「何とか」が引くという夏風邪。
その「何とか」だったようで、1週間ほど前から、喉というか、口の中全体の痛みに、いや~往生しました。
唾を飲み込むって、こんなにも口中の筋肉を使っていたのかと、改めて認識させられる程の痛さでした。
きっと世の中もそうなんでしょうね。
普段は分からないけど、ほんとはみんな、結構一生懸命頑張ってるのかも知れません。
傲慢な気持ちになりつつある時、時々、こうやって何かが教えてくれます。
売薬を3日ほど服用しても、ますます重くなる症状に尋常でないものを感じて、かかり付けの町医者に。
大病院と違いほとんど待つこともなく、馴染みの大(おお)先生に診てもらえます。
懐中電灯を点けて喉を覗き、聴診器と打診で診察は終わり。
「大丈夫!風邪です。」と、妙な安心のさせ方が大先生らしい。
薬は必要最小限、3日分しか出ません。
「3日飲んで治らなけりゃ、その薬は効かないんだから。」というのが、持論らしい。
不思議に、3日分の薬を飲み終わる頃、ちゃんと治るんです。
今回も、ぴったんこでした。
そんなS医院が気に入って、もう35年くらいのお付き合いになります。
行き始めた頃は、まさしく「村の小さな診療所」という佇まいで、小柄な奥様が受付嬢・看護婦さん・薬剤師さん・医療事務員を兼務して、こまごまと気配りをされていました。
一人で何でも診る先生は、その頃から大らかでした。
「頭が痛くて仕方がないんですけど、くも膜下の前兆じゃないかと・・・。」と言えば、
「くも膜下なら、ここまで歩いて来られないよ。」
「血圧が高くなっちゃって。」と言えば、
「歳なんだから、しょうがないよ。」
最近、若先生が医療に加わることになって、建物も立派になり、看護婦さんも2人増えました。
何かと大変な個人病院ですが、あの頃の素朴な診療が、これからも続いてくれるといいなと願っています。
その「何とか」だったようで、1週間ほど前から、喉というか、口の中全体の痛みに、いや~往生しました。
唾を飲み込むって、こんなにも口中の筋肉を使っていたのかと、改めて認識させられる程の痛さでした。
きっと世の中もそうなんでしょうね。
普段は分からないけど、ほんとはみんな、結構一生懸命頑張ってるのかも知れません。
傲慢な気持ちになりつつある時、時々、こうやって何かが教えてくれます。

大病院と違いほとんど待つこともなく、馴染みの大(おお)先生に診てもらえます。
懐中電灯を点けて喉を覗き、聴診器と打診で診察は終わり。
「大丈夫!風邪です。」と、妙な安心のさせ方が大先生らしい。
薬は必要最小限、3日分しか出ません。
「3日飲んで治らなけりゃ、その薬は効かないんだから。」というのが、持論らしい。
不思議に、3日分の薬を飲み終わる頃、ちゃんと治るんです。
今回も、ぴったんこでした。
そんなS医院が気に入って、もう35年くらいのお付き合いになります。
行き始めた頃は、まさしく「村の小さな診療所」という佇まいで、小柄な奥様が受付嬢・看護婦さん・薬剤師さん・医療事務員を兼務して、こまごまと気配りをされていました。
一人で何でも診る先生は、その頃から大らかでした。
「頭が痛くて仕方がないんですけど、くも膜下の前兆じゃないかと・・・。」と言えば、
「くも膜下なら、ここまで歩いて来られないよ。」
「血圧が高くなっちゃって。」と言えば、
「歳なんだから、しょうがないよ。」
最近、若先生が医療に加わることになって、建物も立派になり、看護婦さんも2人増えました。
何かと大変な個人病院ですが、あの頃の素朴な診療が、これからも続いてくれるといいなと願っています。