2010年06月11日

東北ぶらり旅 遠野編(5)

東北ぶらり旅 遠野編(5)遠野での宿泊は、「遠野物語発刊百周年ありがとうプラン」一泊二食付きで8,000円という格安料金に惹かれ、「あえりあ遠野」にしました。

「あえりあ遠野」は、市民センターも兼ねた宿泊施設として、平成十三年(2001)にオープンしました。

施設の名前は、市民から公募して選ばれたもので、「沢山の人々がふれあい、交流をするためのエリア」という意味が含まれているそうです。

東北ぶらり旅 遠野編(5)「あえりあ遠野」のエントランスに、巨大な伐り株があります。

傍らに立っている説明板によると、樹齢120年というポプラの大樹だったようです。
説明板には、ありし日のポプラの写真が添えられています。
東北ぶらり旅 遠野編(5)

ポプラが天寿を全うして伐採されたのは、つい2,3年前のようですが、古いものを大切にする、いかにも遠野らしい伐採のしかただと思いました。

東北ぶらり旅 遠野編(5)「あえりあ遠野」の前に、こんな洒落た電話ボックスがありました。
民話のふるさとらしく「伝話の家」となっているのが、いいですね。

後ろの「海鼠(なまこ)塀」の内側は、盛岡地方裁判所遠野支部ですが、その昔は郷校「信成堂」、後に「江刺県庁舎」の跡だそうです。
大きな石碑には「遠野教育発祥の地」と刻まれています。

東北ぶらり旅 遠野編(5)清流、来内川のほとりに、昭和六十一年(1986)オープンしたのが、
「とおの昔話村」です。

案内板には、こう刻まれています。

明治四十一年十一月四日、柳田國男佐々木喜善の運命的ともいえる出会いによって著された「遠野物語」
その舞台の遠野の里には、数百年の時を超えて、いまだ多くの昔話が語りつがれている。
「とおの昔話村」は、「遠野物語」誕生の経緯とその背景、そして昔話の数々を広く紹介する施設として、さらには新しい伝承のあり方を模索する場として、ここに開村した。


東北ぶらり旅 遠野編(5)柳田國男の胸像が建っているこの場所は、元・造り酒屋があったところだそうです。
その蔵は、いま「物語蔵」として柳田國男の生涯を紹介する展示場になっています。
蔵の右隣りにある、格子戸の付いた建物は何だと思いますか?
実は、こんなのです。
なんとも、憎らしいくらいのこだわりですね。

東北ぶらり旅 遠野編(5)像の後ろにある建物は、柳田國男が定宿としていた「旧・髙善旅館」です。
明治から昭和にかけて遠野の町なかにあった、代表的な旅籠屋だそうですが、廃業後ここへ移築し、「柳翁宿」(りゅうおうじゅく)として内部を公開しています。

東北ぶらり旅 遠野編(5)
柳田國男は、東京都世田谷区成城に隠居所を設け、八十八歳で他界するまでそこで余生を過ごしました。

その隠居所を、ここ遠野にまで移して復元しているのですから、恐れ入ります。

来内川沿いの遊歩道には、こんな素敵なスペースがありました。
東北ぶらり旅 遠野編(5)

ここまで見ただけでも、遠野の町づくりへのこだわりと熱意、そして知恵と工夫が感じられたのではないでしょうか。
実は、まだまだお伝えしたいことが沢山あるのですが、今回も長くなってしまいました。
次回で、たぶんお伝えし切れると思います。
もう一回だけ、遠野編にお付き合いください。




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この記事へのコメント
「遠野物語発刊百周年ありがとうプラン」・・・リーズナブルでいいですね~♪
しかしー、自動販売機まで和風とか、立派な旅籠や隠居所の移築・・・というこだわりはすごいですね。うらやましくて、ため息が出ちゃいます。今回も、井戸のポンプやミニ水車など、好きなものを見せて頂いて楽しめました^^。
Posted by 風子  at 2010年06月11日 16:59
>風子さん

「あえりあ遠野」、よかったですよー!
語り部の民話は聞けるし、お料理は美味しいし、町のお豆腐屋さんの豆乳無料券も頂けるし、町は近いし、言うことなしです。

あまりにも安い宿泊代なので、あんなに大きなホテルだと思わず、前を素通りしちゃいました(^^ゞ
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2010年06月11日 20:59
迷道院様、こんにちは。
ますます遠野に行ってみたいなーと思いました。
中学生の頃、「遠野物語」を読んで、宮沢賢治の「イーハトーブ」と共にあこがれがありました。しかし一泊二食付きで8000円は安いなあ。お風呂とかお料理はどうでしたか?
私の家の奥座敷にも座敷童さんが住んでくれないかなあといつも思っていますが、あいにく我が家は「お眼鏡」にかなわないらしく家運は今ひとつパッとしません。
Posted by 柏木沢の農家おじさん  at 2010年06月12日 16:43
>柏木沢の農家おじさん様

遠野、絶対いいです。
お勧めです!

「あえりあ遠野」のお風呂は、温泉ではないようですが、なんとか石の効果でいつまでもポカポカでした。
時間が早かったせいか、大浴場を貸切状態で堪能しました。
お料理は、何て言うのか、小箪笥のようなものに入れられて来るんです。
どれも凄く美味しくて、満腹満足でした!

「あえりあ遠野」の語り部の人が言ってたんですが、「座敷わらし」は貧しい家に住み着いて、その家を幸せにするものなんだそうです。
だから、柏木沢さんの家には来ないのかもしれませんよ(^^)
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2010年06月12日 20:13
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