ました。

全線開通後初めて通る北関東自動車道から東北自動車道に入り、佐野SAで小休止。

トイレの入り口に、「頭上注意 つばめの巣あり」の看板、上を見ると発泡スチロールでフンが落ちないようにとの気配りです。
いっぺんで、佐野SAが大好きになりました。

到着した春日部の町並みは、高崎によく似ています。

ちょうど、高崎の町なかに中山道が通っているように、春日部の町なかには日光街道が通っています。

ちょっと見にも、高崎と同じように近代的な建物が建ち並んでいます。

ところが、高崎と大きく違うのは、シャッターに描かれているこの絵です。

このような「シャッターアート」が、春日部の町のあちこち30ヶ所に描かれ、往時の粕壁宿の姿を絵巻物風に現しています。

この取り組みのきっかけは、平成二十一年(2009)に春日部市「景観行政団体」になったことでした。
因みに、高崎市はそれより3年早い平成十八年(2006)になっています。

春日部市はそこから「都市景観計画」の策定をするために、デザイン、色彩、景観、建築、法律、都市計画、観光、建設の8人の専門家と公募市民2人で構成される審議会を立ち上げます。
その第2回審議会でのやり取りが、委員の一人、地元のデザイン会社・ビッグアート社長のブログに詳しく書かれておりますので、ぜひ、ご覧下さい。
    ◇カバ社長の日記 「都市景観審議会」

その中で、特に私が感動したくだりを抜粋引用させて頂きます。

全国各地の景観審議会に携わってきたという議長(東大教授)の解説によると、景観条例づくりには大きく2つの方向があるといいます。
一つは、明確な伝統と歴史のあるまちのケースで、強力な規制で伝統文化を守るという方向。
もう一つは、取り立てて特有の歴史や文化を持たない個性の薄いまちのケースで、理想のあるべき姿を設定して新しいまちづくりを目指すという方向。
なるほど、わかりやすい。
議長は続けます。
『春日部は、どちらかというと後者に近いかと思われます』
『えっ!?』
私は、思わず手を上げて発言しました。
『春日部は、数年前までは明らかに前者でした。ただ、近年駅前の開発やマンション建設の急増でその姿が次々と消えかけているのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(中略)
今さら遅すぎるようなあきらめのムードがあるのは事実ですが、まだ間に合うと思います』
私の発言をキッカケに、ようやく会議が動き出しました。
それまで、教科書のような一般論ばかりでピンとこない発言ばかりだったのが、地元委員の人の目の色が変わりました。
そのあと、白熱した発表が続き、ようやくこの会議の手応え感が出てきました。
と同時に、この席に誰がいるかで会議の流れが右か左に方向づけられるという怖さを痛感しました。

どうです。
似てるでしょ、高崎と。

次回は、それから3年後の今、春日部の町がどのようになっているかをご紹介いたしましょう。
「なっからやらいね」は、「かなりやるね」「結構やるじゃん」という意味の上州弁です。





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この記事へのコメント
ご無沙汰しています。

ブログは拝見させていただいていましたが、久し振りにコメントさせていただきたい・・・と言っても、群馬弁(上州弁)に関してですけれど。

「なっからやらいね」・・最初、何のことかわかりませんでした・・・(汗)

もう随分と群馬から離れているので、滅多に耳にしないことも原因でしょうが、字面だけみてもピンと来ませんでした。

私の記憶だと、「なっからやらいね」は「なかなかやるねェ」で、イメージ的には「なからァやらいねェ↑」だったものですから・・。

今の子どもたちも、こんな言い方をしているのでしょうか?
Posted by キレイズキ  at 2012年06月09日 08:22
>キレイズキさん

私もいつもブログを拝見していますので、ご無沙汰してる感じがないんですけどね(^_^)

私の子どもの頃も、「なから」か「な~から」でしたかね。
「なっから」は上州弁の標準語(?)かも知れません。
あるいは、「とても」と「とっても」みたいなもんでしょうか。

今の子どもですかぁ?
ここんところ、子どもたちと遊んでないからなぁ。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2012年06月09日 20:54
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