「鳴石」の史跡看板に書かれていた「権田の七つ石」。
どんな石なんでしょう。
「新編倉渕村誌 第三巻民俗編」を見てみると、「七つ石」でなくて「五名石」となっていました。
あれ?
双方を並べて見ると、こうです。
共通しているのが4つ、してないのが4つ。
ということは、ほんとは「権田八石」なんでしょうかね。
「村誌」には、「五名石」についてこう書かれています。
「五名石」の場所は、字名では分かるのですが・・・。
ピンポイントで分かりません。
「七つ石」のひとつ「腹切り石」は、別の項に記載がありました。
これも、「大明神山下の烏川河岸」にある、ということしか分かりません。
「イボ石」と「ゴンゾウ石」に至っては、名前すら出てきません。
こりゃ、地元の人に聞いてみないと、どうにもならなそうですな。
どんな石なんでしょう。
「新編倉渕村誌 第三巻民俗編」を見てみると、「七つ石」でなくて「五名石」となっていました。
あれ?
双方を並べて見ると、こうです。
【七つ石】 | 【五名石】 |
・鳴石 | ・鳴石 |
・揺ぎ石 | ・動石(ゆるぎいし) |
・ケンズリ石 | ・剣磨石(けんずりいし) |
・立て石 | ・立石 |
・夫婦石(めおといし) | |
・イボ石 | |
・腹切り石 | |
・ゴンゾウ石 |
ということは、ほんとは「権田八石」なんでしょうかね。
「村誌」には、「五名石」についてこう書かれています。
鳴石 | 大きさ四メートルほどの巨岩で、軽く打つと鐘のような音がするので、鳴石というようになったとか。 |
動石 | 小倉にあり、大きな石であるが、少しの力でもよく揺るぐといいます。 |
剣磨石 | 字滝ノ沢にあり、昔、竜が天に昇るとき、尾剣で石を揉み穿ったという穴があるので、この名がつきました。 |
立石 | 立石原にあり、柱のような大きな岩石で、この名前がついたといいます。 |
夫婦石 | 至沢にある石で、大きな石が二つ重なりあっていることから、この名がついたとか。 |
「五名石」の場所は、字名では分かるのですが・・・。
ピンポイントで分かりません。
「七つ石」のひとつ「腹切り石」は、別の項に記載がありました。
むかし、塚越下総守と言う人が大明神山に城を築こうとして、川浦の三沢にカラボリを掘りました。しかし、堀の工事が未完成のうちに敵に攻められてしまいました。 | |
下総守はあわてて馬に乗ったまま、大明神山という岩山の砦から飛び下り、切腹して果てました。 | |
その石が今でも烏川河岸にあって、馬のひづめと刀の跡が残っています。 |
「イボ石」と「ゴンゾウ石」に至っては、名前すら出てきません。
こりゃ、地元の人に聞いてみないと、どうにもならなそうですな。
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